「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

目達原駐屯地創設60周年記念行事…の予行  観閲式編

2014年10月30日 | 陸上自衛隊


さてさて、


今回訪問のメインとも言える、


記念行事の予行に参ります。


今回、私が楽しみにしていたのは、


何と言っても、ヘリですヘリ


陸上自衛隊唯一、全てのヘリが揃っている、


ヘリの聖地・目達原駐屯地ですから、


もちろん、楽しみなのは、


数々のヘリの編隊飛行ですよ


そしてこの日は、ヘリが飛行するにはお誂えの良い天気です。


ちょっと風が強めかな~と言う感じでしたが。


やや日差しが強い中、


予行の場所に向かっていると、


ちょっと太めの長旗っぽい黄色い旗が目に入りました。



艦が好きだと、旗にも敏感になりますね…(笑)


「あの~、あの黄色い旗は何ですか??」


と尋ねると、


「あ、あれは、空挺が降下する時に、風向きや風の強さを見るものです」


とのことで、


「えっ…ってことは???…空挺、来てるんですか


「はい、来てます。ただ、今日は風が強いので降りるかどうか…」


わざわざ、記念行事のために、


空挺団の三名陸曹さんが習志野からお越しになっているのそうで、


そりゃあ、ぜひとも見たいですよね


がぜん期待が膨らみますが、期待しないでおくことにしました。


そうこう話しているうちに、目的地に。



う~ん、準備中ってかんじ


あの、一糸乱れぬ本番の前に、一体どんな練習をしているんだろうって思ってたんですけど、


見たかんじ、そんなに大きく違いがないように感じました。


広報室長さんも、


「練習なので、ちょっとグダグダだと思いますが…」


とは仰っていましたが、


いやいやいやぜんぜんそんなことないです



ね、自衛官も椅子も、本番さながらキレイに並んでます。


ちなみに、すっごく驚いたのはこの椅子。


本番近いからこのまま出しているのか思っていたら、


練習が終わったら、全部片付けるんです


びっくりしていると、


「この後、普通の演習もありますから。

 まぁ、自衛隊だからできることですよね」


と。


たしかにそうですけど…


一般的な感覚だと、本番前くらいしか、椅子を並べないし、


せいぜい、中央の舞台の周辺2~3列程度でしょう…並べるとしても。


これは、私的には結構衝撃的でした(笑)


ここでおもしろかったのは、


観閲官の入場ですね。


駐屯地司令ご本人は登場されないので、


自衛官のどなたかが、偉い人の役をされるわけですが、


ゼッケンみたいに、


「司令」とか「知事」とか書いてあるものを前後に下げている様子が、


なんだかかわいかったです(笑)


「今日は、○○一尉が司令の役です」


と仰ってましたので、


偉い人の役は日替わりの様子。


これって、せっかくだから、やっぱりこういう役をやりたいって思うのかな?(笑)


聞くのを忘れてたけど、この役目って、


どうやって決めるんだろう???


そんなことを考えながら見ていると、


ん?


迷彩の後ろにスーツ姿や自衛官らしからぬグレーの作業着の人も並んでる???


「あ、あの方たちは民間人ですが、ここは補給所なので、いろんな人が働いていますから。

 みんな同じように働いているので、あのように一緒に並んでいます」


なるほど。


…しかし、自衛官と一緒に並ぶって、特にそんな訓練したことない民間人には、


ちょっと、いやかなり大変なんじゃないかと思った。








そして、次はいよいよ観閲行進。


待ちに待った観閲行進です!!!



ハイキターーーーーーーー


まずやって参りましたのは、


UH-1


UHの1と6の区別がつかない私、


おしりが扇風機なのが1だと、ごく最近知りました(笑)


これは、おしりが扇風機なので、1ですね、っと。


この子、やってきてから、ず~~~~っとしばらく


このままここで、ホバリングしてました。


なにしてんだろ~?と思っていたら…





こんなかんじで、次々とヘリがやってくるのを、


先達として待っていた模様



ま~なんですか、カルガモの親子みたいに、


ヘリが一列に並んでて、めっちゃカワイイ


また、先頭のUH-1が、そろったかな~って時に、


くる~~~っと、後ろをむいて、


「みんな、そろった?来てる?ちゃんと来てる?」


みたいなかんじで、確認して、


一斉にばぁ~~~っと飛び立って行ったんですよ


や~も~、超カワイイ







最後はCHでした~。


つか、私、目達原に来たというのに、


まさかのアパッチ取り忘れ…


撮ったと思っていたのだけど…画像ない







さて、次に登場したのが、ラッパ隊



みなさん、パイプ椅子を持ってご登場。





広報室長さん曰く、


「うちのラッパ隊はまだまだなんですけど、

 でも、やらせてみよう、ということで、みんな本番に向けて頑張ってます」


とのこと。


ラッパの演奏自体は、なるほどたしかに、っていうところはありましたが、


でも、


演技自体は、今まで見たどのラッパドリルより凝ってました


しかも、私がびっくりしたのは、




わかりますか?


