「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

「安保法案」って結局なんなの?   ~で、何をモメてるの?(※ちょっと加筆した)~

2015年07月31日 | 国を憂う
まだまだ、前置きが続きます(笑)


…現状を考えると仕方がないので、もうちょっとお付き合いください


なんで仕方がないのか?


みなさん、この法案を通すかどうかでモメていることは知っていますが、なぜモメているのか?という理由にお気づきですか?


それは、そもそも議論するにあたっての論点がズレているからです。


…そう、ズレているんです。


なんで?


これはもう、前述した「なんとしても法案つぶしたいお歴々」が、


論点をズラすことで世論を操作しようという意図があるからですよ。


そして、残念なことに与党もそれに乗っかっちゃって、


まともに受け答えするから紛糾しているんだと思います。


では、どう論点をずらしているのか?


この安保法案を必要性を問うのに、「違憲」か「合憲」で問うというふうにすり替えているんですね。


本来なら、反対するにしても


「そんな法案を作らなくとも、コレコレこういう方法で回避できるじゃないか」


という代案を示して議論するなら、全うな国会だと思いますが、


「憲法に違反しているじゃないかだからダメだ


という、思考停止したところから反対意見を述べるので、


与党も馬鹿正直に、憲法学者なんか呼んじゃって「違憲かどうか」を判断させちゃったのが間違いだと思います。


なんか「ひっかかっちゃったなぁ…」って感じ…。


そこで、わが意を得たりとばかりに、野党が色めき立ち、サヨクのカタガタが沸き立ちました。


「それ見ろ違憲なんだ

 憲法9条を破棄する気でいる

 だから、戦争をしようとしている

 だから、これは戦争法案だ



という前提が前提を全くなしていない三段論法で、こんな結論付けをしました


これを論点にしてはダメです…。


文面上「武力の一切を放棄する」ということなので、字面だけ見ると自衛隊自体だって違憲です。


なのですが、過去に、字面だけ見ると違憲である「自衛隊創設」を成し遂げたわけですから、


今回は、当時以上に必要性に迫られている状況を、与党ももっとはっきりと明示して、


国民に対して「安保法案」を説明していいんじゃないでしょうか。


ただし、TVでいくら阿倍首相ががんばってわかりやすく説明したとしても、


メディアはそれらを勝手にカットしたり、勝手な解釈をして垂れ流すんですけどね…。








話がそれました。


…で、反対派のカタガタは、「自衛隊を守らねば」という理由でも法案に反対していますね。


そもそもが、このカタガタは


「自衛隊は違憲の存在だ!!反対だ!!出ていけ!!」


と叫んでいた人たちであることは、みなさんもご承知でしょう。


翻って現在は「自衛隊を殺す気か!!」と叫んでいる、まさに二枚舌です。


これは、彼らがにわかに「自衛隊すげぇ」と気づいて尊敬したから


ではなく国民98%もの人が支持している存在となり得たからです。


ようは、自分たちの主張を通すために自衛隊を利用しているだけ。


それ以上でもそれ以下でもありません。


当然、憲法を日本の平和のために守りたいのではなく、


この憲法をたてに、いくらでも日本の武力強化に反対することができるから、やいやい叫んでいるだけです。


…つまり、平和憲法などと呼ばれるこの憲法自体が元凶ってことです。


思うに、日本が憲法改正をする絶好のチャンスだったのは、自衛隊創設時だったのではないでしょうか。


アメリカが勝手に作った憲法を守り続け、言われるままに全ての武装解除を行ったのに、


朝鮮戦争が勃発した時、アメリカ国内で


「なんで日本に行かせないのか?なんで自国民ばかり危険な戦場に送るんだ


という、世論に押されて、アメリカは「やっぱりYouたち、多少は自分で武力をもってくれる?」ということで、


警察予備隊を経て自衛隊が創設された経緯から、最初の憲法改正のチャンスはこの時だったと考えます。


というより、この時に改憲せずに、ごまかしごまかし続けてきた結果がであり、生じていたゆがみが限界にきているのではないでしょうか?


