「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

人の不幸をプロパガンダに利用する政党…

2016年04月15日 | 国を憂う


昨夜、熊本で震度7という大地震が起きました…。


これによって、九州のほとんどの地域も震度4くらいの地震が発生し、もれなく、我が家もそこそこ揺れました。


堅牢な熊本城の石垣「武者返し」の一部も崩れたということで、地震の大きさが伺いしれます。


…余談ですが、この記事をfacebookで見た時に、


「そんなことより人命が大事だろう」


というコメントを何個か見たのですが、なんだか嫌な気持ちになりました…。


別に、この記事は「人命より石垣が大事」とか一言もないていないし、


単に、地震の大きさ、被害の大きさを分かりやすく伝えたものでしかないからです。


そんなものに、いちいち文句をつけて、人道主義的な主張を振りかざす人たちに、幾ばくかの気持ち悪さを感じてしまいます。


これらは、別のものであって、どちらが大事がということを、論じるようなことでもないと、私は思うのですが…。


確かに、人は生き返らないけど、石垣は修復できますけどね…でも、だからこそ、同列でどちらが大事かというのは、比較できないものでしょう。







そして、同様にこういう時に決まって不愉快なコメントを発信してくるのが、共産党はじめとする、左側の方たちですね…。


この人達のコメントは、


「原発を止めろ」


ばかり。


原子力発電所に反対するのは、個々の自由ですが、


わざわざ、地震で多くの人が亡くなったり、けがをされたり、非難されて不自由な生活になった時に、


政権批判と原発止めろしか発信しない…


他人の不幸をプロパガンダに利用することしか考えられない政党の存在価値って、いったい何なんでしょうね?


民進党の公式ツイッターもバカげたやり取りを公にさらして、炎上していますが、この国には、本当にまともな野党が存在しないですね…。







昨夜、各航空自衛隊基地、海上自衛隊基地、陸上自衛隊駐屯地から航空機がすみやかに発進しました。


情報収集等に迅速に動いたのだと思われます。


政治家と自衛隊の連携が取れて、適切な対処にあたることができているのは、やはり、現在の政権だからでしょう。


国民の危機に際して、なすべきことを的確に判断し、すみやかに対処にあたる、当たり前のことです。


こんな当たり前のことをしているのに、国難に際して全く機能しなかった政党が批判する…おかしですよね?


安倍政権の全ての判断が正しいわけでも、行動が正しいわけでもないかもしれません。


しかし、どちらが国民のためにやるべきことを淡々とやっているか、火を見るよりも明らかではないでしょうか?


批判している政党は、批判できる立場なんでしょうか?


国難をプロパガンダに利用することしか考えていない政党のどこに、正義があるんでしょうか?


元々、日本をつぶすために動いている人たちはともかく、無関係な一般国民で、まだ気づいていない人がいるなら、


少しでも早く気付いてほしいです…。





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右か左か…だけじゃない。思想が全てでもない

2016年04月14日 | 国を憂う

最近、よく思うことなのですが、


人を判断する時に、思想だけで判断すると、色々と見誤りますよね。









…もともと、私は、自虐史観教育の賜物で日本は悪い国だったと信じ込み、その後、田中芳樹の作品にのめりこんだことから、


かなり、左に傾いていた人間でした。


今の私からは、到底信じられないと思いますが、高校時代は


「自衛隊って、いろんな免許を取りにいくところでしょう?」


くらいにしか思っていませんでした(笑)


もっと正確にいうなら、軍隊ではないということを前提にバカにしていたんだと思います…(本当にすみません…)


高校時代は、銀河英雄の影響で、戦略とか戦術には興味があって、自衛隊にもそういう意味では興味はあったのですが、


なんというか、


「…でも、軍隊じゃないんだしなぁ…」


という考えが、脳裏にあった、生意気な高校生でした…。


しかし、


2010年のバンクーバーオリンピック、フィギュアスケートへの不信感から、日本の在日支配の闇に気づき、そこから、いろんなことを調べて、


保守へと傾いていき、保守どころか、これまで左に傾いていた分だけ、右に振り切った感じです(笑)






