「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

桂駐屯地にお邪魔してまいりました♪  ~プロローグ編~

2015年02月26日 | 陸上自衛隊

今回の遠征は、ほんっとに濃い遠征でした(笑)


2か月前から、すっごく楽しみにしていたのが、これまたこちらです。


京都市内唯一の駐屯地、桂駐屯地にお邪魔させて頂きました


今回、護衛艦いせ後援会理事のお一人でもある方からお誘い頂き、


ちょうどその日が、関西にいる期間だったので2つ返事でホイホイ行かせて頂きました



…残念ながら、この日は雨だったのですが、


そこは、ほら、自衛隊の女神さまに愛されている私がいますから、


駐屯地内に入ると、わりと晴れてきましたね。


時々降ってきましたが、そんなに気にならないくらいでした。








…それにしても、いろんな駐屯地にそこそこお邪魔させて頂きましたが、


その中でも、桂駐屯地はかなり駅近ですね。


私が行った中では、


1位…守山(愛知県) 2位…桂(京都府)3位…春日(福岡県) 


という順番で、駅近ではなかろうかと思っています。


余談ですが、守山駐屯地の正門には、やっぱりしゃちほこがいました(笑)



かわいい





…話がそれましたが、


この日は、女性限定10名ほどでお邪魔させていただのですが、


まず、桂資料館に案内されました。


後援会理事が、副隊長さんに表敬訪問されている間、


私たちは、ここで待機です。



中に入ると、暖かいお茶やコーヒーがご用意してありました。


いつも思いますが、本当にこういうお気づかいがありがたいです


さらに、椅子の上に、おなじみの自衛隊パンフレットを


ご用意してくださっていたのですが、


パンフレット一式が入っている中に、こんなものがありました(笑)



F15のペーパークラフトです(笑)


デフォルメされた形がめっちゃかわいい


まだ作っていません(笑)


あとは、



「これって、手作り…ですよね??(笑)」


「はい(笑)…なにかお土産があった方がいいと思いまして…」


と照れくさそうに仰る、広報官さんがカワイイ


そして、いつも思うのですが、


この、民間人に少しでも喜んで頂きたいというお気持ちが、


…何と言いますか、ありがたい半面、ちょっと切なくもなるんですよね…私は。


それにしても、お忙しい間をぬってこの日の見学のために、


こんな風に細やかなお土産まで用意してくれることに、いつもながら頭が下がります。





理事さんが戻ってこられる間、


私は近くにいらした広報官の方とお話していました。


「あの~、ずっと気になっていたのですが、

 あの奥にある建物(ごめんなさい、写真撮り忘れました)って、

 一体なんですか???」


ずっと気になっていた、奥にある、ふる~~~~い建物。


窓越しに、ベッドが見えていました。


「ああ、あれは、外来用です」


「外来???」


…外来と聞いた瞬間、病院の方をイメージしたあたり、


私はまだ正気なのだと思えた、今日この頃…(笑)