椅子に段ボールを貼っているんです。


これ、踏み台昇降みたいに、椅子の上り下りをするので、


椅子を汚さないようにしてあるんですよね…。


こういう小さな気遣いが好きです…。


そして最後、




60周年の感謝を込めての文字が


途中、ちょっとご愛敬なところもありましたけど、


すっごくカワイくて、気持ちのこもったラッパドリルでした





そして、お次は車両パレード。


何度も言いますが、ここは補給所なので、


戦車とかミサイルとか、そういった、いかにも~なものは来ません。


ちょっと不思議な車両が多かったのですが、


とりわけ目をひいたのは、コチラ↓↓↓



そう、フォークリフト(笑)


か、かわいいぞ~


駐屯地の車両パレードで、これはなかなか見ないと思いますね(笑)


賛否両論あるそうですが、


これも、19,20歳の女の子が


懸命にこれを操って仕事していることに意味があるんです、との言葉に、


なるほどなぁと思いました。


自衛隊の装備や車両というと、どうしても華々しいものに目がいきがちですが、


こういう、地味かもしれないけど、


縁の下の力持ち的なお仕事をしている自衛官や車両もいる、ということは、


やっぱり、知っておいてほしいなぁと思いました。


あとは、こちら。



一見普通の軽トラみたいですが、これ、


処理後の爆発物を運ぶ車です。


はい、そうです、ここ目達原駐屯地には、


不発弾処理隊も存在するのです。


ほんっとに、どんな部隊でもいるんだな、と思ったら、


音楽隊以外、全ている!という、本当にすごい駐屯地でした。


ほかに珍しいのが、


映像写真小隊空中伝送班なる部署。


読んで字のごとくですが、


ヘリに乗って、空中から下の様子を撮影し、


その画像を内閣総理大臣(首相官邸にかな?)


に直接送ることができるんだそうです。


いわずもがな、東日本大震災の時にご活躍されています。


そうこうしているうちに、


遠くからヘリの音がしました。


お帰りになった模様です。





今回、予行でしたから、


ちょ~~~っと早かったみたいですが、ま、それもご愛敬



HUよ、おかえりなさいませ~。


そしてそして、


ヘリが返ってきたと思ったら、


「空挺が降りましたよ!」


と。


「えっどこどこ???」



白い点が見えますか~?



ちょっと近づきました。





はい、そうなんです。


降りないかも、と言われていた空挺、降りてくれました


青空に白いパラシュートが映えています


実は、本番は台風が接近する悪天候だったので、


空挺は残念ながら…でした…ので、


ここで、お写真を披露できてよかったです~~~


取材させて頂いていたおかげで、


ここで披露することができました


ありがとうございます


しかも、総火演と違って、すっごく近くに降りてくるので、


降下後のお片付けシーンも間近で見ることができました


や~これはうれしかったですね


もう、ほんっとに、お腹一杯、大満足ですよ


ほんっとに、行ってよかったです


広報室長さんには、


お忙しい中、ご無理を言ってしまいましたが、


行かせて頂いて、本当によかったです。


なにより、自分の地元の、


唯一の駐屯地のことを、知らなすぎたことを反省し、


そして、知ると、すっごく楽しくてスゴイ所だという事が分かって、


行ってよかったです


広報室長さん、お忙しい中ありがとうございました


目達原駐屯地創設60周年記念行事…の予行  資料館編

2014年10月27日 | 陸上自衛隊


またまた、しばらく更新をお休みして、申しわけございません。


いろいろと弾丸移動中でしたので、


なかなか、ゆっくり更新する暇がなく、面目ない限りです。


しかも、一度、記事が消えてしまい、もう、へこむへこむ(笑)


ようやくそのショックから立ち直ったので、


更新します~。





さて、今回の記事は、ラジオでも2週に渡ってお送りしました、


陸上自衛隊強化月間シリーズ第2段


佐賀県唯一の駐屯地、


目達原駐屯地の創設60周年の記念行事


…の予行についてのレポートです。



ん?予行??