…さて、そういう、極端な振り切り方を、極端な性格の私がしてしまった場合、思考はとても極端な結論を出してします。


つまり、


サヨク = 悪


保守 = 善



という考えが根付きます。


そうすると、私の中で、人と出会うと、


「この人は、保守か否か?」


という目で見てしまいます。


相手が保守であれば、OK!仲良くしましょ~ということです。


保守層の中では、


「この人か保守かどうか?チェックリスト」


的なものがあり、政治家もそれに合致するかどうかだけで判断しがちです(笑)


例えばですが、


□ 靖国神社に肯定的か否か


□ 夫婦別姓に反対しているか否か


□ 原子力発電所問題に賛成しているか否か


□ 安保法制に賛成しているか否か


□ 自虐史観を持っていないか否か


□ 中国・韓国に批判的な立場か否か


…他にもいろいろあると思いますが、ざっと上げるとこんな感じではないでしょうか…(笑)(っていうか、これは私のチェックポイントでした)


人によっては、もっと多項目に渡る細かいチェックリストが存在していますよね(笑)


で、それぞれのチェック項目に、1つでも該当しない部分があると、


非国民とかサヨクのレッテルを貼りかねない、大変厳しい人々も存在します。


しかし、まぁ、これだけでは判断できないという、わりと当たり前のことに気づいていない人は、結構いるような気がします。


私自身もそうでした。








しかし、最近、facebook等で、様々な保守層の発言やコメントを見たり、自身も様々な人たちと関わってきて思ったことは、


思想と人間性は、必ずしも一致しないということです。


そして、保守の人ほど、このことに気づいていない気がします。


まぁ、ネトウヨは論外ですけどね(笑)


サヨクというのはその性質から、ルールやマナーを守るとか、伝統を守るとか、そういうことには無頓着で、自己の利益だけを追求しがちなので、


マナーやルール、伝統を重んじる保守に比べると、ひどい人格を持ち合わせている人間が多いと思うし、まともな人は希少であろうとは思います。


だからと言って、天皇陛下を敬っていようが、靖国神社参拝しようが、自衛隊支持者であろうが、何だろうが、


保守でもおかしな人だっているし、保守であることを騙って、自分が金儲けしようを企む人がいることは事実です。


…そこを見抜けずに、引っかかってしまったのが、田母神閣下の今回の事件でしょう…。


この事件に関しては、このブログでは言及しませんが、ご興味がおありの方は、こちらのブログを読まれるといいかと思います。


田母神閣下の強制捜査の実情が見えてきた!改正版



そんなわけで、「保守かどうか」ではなく、


「サヨクかどうか」の判断をして、「サヨクでなければOK」くらいの判断の方がいいような気がします(笑)








…で、私がやっぱりそうだなぁ、と思ったことというか、その事に関して確信したことがあります。


先日、石破茂大臣の講演に行ってまいりました。


先ほど上げたように、保守層のチェック項目はそれぞれ個々に持ち合わせていると思いますが、


私の項目は多くの保守層に、ほぼ共通するところではないかと推察します。


そして、この中の「靖国神社」と「自虐史観」にチェックがつかないことで有名で、それが故に、多くの保守勢やネトウヨから、


サヨクや売国奴呼ばわりされているのが、石破大臣です。


…私が、常々思っていたことなのですが、通常、民間人が政治家を判断する材料は、メディアかWebのほぼ2つに限定されていて、


本人の話を実際に聞く機会はほとんどないので、結局は、他人が評価した内容や情報によってしか判断することができない、ということが、


判断を誤らせてしまうのだということです。


余談ですが、私自身は、不思議と、そこそこの人数の著名な政治家にお会いする機会に恵まれました。


見かけただけの人もいれば、お話を交わした方もいます。


為人(ひととなり)というのは、それだけでわかるものではありませんが、それでも、実際にご本人を見たか見ていないかで、有名な人ほど


大きく印象を変えるものだと思います。


私の中で特に印象的だった方は、


麻生太郎副総理大臣 


菅義偉内閣官房長官 


そして、石破茂大臣です。


菅官房長官は、TVでは、まずもって笑顔を見たことがない方なので、笑われたことが意外というか、驚きました(笑)