「よその部隊から来た人達用の部屋です。ものすごくボロいんですが、誰も文句言いません(笑)」


と、笑顔で返す広報官さんですが…そうなんだよね…。


「…そ、それは、普段は野宿だから、

 屋根があってベッドがあるだけマシだという、アレですね…


「そうです、そうです(笑)」


…ご存知の方も、いらっしゃるだろうと思いますが、


かの東日本大震災の時に、災害救助に訪れた陸上自衛官に対して、


寝場所としてあてがわれたのは、旅館やホテル内の…廊下でした


これが知れ渡り、ネットで、自衛隊ファンの間でさんざん「なんてひどい」と騒がれていたのですが、


…当の陸自さんたちは、


「いやぁ屋根がある部屋で寝られるなんて、なんてありがたいんだ


と大喜びだったという、なんかもう…何と言っていいのか分からないような話があります。


私は、リアルにこの話を、何度か陸自さん達から伺ったのですが、


本当に嬉しそうに話していたので、


本気でそう思っておいでだとういうことは、間違いないと思われます…。


本当に、いつもいつもお疲れ様です


それから、この方からは、訓練の様子についてかなり具体的に教えて頂きました。


内容から、あまり具体的に書かない方がよさそうなので、


さくっと書くと、歩兵がどんなシュミレーションで訓練しているか、ということだったのですが、


戦術的な話が大好きな私にとっては、この時が、一番テンション上がりました


…さて、そんな話をしているうちに、


理事がお戻りになりました。


これから、ブリーフィングと資料館見学に入ります


…続く。

「チャンネルNippon」にて、エッセイを連載させて頂きます♪

2015年02月20日 | 日記
大変光栄なご依頼を頂きました


コチラのチャンネルNipponにて、


私、女性で初のエッセイを連載させて頂く機会を頂きました


こちらは、


NPO法人「平和と安全ネットワーク」が運営している、


国防について、自衛隊について、


元自衛官の方たちによって中心に書かれた、様々な記事が集められているサイトです


錚々たる方たちが書いていらっしゃる中に、


私もエッセイを書かせて頂くことになり、大変恐縮なのですが、


とても貴重な機会を頂き感謝に堪えません。


本当にありがとうございます







ここでは、


「みね姉のみた防人たちの素顔」


というタイトルで書かせて頂いています。


まだまだ、約1年半ほどではありますが、


私が開催する倶楽部や、いつも行かせて頂く広報、レセプションパーティを通じて、


本当にたくさんの自衛官とお話する機会を頂きました。


そんな中で、


公私両面において、彼ら自衛官と接し、


私が感じたことを、書かせて頂いています。


あくまで、私が見て感じた、自衛官の素顔ですが、


知られざる防人たちの素顔を、感じて頂けるとうれしいです。






イージス艦「みょうこう」in下関  ~出港編~

2015年02月17日 | 海上自衛隊
…基本的に、ひじょ~~に朝が弱い私ですが、


この時だけは早起きできるのが、自衛艦旗掲揚(笑)


前回の記事で、自衛艦旗納めをアップしましたが、


今回は、自衛艦旗掲揚からの~~~出港です


…下関駅近くのホテルから歩くこと15分、


再びあるかぽーとに向かいました…ら、


ちょうどいいタイミングでした





この時も、私含め、もの好きなギャラリーが数名いらっしゃいましたね(笑)


寒さをこらえながら、ラッパを待ちます。


そして8時…ラッパが鳴り響き、自衛艦旗が揚がります。





う~ん、いつ見てもいい…。


…しかし、この時は寒かった…


みょうこうは、この後9時に出港なので、このまま岸壁にいるつもりだったけど、


あまりの寒さに、一旦、スタバに退避。


30分に、再び岸壁へ…行きましたらば…吹雪いてるよ!!!


…断言するけど、艦艇の出港お見送りじゃなかったら、


断じて、一歩たりとも外に出てないよ…っていう寒さ。



…っていうか、カラー写真なのに、


見事にグレー1色の写真になっているあたり、


寒さを感じていただけるのではないでしょうか?(笑)


いやもう、ほんっとにあり得ない寒さで、


手が凍傷になりそうだった…








…しかーし、みょうこうの乗員さんたちは、


いつもどおりに、淡々と出港作業なう。





…舞鶴はもっと寒いと思うけど、この日はさすがに寒そうでした…。



旗が揚がりました。



艦首で出港作業、舫いを放していきます。


…そういえば、みょうこうは、舫いを放す順番を、


地本の人に最初に細かく指示してたなぁ。


そういう様子は初めて見たような気がします。



舫いを外すために待機している、地本の皆さま。


一度でいいから、私も舫いを外してみたい…。





出港作業を眺めていると…





みょうこうの艦長さんのお姿が


この艦橋ウイングに立っているご様子が、めっちゃ素敵でした~


…しかし、吹雪いているのに、表情一つ変わらない艦長さん…


まるで、映画のワンシーンのようでした


そして、



からっとくんもお見送りに(笑)






「寒い…」


しか言葉が出ない中、震えながら立っていると、


一般公開の時にお話しした、立入検査隊員さんが、


こちらに気づいて敬礼してくれたり、


VLSのところでお話した電測さんが、


こちらに気づいて、手を振ってくれたのがうれしかったです


気持ち、寒さを忘れることができたかな?(笑)