はい、そうなんです。


なぜ予行かと言いますと、


せっかく防衛モニターにさせていただいていますので、


それをフル活用して、


もっと、自衛隊の広報のお手伝いをしたいなぁと思い、


ラジオ番組の取材ということで、


お邪魔させていただきました。


その節は、広報室長さん(WACさん)に大変お世話になりました~


で、実は、


創設記念行事本番は天気が悪かったので(←大抵予行の方が天気がいい)


この予行を見学させて頂いたおかげで、


いろいろと貴重なレポートを書くことができたことを


うれしく思います






さてさて、まずは、広報資料館に案内して頂きました。


最初、パワポを使った目達原駐屯地についてのいろんな説明を聞かせて頂きました。


私の感想を端的にいいますと、


目達原駐屯地、何気にいろいろスゴイ


です(笑)


まぁ、最近、佐賀空港にオスプレイ配備か


で、妙に脚光を浴びることになり、


目達原への見学希望者が激増したとのことですが、


そんなことでなくて、


何がすごいか


そう、それはですね、


ここ目達原駐屯地は、


陸上自衛隊唯一、全ての回転翼(ヘリ)が揃っているという、


いわば、ヘリの聖地ですよ


さて、ここで陸上自衛隊ファン、並びに回転翼ファンの皆様ならピンと来たはずです。


陸上自衛隊の回転翼が全て揃っているという事は…


…そうです


あの対戦車ヘリ、アパッチ部隊が日本で唯一存在している駐屯地なのです



ってことなので、


もちろん、総合火力演習で現れたアパッチは、そう、


ここ佐賀県からはるばる飛んで来たものなのです


これだけで、もうお腹いっぱいってくらいにうれしかった私(笑)


…なのですが、


目達原は、そもそも補給処なので、


いろいろおもしろいことがたくさんあって、


私の不思議なもの好きを余すところなく満たしてくれました(笑)


お話を伺った資料館で、私が気になって仕方なかったのは、コレ。



逆から見た日本地図のタペストリーです。


日本部分が迷彩になっているのがカワイイ


のですが、なぜ、こういうものがあるかといいますと、


ここは、補給所なので、


既定のサイズに合わない大きさの方の制服を


ココで制作しているからなのです


ちなみに、前回の記事の熊本市健軍の記念行事の時は、


かのくまモンが、迷彩服を着て登場してくれますが、


そのくまモンの制服も実はココで作っているのだそうです


そして、この地図、なぜ日本列島が逆さになっているかと言いますと、


これは、中国から見た日本を表しているからです。


地図というものはおもしろいもので、


視点を変えると、180度世界観が変わります。


この地図を見ると、


中国がなぜ、あれほど執拗に尖閣を狙ってくるかがよく分かると思います。


中国から見ると、日本って、邪魔で仕方ない、ってことが(笑)


これは、前の駐屯地司令の御下命で制作されたのだそうですが、


その前司令の想いがこちらです。



もちろん、これも縫製によるもの。


戦における補給の重要性はいうまでもないですが、


本当に、この目達原は戦略上の要地にあるということが分かる1枚です。


あ、写真では分かりにくいですが、


九州の佐賀県の部分が白くなっています。


わかるかな~??






さて、お次。


ここは、歴史資料ももちろんあります。


何と言ってもここは、


かの大東亜戦争中、


陸軍特別攻撃隊…いわゆる特攻隊が飛び立って行った場所ですので、


実際に、この地から飛び立って逝かれた特攻隊員のアルバムがありました。


あまりこれを真剣にみてしまうと時間もない上に、


涙が止まらなくなってしまうので、あえて、手に取ることはしませんでした…


またの機会に、ゆっくり拝見させて頂きたいと思います。







ここの展示物に




こんなものがありました。


カワイイとっくりみたいですが、


コレ、陶器製の手榴弾です。


世の中には、これを専門に研究している大学院生なる方もいらっしゃるらしく、


先日、その方がこちらにお越しになったのだとか。


かなり、ニッチな研究をなさっておいでですね…。


他にも、



軍刀(なぜか海軍のもの)がありましたが、


ず~~~~~っと気になるのは、やっぱりコチラ。



肉弾三勇士で有名な、江下伍長の像です。


この方、佐賀県出身なんです。


歌まで作られて英雄になった(された?)方です。


…この方自身よりも、私が気になったのは、コチラ…



頭上に注目してください。


一段、高くなっていますね?