現在、日本の政治家の中では一番好きです。


まぁ、おそらくですが、メディアが大嫌いな方なのではないかと推察します…


麻生副大臣は、失言が何かと取り上げられますが、実際にお聞きすると、発言がわりあい慎重だったんですよね。


どちらかというと、裏話などは、安部首相の方が気軽に面白おかしくお話しされていましたので、意外な感じでした。


ちなみに、お二人のお話を伺ったのは、お二人の下野時代…民主党政権当時です。


で、今回の石破大臣ですが、さすがに話がとても巧く、分かりやすかったのですが、


やっぱり、自民党で様々な大臣職を歴任してきただけあって、相当いろんな勉強もされているし、かなり頭がいい方だなと、改めて思いました。


感情論ではなく、論理的に話をされるのですが、だからと言って用意された文を淡々と話すのではなく、自分の言葉で想いを込めて話をされます。


そこで感じたことですが、石破大臣は少なくとも、日本の未来を先々まで非常に憂えている方だし、


日本を愛している気持ちを持った人だということです。


自虐史観者であろうが、靖国神社に参拝しないであろうが…。


ついでに書くと、大臣ご自身のブログを読む限り、単なる自虐史観者とは、やや違う感じがしました。


実際に石破大臣のお話を聞くと、


「自虐史観者だから、アウト


と断罪するのもいかがなものかとも感じた、というのが正直な気持ちです。


少なくとも、その事だけで批判している多くのネトウヨや保守の人よりも、遥かに大きな責任を背負っている方で、


その責任に取り組んでいる方なのは間違いないので、その点には思いを致す必要があるのではないか、と思う次第です。


実際に深いお話をしたことがないので、わからない部分もありますけどね、もちろん。


そもそも、政治家の評価ポイントって「保守チェックリスト」に合致しているかどうかだけではないだろう、と思うわけです。


安保法制とか、重要な政策案に関わらないことであれば、ですがね。


…しかしまぁ、この人がいなかったら、


護衛艦ひゅうが、いせは誕生していなかったので、個人的には、それだけでありがとう( *´艸`)と言いたい方ですけどね(笑)







同じ思想を有しているからと言って、


同じ対象を好きだからと言って、


同じ対象を嫌っているからと言って、


他の価値観まで同じというわけではない、という大前提を見落としている人が、現在、少なくないのではないでしょうか。


平たく言えば、私は中国・韓国が嫌いですが、だからと言って罵詈雑言を並べ立てただけのコメントを見ると辟易するし、


そういう人とは仲良くしたいとは、全く思いません。


嫌いな対象は同じですが、その人たちの精神性はその嫌いな対象と近しいように感じるからです。


ひどい人になると、中国を「シナと呼ばずに中国と呼ぶ」だけで、サヨク呼ばわりする人もいますし、


「自衛隊が戦争に行くのは見たくない」と書くだけで、平和主義の非国民扱いする人もいますので、


こういう人を果たして「保守」と呼んでいいものか、甚だ疑問です。


ちなみに、私が吐きそうになるくらいに大嫌いなのが、海上自衛隊の艦艇名に、「尖閣」「竹島」とつけたらいい、などとと言う輩です。


これを見るたびに、うんざりします(笑)


これに対して、苦言を呈しましたら


「自由な発想の何が悪いのか」


という反論がきましたが…そもそも「自由」とは何を言ってもいいということではないので、こういう場合に「自由」という言葉を振りかざすのは、


非常にサヨク的な言動だなぁと思います。


こういう名称を、冗談でも提案するということは、そもそも自衛隊に敬意を払っている人であるとは私はとても思えません。


「人それぞれの考えがある。何を言おうが自由」


ではないでしょう。


自由には責任が伴うわけで、得てして発言の自由や権利だけを主張する人間ほど、責任から逃げる傾向がありますよね(笑)


この手の、好き勝手と自由は違う、意味をはき違えている自分勝手な人たちが、昨今、様々な場所で迷惑をかけている事が増えています。


非常に残念で、悲しいことです。


今、日本人はいろんな意味で、多種多様で、複雑化しています。


誰と付き合うか、関わるか、その判断が非常に難しいのが、現代でしょう。


その判断を「思想」だけでするのは、いささか危険なのではないかと感じることが、最近よく思います。


保守チェックリスト、ではなく、自分のブレない価値観を持つことができる人が増えるといいなぁと願うし、


左にも右にも振り切った私としては、バランスのとれた人間でありたいと思う次第です。










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もはや「平時」とは言えない日本

2016年02月06日 | 国を憂う

(写真は、一昨年のリムパックの出港時のものです)