憲法改正が口で言うほどたやすくはないことは重々承知していますが、戦後70年間ただの1度も改憲しなかったことが、


かえって護憲派に「憲法は神聖不可侵のもの」だという意識を、強くさせてしまったといっても過言ではありません。


そして、護憲派のカタガタの大きな勘違いは、要約するとこれです…


「日本が70年間戦争がなく、平和だったのは憲法9条のおかげだ


なので、彼らは「憲法9条を破棄すると戦争になる」とふるえているんですね(笑)


…え…っと…憲法9条を破棄ないしは改定すると戦争になる、という明確な根拠をぜひとも示してほしいなぁ…。


同時に、戦後70年、日本が他国から攻め込まれなかったのは、憲法9条のおかげであることも、証明してほしいなぁ…。


いや、そもそも拉致問題なんか起きてるわ、竹島は乗っ取られるわ、付近の漁師さんは殺されるわ…的な状況があって、


それでも憲法9条のおかげで戦後70年日本は平和だった!!と言える?


ついでに言いますと、昨日話題にしたサヨクのカタガタって、


「拉致被害者を取り戻せ」とか「沖縄の漁師さんを守れ」とかっていうデモはしないですよね


真の平和主義者なら、当然そこ、声を上げるべきところだと思うんですけど…中国・北朝鮮が絡むと何も言わないんですねぇ(笑)


で、まぁ、戦争したくない、とふるえている人たち…この方たちは自分たちの身勝手さに気づいているのかな?


日本本土に危機が迫っていなくて、他国と交戦状態になるまでは「平和」だというのが彼らの考えなので、


沖縄の離島の方たち、小笠原の方たち、五島列島の方たちが、


それこそどれだけ、ふるえるどころか恐怖に慄いているかは、気にもしていないということです。


自分たちさえ直接危険にさらされていなければ、充分平和なんだからそれを壊すなということです。


…私は、彼らにぜひとも「ドラえもん のび太のリトルスターウォーズ」を見てほしい…。


ざっくりいえば、自分たちと縁もゆかりもない、クーデターが起こって追放された宇宙人の大統領と、


おなじみのび太ご一行が友達になったのをきっかけに、大統領派とのび太ご一行が、クーデター勢力と戦う話です。


囚われた友達(大統領)を救うべく、のび太・ドラえもん・ジャイアンが


宇宙船で向かっていた時、友軍が敵に追撃されている様子に出くわします。


当然、助けようという話になりますが、その宇宙船は武器を搭載しておらず、攻撃は不可能なので、無理だという話になり、


ここでの男・ジャイアンのセリフが光ります


「やられている仲間を見捨てろって言うのかよ


この時、以前私が書いたこの記事の内容を思い出しました…。


また、あの平和主義の権化のようなしずかちゃんですら、


「黙って相手の言いなりになってやられるなんて、惨めすぎるじゃない


と言って、自ら戦車に乗って戦いに向かいます。


ちなみに、ドラえもんはなかなか優秀な指揮官であり参謀ですよ?(笑)


まず、可能な限り自分たちの武力を強化して、数において圧倒的に不利な状況を打開しようとします(基本でしょ)