これはもちろん、このままだと天井に、江下伍長像がつっかえてしまうので、


ここ目達原駐屯地の自衛官が、


天井工事をされたのだとか…


本当に、自衛官ってなんでもされますよね


まぁ、私はこういうところが、大好きです


さて、もう1つ気になっていたのが、コレ。



あきらかに、


あの缶コーヒーのおまけと思しき護衛艦や戦闘機たち(笑)


広報官のお一人が、


私財を投じて集められたのだとか(笑)


いくらかかったかは、特定機密だそうです(笑)


…と、


こんな感じで資料館を見学させて頂きました


いろんなお話を聞かせていただいたり、


思わぬ展示物もあったりと、


結構楽しめました





…そして、次は、


記念行事の予行の見学に参りま~~~す





西部方面隊創設隊59周年記念行事に行きました! ~祝賀会食編~

2014年10月14日 | 陸上自衛隊

また、しばらく更新が空いてしまい、申しわけございませんでした。


さて、続きです。


私が、待ちに待っていた時間が、そう


この祝賀会食です


この日の私の最大の目的は、そう、


番匠陸将にお会いすること


そのチャンスは、この祝賀会食において他にございませんのでね。







と、いうわけで、


雨の中、会場の体育館へと向かいます


指定された席に向かうと、


10時方向に、顔見知りの海自さんが、白い詰襟を来てお越しになっているのが見えました。


おひさしぶりです、と挨拶をし、何気ない会話を交わしておりました。


海「今日は天気が残念でしたね」


私「ですね~。来年は晴れるといいのですが」


海「去年も雨だったみたいですよ(笑)」


私「えぇそうなんですか?」


海「いつも、雨らしいですよ。今日も、雨だったので、気を使ってくれて、

  観閲式の車両のスピード、早かったですよね(笑)」


私「あっやっぱりやっぱり早かったですよね


海「早かったですよ(笑)」


ということで、早い???と思ったのは、気のせいではなかったようです。







ちなみに、会場はこんな感じです。





万国旗ではなく、もちろん部隊旗


式次第が始まると、


来賓の御挨拶がありました。


前々回の記事で触れたとおり、


ここでは、3名の国会議員がご挨拶されました。


通常、こういう挨拶は退屈極まりなく、不快にさえさせるものですが、


この日は、みなさん、なかなか素晴らしいスピーチでした。


短く、要点がまとまっていて、熱もこもっている。


そんな感じです。


政治家も自衛隊を応援して支えている、という事が、


建前でなく、伝わってきました。


素晴らしいですね。





その後は、


西部方面隊総監番匠陸将が、副官を従えて御登壇



遠い…


番匠陸将の御挨拶のあと、


「私の大事な右・左の両腕をご紹介します」


と仰って、副官殿をご紹介され、


それぞれの副官殿からも御挨拶があり、お一人が、


「命令を受けたら、喜んでやっております!」


とお話され会場内の笑いを誘っておいででした(笑)


ほっこりしました。


その後、西部方面隊の、ご存命の歴代総監が勢ぞろいされたのですが、


この様子はなんともいえないインパクトがありました



(見えますか???)


その中で、最高齢と思われる第9代総監を務められた堀江正夫元陸将が、


代表でご挨拶されました。


…この方をウィキペディアで調べると、御歳99歳


陸軍大学を卒業された陸軍少佐の時に、終戦を迎えられた方です。


お兄様は海上自衛隊の元舞鶴総監を務められた元海将ということで、


御兄弟そろって、国防の重鎮でいらした方ですね。


堀江元陸将は、杖をついての御登壇で、


お言葉も少し聞き取りつらい箇所はありましたが、


矍鑠として、という言葉が本当にぴったりで、


「いつも、この国を護ってくれてありがとう!これからもよろしくお願いします」


と、仰った時、言葉は本当にシンプルでしたが、


そのお声は、それはそれは力強く会場内に響きました。


この瞬間に立ち会えただけでも、


堀江元陸将のお言葉を聞けただけでも、


ここに来た価値があったと感じました。







その後に、鏡割りが行われるので、


いろんな来賓の方が御登壇されましたが、


その中には、かなり体格の良い(っていうか…大きいっていうか…)


海兵隊の指揮官や


米軍の指揮官もいらっしゃってて、


ぱっつんぱっつんになりながらも、半被を来ていらっしゃる様子に、


ちょっと微笑ましくなりましたね~(笑)


そして、鏡割り後、


ようやく、会食スタート


10分くらいで、ささっと腹ごしらえをして、


あとは、お会いしたい人の所へGO


一通り、御挨拶をすませて、


いざ番匠陸将の元へ


と思ったら、ブルーインパルスのサインの列と見まごうくらいの長蛇の列…。


さ、最後尾はどこ???