北朝鮮の弾道ミサイル発射準備が着々と行われている中、DDGきりしまとみょうこうがミサイル対処に向かいました。


続いて、航空自衛隊のPAC3を搭載した輸送艦おおすみも、呉を出港しました。


定例記者会見で、統幕長から「破壊措置命令が出された」という言葉が出たので、間違いないということです。


…このような状況下でも、平時だと思っている人、そもそも無関心な人の方がまだまだ多いのでしょうね。


私は、そのことの方が憂慮すべき事態だと思っているのですが…。







しかし、それ以上に私が眉を顰めたくなる人たちが、こうした事態を「歓迎」し「喜んでいる」人たちで、


こういう人たちが現れてきている意味でも、「平時」とは言い難いのではないかと感じています。


昨年、ネットでの調査で、国内における自衛隊の好感度が98%と出ていました。


史上最高の歓迎ぶりといえるのですが、逆に言うと「自衛隊が好き」という中には色々な思考&思想の人がいるということも示しています。


自衛隊に好意的でさえあれば、なんでもいい、というわけでもないのではないかと思うのは、私の傲慢だと思われるかもしれませんが、


先ほど上げた、自衛隊の破壊措置命令の発動を、歓迎し喜び、「ワクワクする」と言っている人たちを、


私はどうにも理解し難いのです。








こういう人たちの出現で感じたことは、「自衛隊に好意的」な人は大雑把に言って2種類に分かれているということです。


自衛隊の活動を理解し、敬意を払い、彼らが実際に戦地に向かうことは現実にならないでほしい、と願うタイプ(Aタイプ)と、


自衛隊は単なる興味の対象で、好戦的で、自衛隊の行動を単なるイベントとして捉えているタイプ(Bタイプ)の二種類かな、と。


こちらの記事でも上げたような、


ハードウェアにしか興味を持たないような人も後者のBタイプに含まれると考えます。


AタイプとBタイプの違いを端的に表現するなら、自衛官を一人の人間と理解しているのか、「自衛官」としてしか見ていないのか、


ということではないでしょうか。


残念ながら、自衛官は普通の人で、誰かの子であり、誰かの親であり、誰かの夫や妻であり、恋人であり、友人であるという当たり前のことを、


認識されていない人は、思った以上に多いのだなと感じることがあります。


もっとその違いについて言及するなら、身近に自衛官の知り合いがいるかいないか、ということも理由の一つであるような気もします。


1月に、「国防問題が、ぐっと身近になった2年半」という記事でも書きましたが、


自衛官と身近に接したことがあるかどうかが、こういう意識に深く関わってくるのではないか思うのです。


少なくとも、彼らに家族がいることが理解できていると、破壊措置命令で出動していく彼らを見て、


イベント感覚ではしゃぐことは、とてもではないですが、できません。






保守派であること、愛国心があることと、主戦論・好戦的であることは、イコールではないでしょう。


軍事行動を喜び、楽しむ姿は、戦前のマスメディアに煽られ踊らせていた人たちと同じように見えてしまいます。


そして、こういう人たちが、メディアが左翼化した瞬間、また流されて左傾化したのです。


ここで、一つ言っておきますと、マスメディアは戦後突然左傾化したのではない、ということです。


メディアは戦前からサヨクであり、日本を戦争に引きずり込むために右翼の仮面を被って国民を扇動していた、という見方がありますが、


私はその通りではないかと考えます。


そう考えた方が自然なので。


そして、現在保守と名乗っている人の中にいる、扇動されたように戦いを喜び、軍事行動を楽しむ人たちが、


戦前の扇動された人達と同類のように思えてしまうのです。


なぜなら、軍事行動を喜ぶことに苦言を呈すると、サヨクとみなして攻撃してくるからです。


短絡的すぎるし、話にならないので相手にしませんでしたが、こういう人たちが増えてきていることが現実なのであるなら、


日本はもはや「平時」とは言い難い状況にあると思わざるを得ません。


平時であれば、まず、現れない人たちだからです。


私も、韓国・北朝鮮や中国は大嫌いですが、韓国はともかく、中国を甘く見すぎているが故に、現実を見なくて簡単に勝てると思っていて、


いたずらに戦いを先導する輩は、もっと嫌いです。


はっきりしているのは、戦場に絶対行くことがない、安全な場所にいる人間が最も好戦的である、ということです。


中国の海軍力が飛躍的に向上していることや、北朝鮮のミサイルの精度も向上していることを、彼らは知っているのでしょうか?