ドラえもんの映画は基本的に、理不尽に侵略してくる敵から協力して地球を守る、という内容になっています。


…改めて思いましたね…ドラえもんの映画って、なんて素晴らしい作品なんだ、と









で、何が言いたいかと言いますと、かくのごとく、侵略を企む国があるなら、


彼らが「ちょっと、ここは取るの無理そう」だと思わせられれば、最初からそんな心配はないわけでして、


簡単に取られそうだと思われてしまえば、相手も一気に攻めてくるのでこちらは防衛体制をとらねばなりません。


ちなみに、外交交渉だけで戦争を回避するのが政治家の仕事だろうと叫ぶ人もいますが、


外交交渉を有利に進める条件として、自国の軍事力がモノを言います。


それは、我が国がポーツマス条約で涙をのんだ経験が物語っているではありませんか。






最初に書きましたが、最後にもう一度書きます。


モメている理由は、憲法違反かどうかという論点で争っていることに由来します。


これが元凶となって、今日まで自衛隊はあいまいな位置づけのまま置かれ、


軍隊じゃないという欺瞞のもと、困難な任務を遂行せざるを得ませんでした。


現憲法上、違憲なのかどうかではなく、そもそも憲法の方がおかしい、というのが現実です。


そして、憲法を改正しないことも、していないこともおかしいのです。


なのに、憲法を軸にして言い争うのは敵の術中にはまってしまって、必死になって、


「別に違憲じゃない」


と言い訳するのは得策ではないと、僭越ながら思います。








なんか、最近、側近の磯崎総理補佐官が言ったことが波紋を広げているとのことですが…


別にこの人が言ったことって、そんなに変なことでもないと思うんですけど。


はっきり言いすぎただけで(笑)


こういうのは、メディアが騒ぎ立てて、別に問題でもなんでもないことを、


あたかも大問題であるかのように報道することが、おかしいのだと国民の大半はいい加減気づいていると思いますがね…。


まぁ、反対派がとにかく必死で法案を潰したがっているという証左であり、


それこそが、日本にとっては極めて必要不可欠な法案であるという証左であろうと考える次第です。


でもって、何を持って論じるべきなのか?


そりゃあ…「正しいか、正しくないか」ではなくて「必要かどうか」ではないんですか?








「安保法案」って結局なんなの?   ~「戦争法案」と叫ぶ人たち~

2015年07月30日 | 国を憂う

そろそろ、紛糾しているこの話題について取り上げます。


何回かのシリーズでお届けする予定です。


前回の記事であげたように、大方の日本人はこの法案を理解していなくて、


TV等メディアの流れから「なんとなく悪い事っぽい」と思っていたり、


ネット情報から「なんとなくした方がいいんじゃ?」と思っているくらいで、


いいか悪いか判断しようにも、よくわからないと思っている人が多いようです。


「誰かわかりやすく説明して~」


と思っている訳ですけど、他人に説明を求めると必ずバイアスがかかる


という事実は念頭に置いた上で、お話を聞くことをオススメします。


たとえば、私のこのブログで情報を得ようとした場合、当然ながら「安保法案支持」の立場で書きますので、


ここで書く内容は、支持という意見に寄った内容になります。


ですが、できるだけ判断材料となり得るような書き方をしたいと思っていまして(いちおう)


いろんな切り口で思うところを語りたいなぁということで、まずは、この法案に熱心に反対するカタガタについて取り上げます。


なんでかといいますと、彼らの事を理解しないままで、賛成か反対かを論じても、よくわかっていない人からすると、


分かりにくかろうと思うからです。


いわゆる「保守」という方たち(私自身その部類ですが)の多くは、彼らの意見を「お花畑」「馬鹿」と切り捨てるだけで、


何の発展性もないことが、一番問題なのではないでしょうか?






私が思うに、この「戦争法案」だと叫んでいる人たちは、ざっくり二種類いると考えます。


1.煽動する側


2.乗せられた側


この二種類です。


1.の人たちは、はっきり言ってしまえば中国共産党からお金をもらい、


「この法案をつぶせよ」


と厳命されていて、その指示にしたがっている人たちです。


そして、2.はさらに二つに分かれていると考えます。


1.に近い位置にいて、民衆を扇動するために存在している人たち(2A)と、


その人たちに煽動された人たち(2B)。


共産党員でもないのに「戦争法案反対」などと叫んでいる人や、それを単純に信じている人たちです。


割合は、当然1.が圧倒的に少なく、表に出てくることはないでしょう。(出てるヤツもいるけど)