みなさん、考えることは同じですね~(笑)


普段、並ぶの嫌いな私ですが、


ココはもう、仕方ないので、腹をくくって並ぶと、


その後ろに並ばれた方と、思いがけず楽しいお話ができ、


全然時間を感しませんでした


ようやく、順番が来て、御挨拶をさせて頂き、


ちょこっとお話させて頂くと、


ちゃんと、広報担当のカメラマンが撮影をしてくれます。


この長蛇の列の、全ての方とのツーショットを撮影されていました


すごい…。


ちなみに、このカメラマンさんは、某有名女優さんのお兄様でした(笑)


言われてみると、たしかになんとなく似てましたね~。


誰のお兄さんかは、交流サロンにて、私にお尋ねくださいね~(笑)


こっそり教えます


芸能人の御家族って、案外、自衛官多いんですよね。


不思議と。


ちなみに、番匠陸将はこの方。



よく、素晴らしい人のことを、


「あの人は人物だ」といういい方をしますが、


まさに、人物、という言葉がぴったりくる方だという印象でした。


番匠陸将は、怒鳴られたりすることは一切ないそうです。


個人的に、一番驚いたのは、


そんなに会話をしていないのに、


海上がお開きになった時のお見送りで、


「みねさんもがんばってくださいね」


と名前で呼んで頂けたことです。


ほんっとにびっくりしました


あれだけの人がいたのに…。


すごいとしか言いようがないです


ちなみに、


右肩の上にちょこっと映っていらっしゃる方は、


海上自衛隊佐世保総監部の幕僚長です。


他にも、鹿屋基地の群司令もお見えでした。


群司令は、元P3-Cのパイロットでいらっしゃいます。


「今日、P3-Cが飛んできてうれしかったです


と申し上げましたら、


「飛ばせてよかったです。無理かな~と思っていたのですが、

 無事に飛ばせて式典に花を添えることができてよかったです


と、素敵なお言葉









と、まぁ、こんな感じで、目的も無事に達成できたし、


本当に楽しい時間でした


来てよかった~


この後は、雨で人が少なくなった展示コーナーに向かいました。


そこにあったコスプレコーナーで、


プロフ画像を取ったわけです(笑)


まぁでも、やっぱり、ちっちゃい子供のコスプレがほんっとにかわいかったですね



とてもかわいらしいお嬢ちゃまが、


「お姉ちゃんと一緒に撮る~」(←お姉ちゃんと言ってくれてありがとう


と言ってくれたので、仲良く撮影してきました。


これもまた、よき思ひ出です…。


雨で、天気は残念な感じでしたが、


来てよかった


がいっぱいあった記念行事でした。


ぜひ、皆様、来年は行ってみてくださいね




*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆


本日2100時から


FM「みね姉のひとりごと」放送あります~


今日は、記事と同じく、


西部方面隊創設59周年記念行事についてのお話です


よかったら、聞いてくださいね~




西部方面隊創設隊59周年記念行事に行きました! ~観閲行進編~

2014年10月09日 | 陸上自衛隊

無事に式典も終わり、


式典参加者は次のプログラムである、


観閲行進のために、駐屯地の外に移動します。


ん?移動?


はい、そうです。


この健軍駐屯地の正門前は、


その名も


「自衛隊通り」


という直線道路になっており、


な~~~んと、


この公道をつかって観閲行進が行われるのです


ちょっとこれは、私は初めての体験ですので、


テンション上がりました


…が、しかし…


式典の終了10分前くらいから、


雨がぱらつきだし、終わるころには、


わりと普通に降り出していました


雨が降り始めるやいなや、テキパキと、


来賓席に先ほどのレインコートを配布されるあたり、


さすがは自衛隊


私も、ありがたく、先ほど頂いたビニールのレインコートを着込み、


いざ、公道「自衛隊通り」へと向かいました。






その途中で、


うっかり、くまモンシールを女性に手渡している往年の自衛官を発見し、


目があってしまいました(笑)


私「あ、見ちゃいました・・・」


自「では、これ、どうぞ」




私「ありがとうございます~


自「その代わりに、アンケートに答えてもらっていいですか?」


私「あ、はい!もちろんです!!」


・・・いろいろ質問があって・・・


自「今日は何が一番楽しみでしたか?」


私「今からの観閲行進と、祝賀会食です


自「…えお腹すいてるんですか???」


ん~、いい返しだ100点の返しだ


ちょっと、この方と波長が合う感じがしたので、


がぜん、こちらもノリノリになってきたよ~(笑)