都合のいい情報しか信じずに、戦争を楽しみにしているように見えてしまいます。


何より、戦場に行く必要が一切ない、命の危険が1ミリもない民間人が、軍事行動を喜び、気楽に「叩き潰してしまえ」というのは、


嫌悪感しか感じません。


イージス艦の出動に「ワクワク」する?


…実戦なのですけどね…。


日本が平和ボケしていたことで、戦争があまりに非現実的になってしまったことで、そういう気持ちになってしまうのでしょう。


彼らは、日本で最も戦争が起こらないことを願っているのが自衛隊であるということを、想像すらできないのでしょうね。


いざとなったら国を守るために命を捨てる覚悟をしている、ということと、戦争を望んでいることは、全く違うことであるということも。


そして、出港して行ったイージス艦とPAC3を搭載した輸送艦ばかりに注目が集まっていますが、


その陰では、人里離れたレーダーサイトで、空を睨んでいる航空自衛官もたくさんいるということも、知ってほしいと思います。


そして、出港して行ったイージス艦も、甲板に出ることもほとんどままならない状況でひっそりと任務に当たっているのだということも。


決して、決して、喜ぶような状況でも、楽しいイベントでもありません…。


現在、日本がどこかの国と交戦状態でなくとも、破壊措置命令は実戦です。


日本が危険にさらされている、とうことだけでなく、出港した洋上では、大変厳しい状況で任務を遂行されているのだということを。


1日も早く任務が無事に終わり、ミサイル対処に当たられている皆さんが、ご無事で帰還されることをお祈りしています…。





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は?SMAP解散報道が、年金運用損失隠し?

2016年01月21日 | 国を憂う

facebookで、まことしやかに流れてきたシェア記事・・・。


「年金の運用損失が21兆円。これを隠すために、SMAPの解散報道が行われた」


という、馬鹿馬鹿しい話。


ま、これはデマだったんですけどね。


拡散した本人が謝罪してますので。


・・・なんですが、信じているあほぅもいるので、


元、資産運用会社勤務の人間としては、どうしても黙っておれず、


くろべ体験航海レポートの途中ですが、吠えさせて頂きますよ、っと。






まともな金融知識があれば、騙されない・・・というか、


ちゃんと調べればわかることなんですけどね。


まず、国会で「ミスター年金・長妻」が、


GPIF(年金運用してるとこ)が、ポートフォリオ(債券とか株式の組み合わせ)を変えたことに対して、


最大で21兆円の損失が出る恐れがある!」と吠えたことが、発端と思われます。


これ、「損失の恐れがある」→「損失する」に、勝手に脳内変換して拡散したってことです。


故意か、ミスかはわかりませんが。


で、ミスター年金が吠えた理由は、以下の通りです。


年金は、元本割れしないように・・・しないように・・・と、債券の割合を多くして運用されていました。


これを、安倍政権になって、株式の割合を増やすように、ポートフォリオを組み替えたんですね。


資産運用をする際、債券&株式分散して運用することは基本なんですけども、


この、債券と株式の割合がミソなんです。


どちらを多くするかで、それぞれ一長一短ありますので。


その前に、「リスク」という言葉がありますけど、その言葉の意味を誤解している人が、非常に多いですよね。


大半の人は、マイナス要因や、危険を多く抱えることを「リスク」と考えますよね。



この場合、資産が減ることを「リスク」だと考える人が多いと思います。


ぶ~~~っ


リスクとは、振れ幅のことです。


お金が減る・増えるどちらにも振れる、その振れ幅のことです。


なので、


「リスクが低い」とは、お金は減らないけど増えもしない(例:定期預金)


「リスクが高い」とは、お金が増えるかもしれないけど減るかもしれない(例:株)


ざっくりいうと、こういうことです。


で、このリスクは、債券と株式の組み合わせの割合で変わってきます。


債券>株式 メリット:元本割れする可能性が低くなる

      デメリット:資産が増えにくい
   
      つまり、リスクが低い

      