そうしているうちに、出港ラッパが鳴りました。





ゆっくりと、みょうこうが岸壁から離れます。


以前、練習艦かしまの艦長がガタルカナルで、実習幹部たちに、


「出港の美学」


ということについて、語られたということを、FMでお話させて頂きました。


そして先日、この時実習幹部だった三尉さんと、お話をする機会があったので、


「出港の美学ということについて、お話を聞かれたでしょう?どんなお話だったのですか?」


と質問したところ、


「出港の時は長く港付近にとどまるものではなく、速やかに離れていくこと、と仰っていました」


とお話してくれました。


この日のみょうこうの出港は、


岸壁から離れる時はとってもゆっくりとしていて、


まるで、離れがたいようなそんな感じでしたが、


一旦、岸壁を離れると、急速に艦足が速くなり、


離れがたい気持ちを断ち切るように、去って行ったように感じました。





帽振れ、汽笛も出港ならではの素敵な光景ですが、


去りゆく艦影を見送りながら、出港を美学を感じるのも、また一興ではないでしょうか。




みょうこうの皆さま、寒い中、広報本当にお疲れ様でした。


素晴らしい時間を過ごさせて下さって、本当にありがとうございます






















イージス艦「みょうこう」in下関  ~自衛艦旗納め+おまけ編~

2015年02月15日 | 海上自衛隊

やっぱり、せっかくなら見ないでは帰れない、自衛艦旗納め


寒空の下、じっと待っていたら、


この寒い中、カメラを構えて待っている物好きな女性二人組が、他にもいました(笑)


いらっしゃるものですね(笑)




「自衛艦旗降ろし、5分前」


の放送が聞こえ、甲板に乗員さんが集まります。




…やがて、君が代が鳴り響き、ゆっくりと自衛艦旗が降ろされます。






この時間、大好きだ~~~~


帝国海軍時代から、


このような光景が続いてきたのかと思うと、


万感の思いがこみ上げてきます。


ちなみに、この自衛艦旗の掲揚・降下について、


海上自衛隊礼式規則(昭和40年5月24日海上自衛隊達第33号)

第21条(自衛艦旗を掲揚し又は降下する場合)によると、

自衛艦において定時に自衛艦旗を掲揚し又は降下するときは、

定時10秒前に喇叭を以て「気を付け」を令して定時に、

喇叭君が代(帝国海軍および陸軍で使用していたものと同じ喇叭用の曲(喇叭譜)で、

一般の楽譜とも陸上自衛隊と航空自衛隊で使用する君が代の喇叭譜とも異なる)

1回を奏するものとし、当直士官は、艦橋又は後甲板付近に措いて掲揚(降下)を指揮しつつ、

自衛艦旗に対し挙手の敬礼を行う。  (Wikipediaより)



とのことで、


つまり、自衛艦旗を降ろす時は、


海だけ、旧軍で使用されていた君が代なんですよね、なぜか。


かつ、陸・空は、国旗の掲揚及び降下は、


朝8時は同じですが、降下は5時と決まっています。


海は日没なので、毎日微妙に時間が違うわけですね。


…まぁ、ここらへんが、他幕の方からしますと、


「なんだって海自だけ違うことしているんだよ


という思いがなくはないようですが(笑)


で、陸・空は、国旗のみの掲揚・降下ですから


海だけ、自衛艦旗と国旗の二つがあり、


かつ、降下の開始タイミングは同じなのですが、


艦首側の国旗の方が降下が早く、


国旗を降ろし終えた乗員さんは、


くるっと後ろの自衛艦旗の方を向き、敬礼して、


ゆっくりと降ろされる自衛艦旗を見ています。


…なので、このあたりも、


他幕の方々からすると、


「なんで???」


と思ってしまうところのようです(笑)


この色々と、海上自衛隊だけが違うところが多いのが、


伝統墨守・唯我独尊と言われる所以なのでしょうけどね(笑)


さて、この後1830から、


電灯艦飾が行われました


(写真提供:石井隆太郎氏)