1.と2Aの違いは、真の意図を知っているのか否かということです。


2Aの人は、おそらく純粋に憲法を申請不可侵のものだと考えていて、真剣に戦争反対だと叫んでいる人たちです。


2Bは、自虐史観等からごく自然に、メディアの報道や2Aの人たちの煽動を信じ込む人たちと言えましょう。


以上のことから、保守の方たちは、2Bに該当する人を見極めて彼らを啓蒙していく必要があると考えます。


やれ「お花畑だ」「平和ボケだ」と馬鹿にしても、事態は好転しません。


そして、この2Bの人たちは、正しい情報を与えれば目が覚める可能性を持った人たちです。


・・・ちなみに、何を隠そう私自身も、どっぷり自虐史観に染まった、左に傾いていた人間でしたので(笑)


目覚める人は結構多いと思います。








1.および2Aの人たちは、無理です。


議論するだけ無駄ですね。


我々が、「サヨク」とか「左巻き」とか読んでいる連中です。


さて、ではこの人たちには極めてわかりやすい特徴を持ち合わせています。


それをざっとまとめてみました。


1.権力者が大嫌いで敵視している(地位が高い=悪だと思っている)


2.自虐史観信者


3.憲法9条を申請不可侵の崇高な物だ考えている(憲法信者)


4.全て平等であることが絶対的に正しいと考えている (個人の権利だけを異常に主張する)


5.論理的な思考ができず、感情的


6.話す内容を100としたら、真実 1: 嘘 99 という内容


7.プロパガンダが巧い


8.宗教や伝統を否定・破壊したい(国歌・国旗が大嫌い)


9.原発反対派


10.日本が大嫌い


大まかですが、だいたいこんな特徴を持っているように感じます。


要は、10に集約されるわけです。


というわけで、彼らは日本を弱体化させるような事が大好きですね。


メディアの報道で、一体何が正しいのかわからない、と言う方には、


「民主党、共産党、社民党」が反対している内容かどうか、が、一つの判断材料になると思います(笑)


この3つの政党は、本当に一体どこの国の政治家なんだと叫びたくなる事が多々ありますので。


つまり、反対派とは、最初から「反対する」「安保法案をつぶす」ことが前提で取り組んでいます。


だから、代案がないのです・・・反対するだけで。


反対して、つぶすことに命をかけている方たちである、ということは疑いありません。


ついでにいうなら、平和とか戦争反対と叫ぶ割に、暴力的で下品な人たちが多いという、おもしろい集団でもあります。


平和を愛している集団に見えない人たち、というのも、特徴だといえるでしょう。


そして、煽動されている人たちの大きな特徴は、


「戦後、日本が平和だったのは憲法九条のおかげだ!」ということを、


疑いもなく信じている、ということに尽きるでしょう。









さて、では今回の「戦争法案」と叫ぶ彼らですが、


たいていの人はきちんと法案を読んでいないのではないでしょうか?


いや、彼らにかかわらず、わからないと言っている人も、賛成している人も、自衛官も、


読んでいる人は少ないと思います。


読んでいる上で、勝手な解釈で「戦争法案」と言っている人はまぁ、まだいいですが、


読んだこともないのに、メディアや騒いでいる人の話だけで


「強行採決許せない!」「戦争が始まる!」などとSNS等で発言している輩を見ますと、いらっとしますね。


ちなみに、この手の人は「スピリチュアル系」や「自然志向信者」的な人が多いです。


いろいろリンクしているように感じます。


あ、この種の人たちは「いかにも平和を愛している」人たちのように見えますね。


女性は美人で魅力的な人も多いですし。


個人的にはスピも自然志向も嫌いではないので、とても残念に思うのですが。


まぁ、上記にあげた7番の「プロパガンダが巧い」おかげで、無関心層にささやいていきます。


保守層からみたら、片腹痛いような「徴兵制」だの「元自衛官とやらの話」だのは、


何も知らない人にとっては結構パンチが効いているので、反対層を増やすには比較的効果が高いのです。


なぜか?


