「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

桂駐屯地にお邪魔してまいりました♪  ~工場見学編~

2015年03月04日 | 陸上自衛隊
さてさて、みんなでこちらのマイクロバスに乗り、いよいよ、見学スタートです



到着した場所は、コチラ。



ここでは、陸上自衛隊の車両点検を行っています。





一般的な整備工場と大差ないな、と思ったアナタ甘い



見よこの、美しく整理された工場内を


いつも書いていますが、こういう仕事が綺麗なところが本当に大好きです


そして、女性陣の目を一番奪っていたのがコチラ…



パワーポイントの円を駆使して作画されたということが、一目で窺い知れるアンパンマン(笑)


っていうか、自衛隊ってやけにアンパンマン好きですよね???(笑)


なぜかわかりませんが、とにかく、方々で彼を目にするのは確かです(笑)






さて、さきほどのマイクロバスに戻って、次の場所に行きます。


次に案内された場所は、車両の幌部分や、カモフラージュを縫製、修理する倉庫でした。


その中で、幌を撥水加工する場所に案内して頂くと…




すご~~~く天井が高いのは、揮発性の撥水加工剤が充満しないようにするため。


もちろん、火気厳禁の部屋ですので、コンセントが皆無。


ここで女性陣の目を引いたのが…



やけにでかいミシン


車両の幌だのカモフラージュだのを縫うためのものですから、デカイです



普通の業務用みたいなのもありました。





さて、お次ですが…


ここがですね、ぶっちゃけ建物自体がすごいんです



この、見るからに古い建物…実は、戦前からの建物で、


旧三菱重工業名古屋航空機製作所の、発動機製作所桂工場だったところです。


戦局が長期化する中、軍当局の航空機増産要求に応え、


手狭になったを規模拡大するため、昭和19年に火星型航空機エンジン生産工場として発足しました。


旧三菱重工業桂工場で製作された、火星型エンジンが搭載された航空機は、


九七式重爆撃機 運用:日本陸軍


一式陸上攻撃機 運用:日本海軍


飛行艇 運用:日本海軍


天 山  運用:日本海軍


雷 電  運用:日本海軍


…ですので、主に海軍機用のエンジンを制作されていました。


ここが、まぁ、かなり広くて、曰く、


「甲子園球場2個分」(勿論、東京ドームなどとは言いません(笑))


個人的には、かの富岡製糸工場よりこっちです(笑)


さて、中はこんな感じ。





こういう建物ですから、夏は50度近くまで上がり、冬は以上に寒いという、


非常に気温差が激しい過酷な場所ですが、戦闘職種以外でも、


目立たなくも、日々お仕事されている方達がたくさんいらっしゃる事も知って頂ければと思います。







そして、整然と並べられたコンテナ類たち。


非常招集がかかった時、迅速に出動できるように、効率的に配備されています。



発電機…けっこうなお値段がします(ナイショ)


こんな感じで、とても貴重な工場見学をさせて頂きました。


場所場所に担当の方がいらして、とても丁寧に説明してくださいました。


お忙しい中、お仕事の手を止めての説明、本当にありがとうございました。


後方支援部隊は、戦闘職種からすると目立たない所ではありますが、


後方支援なくしては、どんな行動も起こせない、非常に重要な職種です。


縁の下の力持ちの広報支援部隊のお仕事の一端を、


少しでもお伝えできたらいいなと思います