債券<株式 メリット:元本割れする可能性が高くなる

      デメリット:資産が増えやすい

      つまり、リスクが高い



で、長妻は、年金は絶対に元本割れしてはならないので、安定運用すべきなのに、


株式の割合を増やして、リスクを高めるとは何事だ


失敗したら、最低で21兆円もの損失が出てしまうぞ


と、息巻いたわけですね。


あ~、この人が本気でこう思っているなら、ミスター年金とか言われている割に、資産運用の知識皆無のただのバカです。


そうでないなら、民主党お得意の、自民党批判の材料として持ち出しただけです。


そもそも、資産運用って、マイナス分の金額だけを論じるものではないから。


意味ないので、それ。


マイナス、プラスは金額そのものではなく、年率何%で運用しているか、が重要です。


ここで重要なのは、こういうファイナンスリテラシーが低い人・・・


つまり、金融知識に乏しい人というのは、金額面のことしか意味がわからないので、


我々のような一般ピーポーが、


「21兆円もの損失」


とか、聞いちゃうと、


「えらいこっちゃ!将来の年金は大丈夫か?!」


と恐ろしくなり、


「安倍よ、なんてことしてくれたんだ!」


と思っちゃうわけで、民主党の狙いはまさにこれなんですね。


知識がないと、バカから簡単にだまされちゃうんです。


まぁ、現在、TVしか見ない人というのは、まちがいなく、様々なリテラシーが欠如している人ですから。


そういう、かわいそうな方が、民主党のターゲットにされているわけですね。








じゃあ、年金は心配ないのか?ってことですけど、別にそんな心配ないですね。


現在の、GPIFが公表しているポートフォリオはこんな感じです。


(GPIF公式HPより)


このパイチャート、私の感覚ではちょっと気持ち悪い割り方になってます。


まぁ、たぶん、一般的な日本人の感覚に合わせてあるんだと思うんですけど、


国内債券・国内株式・外国債券・外国株式


となっています。


私的には、債券:株式でまとめて欲しかったです。


そしたら、債券比率と株式比率がわかりやすいので。


・・・それはさておき・・・


これを見て頂くとわかるように、債券の割合は50%です。


ぶっちゃけ、ポートフォリオ的にはぜんっぜん、無理してません。


そんなにハイリスクな組み合わせではないです。


長妻は、ここの株式の割合を増やしたことに対して、文句言ったわけです。


株式の割合を増やすということは、債券を減らして株式に移行した・・・つまり、


債券を売って、株式を買った=リスクを高めたからです。


でも、株式の割合を増やしても、債券が50%だから別に問題ないですけどね。


表面的な出来事だけを、一部だけを切り取って批判するのは、サヨクの常套手段ですが、


ここでも、その手腕がいかんなく発揮されています。


全体像をよく見るとわかりますよ~(笑)


(GPIF公式HPより」


これ、平成13年度から平成27年までの年金預り資産残高の推移です。


よ~~く見てください。


平成13年、14年とマイナスですねぇ・・・元本割ってます(笑)


14年なんて、マイナス30%ですよ・・・。


で、この時何が起こっていたかと言いますと・・・ITバブルの崩壊ですね。


この時のポートフォリオがどんなだったかわかんないですけど、


年金なんで、どう考えても、そんなにハイリスクな運用はしていなかったと思いますね。


もう一つ見てみましょう。


平成20年も、大きなマイナスになっていますね。


この時は・・・そう、リーマンショックに端を発したサブプライム問題がありましたね。


こうやって、運用状況を見ていくと、


大きく下落している時には、必ず何かが起こっていることがわかります。


そして、本題ですが・・・


現在の安倍政権になってからの運用状況を見てくださいね。


平成24年からです。


対して、民主党政権時代の運用状況と比較してください。


平成21年から平成24年までの間です。


・・・これが答えですし、事実なんです。


仮に、長妻の言う通りに最大マイナス21兆円の損失が出たとしましょう。


ざっくり計算しても、せいぜいマイナス15%程度です。


なんか、問題ですか????