人は、不安や恐怖に反応しやすいからです。


そういう人間のマイナス感情を利用して、過剰に家族想いでかつ知識不足の女性を取り込みにかかります。


こういう女性は


「まぁ大変・・・子供を絶対に自衛隊に入れさせないようにしなきゃ


とか


「(子供・夫は)自衛隊やめさせなきゃ


と過剰反応して騒ぎ立てます。


こういう方たちは、感情先行型で論理的に考えることができないタイプが多いので、2Bになりやすいです。


よって、こういう方たちをいかに啓蒙していくかが、本当に課題であり、それが結構難題なんですよね・・・。


なのですが、あえて、そこに取り組んでいかないと、日本の未来はおぼつかないので、


「憲法改正


「サヨクは馬鹿~


と、保守層も騒ぐだけでなく、ここはサヨクを見習って、もうちょっと巧い広報戦略を考えないとまずいんじゃないの?


と考える次第です。


人は、正しいことだから支持するのではなく、感情的に共感できる事を支持します。


特に日本人はそのきらいがあります。


・・・というわけで、自分なりに今現在でできることで、それに取り組む行動の一環として、以後シリーズ化で


次回から、「安保法案」について書いていきます











UHさんにて、体験搭乗♪

2015年07月28日 | 陸上自衛隊

・・・はい、では戻ります!


くらま一般公開前、午前中は久留米駐屯地にお邪魔しておりました。


昨年に続いて、2回目の体験搭乗です


昨年は、目達原駐屯地でしたが、今年は久留米でした。


UHは、目達原からやってきた子たち(二機)です。






二回目ともなりますと、だいたい勝手もわかりますね。


まずは、安全教育がありますので、研修室に集まります。


この時に、


「あの~、みね姉さんですよね?」


と斜め前の席の女性からお声をかけて頂き、どなたかな?と思っていたら、FBフレンドさんでした


お会いできてうれしかったです。


この時、時間まで、例の安保法案について色々とお話していました。


彼女は、


「主婦にわかりやすいように説明してあるものが、なかなかない」


と、もっともなことを仰っていました。


それは、私自身も必要なことだと思っていますので、


お子さんを持つお母さんたちに、きちんとした正しい知識を持ってもらうための場所、というものを、


新たに作っていく必要性を痛感しました。


余談ですが、彼女に


「佐世保にイージス艦がいるなんておかしいこれは、絶対に危機が迫っている状況だ


と、言い放った自衛隊ファン?的なお知り合いがいたそうでして、


「佐世保にイージス艦がいるって、普通はありえないんですか?」


と質問され、絶句した私。


一体誰だ、そんなことを言った人は~~


「あのですね・・・。佐世保は、こんごう、ちょうかい、あしがらと3隻のイージス艦の母港ですから、

 いるのは、全然普通です


とりあえず、誤解が解けてよかったです・・・。


ぜひとも、そのお友達に真実をお伝えいただきたいです








そうこうしていると、会場も人がたくさんになり、安全説明会が始まりました。


見るからにベテラン感漂う本日のパイロット2名と、


見るからにフレッシュな安全説明担当の若い三尉さんがご登場。


しかしこの三尉さん、本人はいたってまじめなんですけど、説明する時の言葉のチョイスがおもろしくて、


地味に笑いを誘ってくれましたね・・・笑


そんな安全説明が終わって、いよいよ順番に搭乗します。


私は、一番最初の1機めの搭乗に割り当てて頂いたので、はりきって外に出ました。


搭乗前、前回同様に、ドッグタグを受け取ります。



安全説明で、


「絶対に落ちませんから


と力説されたのは昨年も同じでしたが・・・これを一応渡される時点で「絶対」ではないだろう、と心の中でツッコむ私・・・。


万が一ってことで、渡しておかないとイケナイっていう決まりがあるのかな?


