安倍内閣が提出している労働者派遣法の改悪に反対する地方議会の意見書が昨年7月以降197に達していることが5日までに分かりました。昨年12月以降に可決されたものが193に上っており、派遣法改悪反対の声が急速に全国に広がっていることを示しています。
都道府県では北海道、岩手、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、兵庫、山口の9道県議会、政令市では大阪、浜松、堺などの市議会が可決しています。
意見書は . . . 本文を読む
(写真)働く者の要求をかかげて開かれた第85回中央メーデー=1日、東京・代々木公園
安倍政権の暴走を許さず、大幅な賃上げの実現や、労働者派遣法などの労働法制改悪反対などをかかげて1日、第85回メーデーが全国305カ所で開かれました。東京・代々木公園で開催された中央メーデーには2万7000人が参加しました。「安倍暴走ストップ」と書かれた「暴走車」のデコレー . . . 本文を読む
政府が今国会に提出している労働者派遣法改悪案に盛り込まれた罰則規定に重大な誤りがあったことが28日までに明らかになりました。日本共産党の小池晃参院議員が同日、厚労省の担当者から聞き取り調査を行い、同省が誤りを認めました。小池氏は「単なるミスでは済まない重大問題だ。法案の中身も重大な改悪で大問題だが、法案としても欠陥であることは明らかになった」と指摘し、法案は撤回すべきだと求めました。
明らか . . . 本文を読む
父母“東電・元請け、説明きちんと”
東京電力福島第1原子力発電所構内で、収束・廃炉関連作業中に土砂崩れで生き埋めとなり、作業員の安藤堅(かたし)さん(55)が死亡した事故(3月28日)から1カ月がたちます。安藤さんの郷里、新潟県五泉市で悲しみにくれる父親の文男さん(84)、母親のチエさん(82)に無念の思いを聞きました。
(写真)居間に置かれた骨つ . . . 本文を読む
労働時間法制の見直しを議論している労働政策審議会(労政審)労働条件分科会で22日、日本経団連の代表が、過労死を引き起こす脳・心臓疾患の労災認定に関して、「加齢や生活習慣によって増悪(ぞうあく)するものだ」(鈴木重也労働法制本部主幹)とのべ、過労死と労働時間は関係ないかのように主張しました。
この発言は、労働者代表が「過重労働による労働災害の解決を最重要項目に位置づけるべきだ」(連合・新谷信幸 . . . 本文を読む
赤旗紙試算
非正規雇用で働き続けた場合の生涯賃金は、正規雇用に比べて1億円以上少なくなります。厚生労働省が2月に発表した2013年の「賃金構造基本統計調査」から赤旗紙が試算しました。安倍晋三政権は、「常用雇用の代替禁止」などの大原則をなくす労働者派遣法改悪案を今国会に提出しています。非正規雇用を際限なく増やす同法改悪が、賃金水準全体をいっそう押し下げ、貧困を拡大する無謀な政策であることは、この . . . 本文を読む
“やってはならない作業” ― 耐震補強建設関係者
東京電力福島第1原発事故の収束・廃炉関連工事で発生した土砂崩れによる作業員死亡事故は、作業計画の誤りだった可能性が強まっています。施工管理をめぐる東電などの責任のあいまいさを改めて浮き彫りにしました。
「事故は特殊で気の毒なケースだ。(元請けの)経験不足が原因だ」。こう指摘するのは福島第1原発の . . . 本文を読む
福島県労連が記者会見
環境省が国直轄の除染作業に従事する労働者に支払う勤務手当(特殊勤務手当)を日額1万円から6600円に引き下げた問題で、福島県労連・労働相談センター(小川英雄所長)は17日、引き下げ撤回を求めることを記者会見で表明しました。
環境省は引き下げ理由として「労務単価が増えている」などと説明しています。
国土交通省が定める福島県の除染労働者の労務単価(日額)は、13年 . . . 本文を読む
牛丼チェーン「すき家」(3月末で1984店舗)を展開する外食産業最大手ゼンショーグループは17日、問題となっていた人手不足と従業員の負担増を公式に認め、「店舗の労働環境改善を経営の最重要課題に設定」したと発表しました。
ゼンショーは、一部の店舗がリニューアル(改装)工事で一時閉店しているとしていましたが、それに加え、2月から4月にかけ、人手不足などで最大123店舗(12日時点)が一時休業や時 . . . 本文を読む
参院厚労委
正社員との均等待遇を雇用者に義務付けるパートタイム労働者の対象をわずかに広げることなどを盛り込んだパートタイム労働法改定案が15日の参院厚生労働委員会で採決、全会一致で可決しました。日本共産党の小池晃議員は改定案に賛成したうえで、均等待遇の拡大を求めました。
小池氏は、均等待遇の対象となるパート労働者について、改定案が有期雇用にまで対象を拡大した一方で、異動や転勤の有無まで . . . 本文を読む