自「…本当は今日、ヘリの体験搭乗も予定していたんですけどね~


私「え?そうだったんですね…残念でしたね。この天気じゃ無理ですもんね~」


自「そうなんですよ~。でも、予定していたことだけは、言っておきます…」(ナゼに


私「あ、でも私、この前ヘリの体験搭乗したので、別にいいです(笑)」


自「えそうなんですか?何に乗ったんですか


私「UHです~


自「あ私も、この前UHに乗ったんですよ~


ここで、妙な意気投合(笑)


自「もちろん、仕事でですけど、これが、新米のパイロットでですね~…


  ただでさえ風が強くて揺れてたのに、車長が(それをいうなら機長(笑)…クセなんだね(笑))が、

  
 そこ右!そこは左!…とか言うんですよ~。勘弁してくれ~って思いました(笑)」


そりゃ思うわ(笑)


ご無事で何よりでした…皆様








そんな楽しい会話のひと時を終えて、


雨の中、自衛隊通りへ。


公道沿いに、椅子がずらっと並んでおり、


再び席を探します。


今度はアルファベットで「P」


どうにかたどり着き、ちょうど一席、最前列が空いていたので、


上品な感じのおばあ様のお隣に失礼させて頂きました。


こちらのおばあ様が、


私が濡れないように気を配ってくださったりととても素敵な方でした


「私の息子は中隊長だったの」


と仰っていましたので、毎年この記念行事に参加されているご様子。


「観閲台の近くだったねぇ、よかったのだけどねぇ…。


 あの台の所で、敬礼するから、そりゃあかっこいいのよ


といろいろお話してくださいました。


こういうひと時がまた、こういう式典の魅力ですね


あと、いつもながら、細かいとこを見る私ですが、


今回も、これ↓↓↓



何かって??


最前部に貼ってあるロープですよ。


これも、たわみがないように、


いちいち、ちゃんと整えていらしたんです!自衛官が!


本当に、キレイな仕事するなぁ~って思いました。






さて、県旗が行進して来た後、音楽隊が行進してきた…のですが、


なんか、すごく不協和音…


「????」


と思っていたら、席の後ろが、ナ○コだったので、


店内音楽やら、店内放送やら聞こえてきたのでした(笑)


ま、公道なのでね、これは仕方ないですね。


そう


仕方ない、と思える迫力でしたよ


それから、


観閲舞台指揮官の行進 (雨に気を取られて写真撮り忘れる)



西部方面普通科連隊




偵察部隊 





普通科部隊 (合ってますよね??)







特科部隊  (…合ってますよね???)







高射部隊 



施設部隊   (…合ってますよね…) 





後方支援部隊 



化学部隊 



予備自衛官 



戦車部隊 





え~っと、もっと写真いっぱい撮ったんですが…


…言いわけをさせてもらいますと、


ナ○コの店内放送で、離れた所からのアナウンスがかき消され、


ほとんど聞こえたなかった上に、


デジカメを、PCに取り込んだ際、


順番がバラバラになってしまったという…


撮影中に、恐れていた通りの事態になってしまいました(ノ_-。)


撮りながら、


「これ、何がどの車両が分かんなくなりそうだなぁ」


と思っていたのですが、


まさしくその通りになったっていうね…


式典の時、私のすぐ後ろで、


ものすごく細かい説明を、お連れ様にしておられたオジサマがいらしたのですが、


この時こそ、後ろにいて頂きたかった


で、いろいろ説明してほしかったです…







ですが、まぁ、これだけは言えます。


個人的な意見ですが、


公道を走る戦車を、こんな間近で見られるので、


総火演より、私はこっちの方が迫力を感じました


いや、まぢで。


だって、総火演って、音はすごいけど、


いかんせん、見る分にはいろいろ遠いので、


すぐ目の前を戦車が通過して行くコチラの観閲行進は、


かなりのインパクトありますよ


なんでもそうですけど、


動いているところを、間近で見ると「すごい」って


感じますよね







さらにこの後は、


ヘリが飛来しました


えっと~、


アパッチも飛んで来たんです、目達原から。


…なんだけど、ごめんなさい…


うまくとれなかったです(ノ_-。)