もちろん、基本的に安全だと言うことは重々承知している上で、書いています。


ま、そんなことはさておき、いよいよ乗り込みます。



実はこれは、降りたあとに撮影した物でして、乗り込んでいる人たちは第二陣ですので、


この写真では止まっているように見えるブレード、実は、回転中です。


そして、第一陣の私たちが乗り込むときは、まだブレードが止まっていました。


なので、こんなふうに頭を低くしなくてもOKでしたね。


・・・無事に乗り込み、右側後部席に着席しました。


全員乗り込み、ブレードが回転し始めます。


・・・結構長く回転してるけど、なかなか離陸しません。


隣の(と言っても、結構離れてるけど)ヘリのブレードも回転し始めました。


でも、まだ離陸しない・・・・。


不思議だったので、このあとにお邪魔した「くらま」でその事について質問しました。


・・・なぜなら、この場ではとても質問などできる状況ではなかったからです。


で、頂いた回答は、


「回転し始めた状況下での、点検をしている」


とのことでした。


な~~~るほど。


そういうことね。







さて、ようやく離陸しました。






お隣、幹部候補生学校


このあと、高良大社上空を飛び、久留米市街地に向かいます。





・・・こんなかんじで、15分くらい空のお散歩を楽しませて頂きました


毎度話されるネタなのですが、これが民間機での遊覧飛行なら、15,000~20,000円とられます・・・。


なんでって、燃費がすっごく悪いから(笑)


なので、そういう意味でも、この体験搭乗はとても貴重でありがたい機会といえます。


個人的には、いつも地上からヘリの音だけ聞いて、空を見上げているので、


こういう、上空を飛ぶ側を体験できる、ということがとても楽しかったです


久留米駐屯地の皆様、今回もお世話になりました。


ありがとうございました。


・・・次回は、夏祭りでお邪魔いたします








くらま様、下関から出港・・・

2015年07月24日 | 護衛艦いせ
さて、自衛艦旗掲揚1時間前には、早々と岸壁に参りました。


そうすると、しばらくして、飛行甲板に早々と乗員さんたちが集まりだしたので、なんだろう???と思っていましたら・・・



防大海上要員の皆さんの、実習終了式?みたいなことをどうやらされていたようです。


もちろん、かろうじて声が聞こえてきた範囲で、たぶんそうだろうな~と推測しただけですが・・・。


しばらくすると、皆さん舷門の方へ移動されました。


今度はなんだ????と思っていると・・・



艦橋ウィングから、国際信号旗を手にした複数の海曹さんたちが現れ、軍艦行進曲が流れ始めました


朝からテンション上がります


そして、防大生がラッタルを降り、上陸します。


曲はここで、蛍の光に変わりました。





上の方の写真、ラッタルを降りた防大生が、艦尾に向かって敬礼しているのがわかるでしょうか?


この時間はまだ、自衛艦旗を掲揚していないので、しなくてもよかったようなので、


最初に降りた男性防大生は敬礼をしていて、女性防大生は敬礼をしていなかったのが不思議な感じでした。


個人的な好みとしては、艦に「お世話になりました」的な意味で、敬礼する様子を見る方が気持ちいいですが・・・。


女性はその辺ドライなのかな?(笑)


上陸していく防大生に、海曹さんたちが、手を振りながら


「がんばれよ~」


「おつかれさま~」


と艦上からエールを送っていた様子が、なんとも微笑ましかったです。


約2年後、彼らの上官となるであろう防大生を見送る気持ちってどんなかんじなのでしょう・・・。


去る前に、お世話になった海曹さんと互いに笑顔で握手を交わしている防大生も何人かいました。


朝から、すてきな光景が見られて、清々しかったです


・・・ちなみに、くらまには、ふだんWAVEさんが乗艦していませんし、その設備もありません。


なので、いろいろ大変だったのではないかと思います


普段女性がいない艦に、初めてWAVEさんが乗艦してくると、結構みなさんいろいろ気を遣われるみたいです。


なんとな~~く私が感じるのは、溺者の品がよい感じがしますね・・・WAVEさんがいる艦は(笑)


・・・それはさておき、


昨今、海上自衛隊の人気がないという、悲しい事実があります


今回、乗艦していた防大生のみなさんが、どうか、海上自衛隊のお仕事の素晴らしさを知り、


誇りを持ってくれることを、切に願っております







お見送り後、しばらくすると0800時になりました。



いつ見てもこの光景はいいですね・・・。


それから、30分ほどすると出港準備が始まりました。


出港ラッパが鳴り、くらまが岸壁から離れます。





や~キレイ~~~~


と思っていると・・・んっ今回、なんか早い・・・???