マイナス15%でも、民主党政権時代まで届かないですねぇ(笑)


この状況は、紛れもなく年金運用は巧くいっているわけです。


ついでに言いますと、資産運用で、最も元本割れの危機を回避する方法は、運用期間を可能な限り長くすることです。


年金なんて、何十年も運用していくものなので、まぁ、元本割れする可能性はどう考えても極めて低いですよね。


あと、直近で27年度が下落しているじゃん!って思う人もいると思いますが、上がり下がりがあるのが当たり前なので。


ちなみに、マーケット状況だけじゃなく、ファンドマネジャーが交代した時も、下がったりします。


これが、どの要因で下がったかまでは調べていなんでわかんないんですけどね。


誰か知ってたら教えてくださいませ。






あ、日経平均株価だって、2万円超えたましたよね。


今、年明け早々マイナス続きでヤイヤイ言われてますけど、


せっかくなので、こちらも見てみましょう。




さっき同様に、民主党政権時代と比較してください~2009年です。


民主党支配の暗黒時代が終わってから、株価は上昇していますね。


これが、答えです。


こういう、安倍政権の実績はTVまず、ふれません。


株価は毎日流れますが、これが、安倍政権の実績とは絶対に言いません。


ちなみに、日経平均と政権評価が何の関係があるのかと思う人のために、一応説明しておきますと、


日経平均・・・日本株の買い手のほとんどは「外国人投資家」という、なんか不思議な人たちです。


日本国内の機関投資家(年金運用や保険運用をしているプロの投資家)の割合はかなり少ないんです。


たしか、1%ちょっと位だったと思います(変わってたらゴメンね)


個人投資家なんて、数にも入りませんよ・・・額が少ないんで。

(あ、額が少ないって、こういう規模の投資から見ると、数億とかでも「はした金」です)


・・・つまり、日経平均は「外国人投資家」の売り買いに左右されるんですね。


外国人・・・ふわっとしていますが、日本人以外ってことなので、


海外(もちろん、中国・半島以外の)からの日本の評価が、反映されるつーことです。


ざっくりいうと。


私がこういう仕事をしていた時、日経平均株価が2万円に近づきつつあったものの、


残念ながら届かなかったんですよね。



・・・なんで、私は「もう、日経平均が2万円台復活することはない」と思っていたんです。


復活しましたね・・・本気で驚きました。


ま、ともかくも、これが、中国・半島以外の安倍政権の評価です(笑)


少なくとも、足りないと言われている年金のベースを増やさないといけないので、


増やすためにポートフォリオを変えて、実際に運用に成功しています。


ちなみに、現在は年率・約2.8%で運用されています(言うまでもなく複利で)


ってことは、約26年で元本は2倍になる計算です。(←72の法則ね)


今、定期預金の金利は0.33%・・・すると、元本が2倍になるのに218年かかります(爆笑)


なんだかんだ言って、年金、がんばってますよ・・・。


安倍政権が、必死に国民の未来を考えて、がんばっている証左だと思うのですが、いかがでしょう?


あと、できることから手をつけて改革して行ってますね。


そう考えると、憲法改正前に、安保法制に手をつけたこともすんなり理解出来ると思います。


ちなみにですが、日本国債の格付けは、現在シングルAです。


その理由は、借金が多いからと言われていますが、それだけじゃないですね。


国家元首がコロコロ変わることと、何より、


日本は国防力が低く侵略される可能性が高いと見なされいるからです。


・・・結局、ここに繋がってくるわけです(笑)


ってことで、国防を語るに国防・軍事だけ見ててもだめなんですよね~。


そういうことに気づいている、自衛官の意識の高い幹部さんは、経済の勉強する必要性を感じてる方も、


やっぱりいらっしゃいますしね。


なんにせよ、つながりを知ること、そして、全体から見ること、何より、知識をつけることだと思います。


そしたら、TVの情報がおかしいかどうかわかりますから。


ついでにいうと、TVがゴシップネタばかりなのは、TV見る連中のリテラシーが低く、


まともな内容を報道しても、食いつかないからです。


だから、レベルの低い方に合わせていくので、さらにTVはつまらなくなり、


ますます、TV離れがおきていくわけです。


そう考えると、民主党初めとする、頭のおかしいサヨク政党は、


TVしかみない、頭悪い連中向けに、奴等はマーケティングし、パフォーマンスしているので、


いちいち、それに関して腹立ててもしかないってことです。


総論としては、陰謀論もいいんですけど、ちゃんと勉強はしようね~ってことです。


ま、あれですよね。


集団的自衛権から徴兵制が始まるとか、本気で思っているおバカさんたちと、年金損失21兆円で騒ぐ人たちはリンクしてますから、


…そういうことです(笑)