たぶん、コレ…↑↑↑


ちがってたら、すみません…。


これをこそ、ちゃんと撮りたかったのにぃ~~~


そして、現在、御嶽山救助活動でとても活躍しているCHが来ました






で、最後に来たのが…






まさかのP-3C


この子が登場するなんて思っていなかったので、


思わずテンションが一気に上がってしまった私に、


隣のおばあ様が、


「ご主人でも乗っていらっしゃるの?」


と(笑)


だったらいいですけどね…えぇ。


…とまぁ、そんな感じで、


雨の中にも関わらず、


かなり楽しめました、観閲行進


これ、車道の反対側は、一般の方の見学のために空けてあるので、


誰でも気軽に見られます


今回は雨だったので、そこまで混んでいなかったですが、


晴れてると人も増えるでしょうから、


早めに場所を確保した方がいいでしょうね。


でも、絶対一度見る価値はありますよ


おススメです





というわけで、


次、祝賀会食に移動します~。


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西部方面隊創設隊59周年記念行事に行きました! ~式典編~

2014年10月07日 | 陸上自衛隊

皆様、長らくお待たせいたしました!!!!


久しぶりの更新となります。


今月は、珍しく、


「陸上自衛隊強化月間」ということで、


プロフ画像も、こんな感じにしてみました(笑)


もちろん、言うまでもなくコスプレです。


っていうか、制服姿の違和感のなさに、私自身が一番驚いたよね、もう(笑)


よく自衛官と間違われる理由の一つに、


「こんな人(←私ね)、いますもん!」


と言われるのですが、なんか、そう言われる理由がよく分かりました…。






さて、本題に入ります。


前回の、しばらくお休み宣言の時に、





この招待状をUPしましたが、


はい、この


西部方面隊創設隊59周年記念行事に参加すべく、熊本まで行ってきました!


この日は…そう、折しも台風接近中…。


私は、暑いよりはマシくらいに思って気にせずに行きましたとも。


さて、


無事について、正門をくぐると、


「招待状をお持ちのお客様はこちらです」


との声が。


見れば、一般入場者は手荷物検査場があり、そこを通過するのだけど、


来賓は、手荷物検査はパス。


へぇ~、と思いながら、どう見ても来賓に見えない小娘が、


先ほどの招待状を手に、受付に向かい、


祝賀会食の参加費5000円の支払いを済ますと、


WACさんが、来賓用のリボンを胸につけてくれます。


この、ちゃんと、WACがつけてくれるのは、


本当に陸上自衛隊ならではですね。

(海自のパーティではリボンを付けたことがないので分かりません…)


普通の民間のパーティだと、


受付で「はい」ってリボン渡されて自分でつけるでしょう?


こういうところは、いつも感服します


そして、今回さらにさらに、私が感激したのは、コチラ





受け取ったのは、パンフレットが入った封筒と…


レインコートですよ


実は、事前にコンビニで買っていこうかな~と思いつつ、


買い忘れていたので、このお心遣いには本当に感激しました


さすがですさすがのおもてなしです


そして、これが後ほど、どれほど役に立ったことか…。


もう、受付からなんとも幸せな気持ちにさせてくれたのですが、


そのまま正面に向かうと…


そこでは、来場者たちのテンションをスタート時から盛り上げるべく、


2台の戦車が皆さんをお出迎えしているではありませんか。


ん?2台?と思って近づくと…。




奥のは、おなじみ(な感じが私はするのですが)の74式で、


手前は、なんとその前の61式でしたよ


し、渋いわ~~~


実はこの前、ある往年(?)の現役陸上自衛官とお話した時に、


「私、61式戦車に乗っていました」


と仰ってらしたので、


これのことかぁぁぁぁぁと一人でしみじみと見入ってました


私、戦車等には、明るくございませんが、


見た目は74式より渋くて好きですね、えぇ。


(そんなわけで、写真は61式メイン(笑))






さて、雲行きもかなり怪しい中、


祈念式典が行われる場所に向かって、てくてく移動


…すると、


もう、始まる直前っぽい感じで皆様集結されていました。



始まってる雰囲気満載…。


なのに、のんきに、



こんな写真や





こんな写真を、観閲台付近で撮っていたので、


側にいた自衛官が、


「お席はおわかりですか?」


と若干焦り気味で声をかけてくれました。


「え~っと、「こ」か「さ」のようです・・・」

(席があいうえおで分けられていました)