気のせいかと思ったのですが、違った・・・


前回よりも、離れるスピードが速かったです


「そ、そんなに急いで帰らなくても~~~


と、心の中で叫びながら、くらま様の出港を見送りました。


次、お目にかかれるのはいつかなぁ・・・。


あと、何回会えるのかなぁ・・・。


そんなことを思いつつ、お見送りしました。


訓練、広報とお疲れ様でした








くらま様下関に御入港♪

2015年07月22日 | 海上自衛隊


3月、神戸で初めて乗艦させて頂いてから、数か月ぶりの見学ということで、


それはそれは楽しみにしておりました


午前中、久留米駐屯地にてUHの体験搭乗をしたのち、下関に急ぎ参り、


再会いたしましたくらま様に



この日は風が強かったので、自衛艦旗がきれいに翻っています。





私が行った日は日曜日で、公開二日目でしたが、とにかく見学者が多かったです


もう、切れ目なく乗艦者がいて、くらまのみなさんも驚いていました。


「くらまを見学できるのは、これが最後かもしれない!」


という、意気込みで来られた方も多かったのではないでしょうか?


今年は、旗艦を務める最後の観艦式なので、この時にくらまに乗りたいと思っている人は多いでしょうね。



ここの一番下に、「平成27年観艦式観閲艦」と刻まれて、最後となるのです・・・。








ちなみに同日、鹿児島では「はるさめ」が、長崎では「あまぎり」が、


神戸4突には「いせ」が阪基には「すずつき」が、


と、艦艇広報目白押しの日でもありました


長崎から「あまぎり」を見て、下関に来られた方もいらしたようですね。


さて、私は1330すぎくらいに、くらま様に乗艦させて頂きまして、


くらま艦長遠藤昭彦一等海佐にお目にかかりました


今、チャンネルNipponのエッセイで「艦長のリーダシップ」


というテーマで書かせて頂いているので、


今まで以上に、「艦長」という存在に興味が高まっている私・・・。


遠藤艦長は、常にほほえみを絶やさない方だなぁという印象です。


事実、あとで乗員さんから伺った話なのですが、金曜日の入港はとても海面が荒れていて、


ただでさえ、狭い海峡で流れが速い下関で、一層入港が困難で、大ベテランの艦長をもってしても、


なかなか、着岸の位置が決まらなかったのだそうですが、


そんな中でも、艦長はいつもと同じ表情で全く動じずに着岸させたのとのこと。


「表情が変わらないのは、みんなを不安にさせないための、艦長の配慮だと思います。さすがだと思いました」


と、話してくれた方が仰いました。


困難な時ほど動じないで冷静に判断し対処する、というのは指揮官の重要な資質なのは言うまでもないですが、


これこそ「言うは安し」の最たるもので、それができる人というのは、実際にはそんなに多くはいません。


さらに、その方が教えてくれたのですが、海上自衛隊には、


「指揮官のたしなみ」


という小冊子があるのだそうです。


今の統幕長河野克俊海将、海幕長武居智久海将共に、歴史と伝統を重んじられる方だそうで、


海上自衛隊幹部に対して、この「指揮官のたしなみ」を読むようにと仰っている、と伺いました。


・・・私も読みたいです・・・(笑)


どんなことが書いてあるのかとても興味深いです。









艦長さんとお会いした後、3月神戸で出港前の自衛艦旗掲揚後


甲板で少しだけお話させて頂いた、副長さんにもお会いする事ができました。


さすがに覚えていらっしゃらないだろうと思っていたのですが・・・覚えていてくださってとても感激しました


また、ぜひお会いしたいと思っていた方なので、再会できて本当にうれしかったです


その後、思いがけない方とも再会しました~


いや~、びっくりです(笑)