・・・以上。




国防問題が、ぐっと身近になった2年半

2016年01月07日 | 国を憂う


北朝鮮が、水素爆弾の実験に成功したとの報道がありました。


個人的には、嘘くさいなぁと感じているのですが、


そのへんの話はひとまず置いておきまして、


どちらかと言えば、実験による放射能の測定のため、百里基地から飛び立った


航空自衛隊のT-4(だったと思うんですけど、違ってたらすみません)の映像の方に、感心が向きました。


別にこれは、


「わぁ~練習機だぁ


などと言う、ミーハーな感覚なのではなく(そもそも艦好きなので)、


昨年、春日基地見学の折、コックピットに座らせていただいたことによる、妙な親近感と、


お世話になった超ベテランパイロットさんたちのお顔が浮かんだことが理由です。


もちろん、百里から飛んだT-4なので、春日のパイロットさんたちが向かわれたわけではないのですが、位置関係など場合によっては、


彼らが向かうこともあるのではないだろうか、という思いがよぎったのです。







私自身が、自衛隊に心酔する以前から、陸上自衛隊のPKOのことは当然知っていましたが、見知った人が行くなどと言うことはなかったため、


当時は、


「ふ~~~ん…」


くらいの感覚しかありませんでした。


しかし、身近に、実際に行かれた方がいらして、その時のお話を詳しく聞いたり、


「今週から行きます」


という方とお会いすると、ぐっと身近な話になります。








「北の将軍様の誕生日がやってくる


という日も、以前は、


「あ~、例のマスゲームが行われるのね」


くらいしか思いませんでしたが、


この時は、北朝鮮からミサイルが発射される可能性が極めて高くなるため、その兆候が見られると、


海上自衛隊のイージス艦は海に出ていき、日本本土では、航空自衛隊のペトリオットが待ち構えます。


どのイージス艦が出ていくにせよ、知っている方の顔が浮かびますし、


高射隊の方の顔も浮かびます。






掃海隊の海外派遣が話題に上ると、掃海隊の方たちの顔が浮かんできます。


彼らのうち、誰かが危険な任務に派遣されるのだろうか?と。


ソマリア海賊対処も、知人が行くことで、遠い海の話ではなく身近に感じます。







いずれにせよ、ニュースだけを見ていると、自国のことでありながら、どこか他人ごとのように感じがちなのですが、


その任に、実際に携わる方と触れ合うと、TVの向こうの出来事ではなく、現実の問題だと認識できます。


そして、その時に初めて、本気で何も起こらなければよい…どうか平和であってほしいと、心から願わずにはいられなくなるのです。


国家存亡の危機に際して、実際に矢面に立つ方たちの顔を、一人も知らず、身近に感じていないと、無責任で好戦的な人間になります。


あるいは、無責任な平和論者になります。


またあるいは、無関心な人間のままです。


そのどちらも、私は嫌いです。


自衛官は普通の人たちであって、その普通の人たちが非常に重い責任を負っているだけだということを、身近に接する機会があると、


少しは感じていただけるのではないかと思います。


そういう機会を、今年はたくさん増やせたらいいなあと思います。


そして、それによって、国防ということに現実感を持ってくれる国民が一人でも増えることを願い、


さらに、国防から政治ということに、関心を持つ国民が増えていくことを願います。


それは、結局は、政治に関心を持つ国民が増えることが、国運を左右するのではないかと考えるからです。


なぜなら、戦後、アメリカは政治に無関心な国民を量産することを計画し、それが成功を収めたことで、現代の日本になっているのですから。






様々な自衛隊イベントに足を運ばれる時は、単に装備品を眺めたり撮影するだけではなく、


ぜひとも、マナーを守った上で自衛官のお話しを聞いてほしいと思います。


何かを知る、とか、理解するとか、そういうことでなくても、自衛官の生の話を聞いて接することで、


ほんの少しでも、今までよりは国防問題が身近に感じると思います。