と紙を見ながら答えると、


「あ、それでは、こちらですね」


と優しく促してくれたので、そちらに向かい、


テントの中の椅子に腰かけると、


ほぼすぐに、


「国旗が入場します」


のアナウンスが。


ほんっとにギリギリでした~。


そして、そう、陸上自衛隊の記念行事では必ずある、


この国旗の入場。



(↑実は写真は退場時のものです)


車に乗って、国旗がご登場。


もちろん、この時は全員起立し、国旗に正対します。


やっぱり、こういう儀式好きだなぁ


こんな風に、国旗を人のように大事に扱う光景って、


現代ではそうそうお目にかからないと思うのです。


万感の想いでいると、


次は、そう


西部方面第35代総監 番匠幸一郎陸将の御登壇です


私、この日は、この方ただお一人にお会いするために、


熊本まで行ったといっても過言ではありません


ずっとずっと、お会いしたかったんですよ~~~


どんな方か、ご存じない方のために説明いたしますと、


2004年からの自衛隊イラク派遣では第一次復興支援群長(当時一等陸佐)を務められ、


あの、髭の隊長こと佐藤正久 元一等陸佐(現参議院議員)と共に、


自衛隊のPKO派遣の基礎を築きあげられた方です


ご存じの方も多いとは思いますが、


サマワにて前代未聞の「自衛隊帰らないでデモ」が


起こるほど、現地住民から篤い支持と感謝をされた程の支援をされた背景には、


  「我々はあなた方の友人として、日本からサマーワに来た。

  我々日本も、60年前の先の大戦で敗れ、国土は焦土と化

した。すべてが無に帰し、食料にも困る日々が続いた。そ

んな廃墟のなかから、私たちの祖父母、父母の世代は立ち

   上がり、大変な努力をして、日本を復興させた。そして、

   その結果、いまや経済力世界第二位という日本を築き上げ

   ることができた。

メソポタミア文明という人類にとって偉大な歴史を有す

   るあなたたちイラク人は偉大な国民だ。あなた方に同じこ

   とができないはずはない。我々は友人として、あなた方が

   立ち上がるお手伝いに来たのだ。」



と、繰り返し語って、理解を求められたという事があります。


また、この時、一緒にPKOに派遣されていた陸上自衛官の方から、


伺ったのですが、番匠一佐(当時)は、イスラム教の教えに従って、


3年間、1滴のお酒も口にされなかったそうです。

(もちろん、普段はお酒は飲まれる方です)


マスメディアには、佐藤隊長がよく出ていらしたので、


知っている方も多いと思いますが、実は、表に出ていらっしゃらない方で、


このような方も、自衛隊にはいらっしゃるのだという事を、


ご存じなかった方には、ぜひ、知って頂きたいです。






この時は、私の席からは遠いので、


ほとんどお姿を確認できなかったのですが


それでも、


番匠陸将から、この時語られた言葉は、


その場にいた全ての方の胸を熱くしたであろうことは疑いないでしょう。


曰く、


「戦わずにすむ知恵と、

 戦うにあたっては必ず勝つという真の力を持つ」



と。


「戦わずにすむ知恵」とは、


かの孫子の


「百戦して百勝するは、善の善なるものに非ず」


という言葉の引用であることは間違いないでしょう。


単に、自衛隊が憲法上の制約があることだけを言ったのではないということは、


この後の


「戦うにあたっては必ず勝つという真の力を持つ」


という言葉からもわかると思います。


このブログでも何度も書きましたが、


いくらこちらが戦いたくないと思っていても、


攻めて来られたら戦うしかないのです。


それは、いわゆる最悪のシナリオですが、


自衛隊というのは、その性質上、


最悪のシナリオを想定しておかなければならないという事は、


言うまでもないです。


こういう言葉を聞くと、


護憲派は「好戦的」とか言うのでしょうけどね。


大きな勘違いですね。


「戦うからには必ず勝つ」


というのは、好戦的なのではなく、


何としても護りたいものがあるからこそ、そう思えるのです」


スポーツのトーナメント戦は、負ければそこで終わり。


でも「来年」があります。


ですが、戦争だと…?


じゃあ、次はがんばろう


なんてないのです。


だからこそ、外交努力によって戦争は避けねばなりませんし、


その外交は、軍事力に裏付けられます。


強大な軍事力があると、外交は有利に運びます。


そんなものです。


だからこそ、使わないのを承知で、どの国も


核兵器を持ちたがるのですから。


カードゲームの時、誰だって強いカードが欲しいのと同じです。


小学生でもわかる話ですよ。






必死に国を護ろうとしている人達がいる。


それを、改めて強く感じました。



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