まぁ、最近こういうことが本当に増えてきましたね。










・・・ところで、海上自衛隊ファンでは知らない人はいないと思いますが、


「くらま」と「下関」と言えば、例の衝突事故があります・・・


実際、見学者の中で


「これって、あの時の艦ですよね?」


と言ってきた人もいたみたいですが・・・そこは、触れずにおいてあげて~と、私は思ったのだけども。


・・・この時、事故の対処に実際に当たっていた方から事故の状況の話も聞いていて、


この時の火災がトラウマになって、艦を降りた方もいらっしゃるんですよね・・・。


それから奇跡の復活をとげることができて、本当によかったと思います。


皆さんご承知の通り、くらまは廃艦が決まっていますが


「三笠」みたいに保存しててくれないかなぁ・・・と、思ったりするんですけどね・・・。


倉島にずっと守り神としていて頂こうよ~~~~(涙)


・・・あ、そういえば、ようやく倉島で一般公開が解禁されますね。


かなり、規定が厳しくなっていますが、これが当たり前だと思います。


特に、日本国籍に限る、とか、服装も、もう当然でしょ?


佐世保基地HPに


「<最後に>
 基地内は、観光地ではございません。保安のためにもこちらの指示に従っていただきますようお願いします。

 一般公開は海上自衛隊を認識、理解して頂くため、一隻の艦艇を公開するものです。

 実際に任務に当たっている艦艇に乗艦し間近で見学できる良い機会だと思いますので、

 気持ちよく見学できるよう皆様のご協力をお願いいたします。」


よく言ってくれた


これくらいの毅然とした態度でいいと思います


「基地内は観光地ではございません」


ごもっともも~ほんっとにそうです。


この前、呉で、ふらっと来た観光客が


「え~?入れないの?名古屋から来たんだけど~」


と言っていましたが・・・そう、観光地じゃないんですよ、基地は。


まぁ、観光地でも事前申請が必要なところだってありますからね。








おっと、話がそれてしまいました。


この日は、こんな感じで一般公開の時間を終えました。


一旦上陸し、日没を待ちます。


・・・冬と違って、日没まで長いのなんのって・・・


くらま様を眺めつつ待っていましたが、


ず~っと岸壁側を向いてお話していた3人の5分隊の方たちとおぼしき、当直の海曹さんたちに、


「あの~、日没って何時ですか?」


と下から見上げて質問してみた。


「え~っと、たぶん1930くらいです」


「ありがとうございます~」


「地元の人ですか~?」


「いいえ~佐賀県です」


「え?なんでわざわざ??」


「くらまが好きだからです


「めずらしいですね


と、えぇなことを言われました。


くらまって、人気艦だと思うんだけどなぁ・・・。


等々お話していたら、日没を迎えました。







いつ見てもいいですね・・・この光景は。


それから、約1時間半・・・だいぶ暗くなりました。


さっき、お話していた海曹さんが上陸してこられて、


「私、もうすぐ、くらまを降りるんです。なので、最後に外から見させてくれって今お願いしてきて・・・」


と言われました。


あぁ、なんかこうの好きだな~・・・いいな~。


こういう、艦に対する想いとか好きですね。


そうしていると、点灯しました。






「キレイ


と思わず叫んじゃいました


本当にキレイでした。


こういう艦艇広報の時って、乗員の皆さん、本当にたくさんたくさん、いろんな準備をされているんですよね。


今回の艦艇広報は、この前に、防大生海上要員を乗せての、訓練を終えた後に各地で行われたものです。


たいてい、広報はこんなふうに訓練後に行われることが多いみたいなので、


訓練だけでも大変なのに、広報の準備まで大変だなぁって、いつも思います。


みなさんが、寄港先で、楽しい上陸時間を過ごして、リフレッシュできているといいなぁ。


・・・もちろん、翌朝は、出港お見送りに行きました。


ってことで、続く



「・・・くらまの写真が全然ないじゃん」とお怒りのあなた、


コチラをご覧くださいませ~