電灯艦飾はやっぱりキレイですね


しかし、電灯艦飾が消えた後もキレイなのだ


…で、この写真をUPしたかったのですが、


なぜかできない…


残念…観覧車から見たみょうこうが、とっても美しかったのに~


…という感じで、初日のみょうこう見学は終了しました


翌日も行きたかったのですが、


一般公開が終わるギリギリになんとか到着…でしたので、


もう、つるっと一周して終了。


…実はこの日、お昼に見学に来ていた方は、


超・超・超・ラッキーだったのです


なぜなら、同じ第三護衛艦隊群である、あたご、まきなみ、すずなみが関門海峡を通過し、


もちろんここで、すれ違う僚艦同士で敬礼が行われたのです


あ~…見たかった…


この様子は、コチラのFlickrに掲載されているので、ご覧くださいませ


…という感じで、


二日目は終了しました。


次回、出港のお見送りです


イージス艦「みょうこう」in下関  ~一般公開 艦橋(?)編~

2015年02月13日 | 海上自衛隊

時間が迫ってきたので、


所定の場所に向かい、並びます。


並んでいると…


下関のゆるキャラ、からっとくんがやってきて、


列に並ぼうとしたので…乗員さんに


「からっとくんチケットは?え?何?持ってないの?(笑)」



「からっとくん、ちょっと、ボディチェックするからね」


なかなか厳しい、乗員さん(笑)






「んっもう鳴っちゃったよ(笑)ダメだよ~からっとくん(笑)

 一体、何持ってんの(笑)」

すると、からっとくんの後ろに、短剣が発見されてしまった


「だめだよ~こんなもの持ってきちゃ~」



謝るからっとくん(笑)


こんな感じで、ひと笑いさせて頂いてから、いよいよ艦橋へ


まず、足を踏み入れたところにあったのが…



おなじみ、マット。


みょうこうのは、シンプルですね。


途中、ラッタルの傍で気になったのが、



群司令以下、幕僚方が帽子をかけるところです(笑)



群司令のがかわいい~~~~


あと、途中で見つけた…



救急箱袋バージョン(笑)


この桜と碇がめっちゃかわいい~~~



艦橋ウイングから見た、艦首と



関門海峡。


艦橋の中で取ったものと言えば…



いや~~いいですね


この伝統墨守な感じ


見切れてしまっている一番上には、


「艦の威容を保つ」


が、もちろん書いてあります


…とまぁ、こんな感じで、


わりとどうでもいいものばっかり撮影してきました(笑)


いや、だって、艦橋ってそうそう、大差ないでしょう???ぱっと見。


雰囲気が。


だから、個性が分かるものの方が、撮ってても見てても面白いかなって(笑)


あ、艦橋らしい1枚がありました。



…いかがでしょう?(笑)


これこそ、艦橋らしさを物語る、最もわかりやすい1枚かと。


そうこうしていると、撤退命令が下され、しぶしぶ名残惜しみながら艦橋を後にします。


最後、エントランスに出ると…




JAPNESE BMD=こんごう型大集結の写真


かっこいい~


この写真ほしい~


そして、



真中が、護衛艦みょうこう第11代艦長 松味利紀一等海佐でいらっしゃいます


今回、お話はできず、一度短魚雷の傍ですれ違っただけなのですが、


素敵な方でした


そして何より、乗員の皆さまからの人望がとても厚い艦長さんなのです。


すばらしい


そして、こんなものもありました。



達筆過ぎて、私、読めなかったのですが…和歌であろうと思います。


そして、めっちゃ興奮して見たのが、コチラ…



こういうのが、艦内にあるのは初めて見た気がします。


無機質感じしかしない艦内で、


こういう荘重な木製の家具があると、とても存在感がありますね。


ここには何があったかというと…



メダルです


ご存知の方も多いと思いますが、


艦艇では、艦長や先任伍長さんは、他の艦艇と挨拶をする時、


名刺交換の代わりに、こういうメダルをやり取りするのだそうです。


実は私も何枚か頂いたことがあるのですが、とてもここまで集めるのは無理ですので、


興奮して見ていました


ちなみに、一番目立っていたのは、


あしがらのです(笑)


やっぱり、あしがらは、金太郎なんですね(笑)


結構ここにとどまっていると、


殿軍さんから撤退を促されましたので、この場を離れました。


…とまぁ、こんなかんじで、


艦橋見学というか、艦内一部見学と言う方がそぐわしい感じのレポートとなりました(笑)


というわけで、次回は、自衛艦旗納めとおまけ編です。