稲田朋美防衛相が、沖縄県名護市辺野古で工事を強行している米軍新基地が完成しても、緊急時の米軍による民間空港の使用ができなければ、普天間基地(同県宜野湾市)は返還されないと述べたことが、沖縄県議会などで大問題になっています。安倍晋三政権は普天間基地の返還について「辺野古(の新基地建設)が唯一の解決策」と主張してきました。しかし、稲田氏の発言は、新基地ができても他の条件が満たされない限り、普天間基地 . . . 本文を読む
沖縄県の翁長雄志知事は7日、嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)とともに都内の防衛省を訪れ、稲田朋美防衛相に対して米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練と旧海軍駐機場の使用は地元自治体、県として到底容認できないとして禁止するよう要請しました。
要請書は、旧海軍駐機場について、1996年の沖縄に関する日米特別行動委員会(SACO)合意に基づき1月に . . . 本文を読む
辺野古新基地建設の海上工事で、石材を投下すると海が白濁する問題で3日、ヘリ基地反対協議会が沖縄防衛局に抗議の申し入れを行いました。
安次富浩共同代表が「石材が洗浄されていない」と追及。中嶋浩一郎局長は「受注者に洗浄を義務付けている。(洗浄する)石材1000立方メートルごとに現地確認もしている」と答えました。防衛局担当者も「いま使用している2採石場と米軍キャンプ・シュワブ内作業ヤードに担当者が . . . 本文を読む
安倍政権が米軍北部訓練場(沖縄県国頭村、東村)の一部返還につながったと強調する東村高江周辺への米軍オスプレイパッド(着陸帯)建設。日米両政府は「完成」を確認したとしていますが、防衛省沖縄防衛局は国の天然記念物ノグチゲラの営巣期間(3~6月)が終了した1日、工事を再開しました。
安倍政権が「基地負担の軽減」を誇って昨年12月22日に開催した返還式典から半年がたっ . . . 本文を読む
防衛省沖縄防衛局は1日、東村高江の米軍北部訓練場のオスプレイパッド(着陸帯)建設工事を再開しました。建設に反対する住民ら約50人がN1ゲート前に座り込んで「生活を壊す工事をやめろ」と抗議しました。
早朝5時すぎ、ショベルカーや木材などの資機材を積んだトラック10台が北部訓練場N1ゲートから入りました。午後にもトラック13台が資材を搬入しました。工事車両が基地に入る前後、県警は、大量に動員した . . . 本文を読む
安倍政権が沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設で護岸工事に着手してから2カ月が経過しました。県民はあきらめることなく「安倍政権を倒し、辺野古新基地を止めよう」と、意気高く不屈のたたかいを続けています。
(写真)護岸工事で砕石を投下するクレーンと抗議するカヌーチームの人たち=24日、沖縄県名護市辺野古
埋め立て予定地北側の「K9護岸」工事では、ダンプで . . . 本文を読む
沖縄戦から72年となる「慰霊の日」の23日、沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」(主催・沖縄県と県議会)が開かれました。県内外から約4900人が参列し、亡くなった20万人余を追悼するとともに、憲法施行70年、沖縄県に適用されて45年の節目に憲法の平和主義の理念を再確認しました。
(写真)日本軍の守備隊に動員され、命を奪わ . . . 本文を読む
沖縄県の翁長雄志知事は20日、名護市辺野古の新基地建設に伴い、県から岩礁破砕許可を受けずに行っている国の違法工事の差し止めを求める訴訟を起こすため、議会の議決を求める議案を県議会に提出しました。合わせて、弁護士への訴訟委託料517万2000円の補正予算案を6月議会に提出しました。
翁長知事は、漁業権の設定されている漁場内で、知事の許可なく岩礁破砕等を行うことは禁止されているが、「沖縄防衛局は . . . 本文を読む
辺野古新基地をつくらせないオール沖縄会議が18日、沖縄県名護市でシンポジウムを行い、明治学院大学の熊本一規教授が、県の岩礁破砕許可を得ずに国が海上工事を続けている問題について講演しました。
漁業権が設定されている漁場での岩礁破砕には県知事の許可が必要です。国は、漁協が漁業権を放棄したことを理由に「許可は必要ない」としています。
しかし熊本教授は、漁協が「放棄」を主張している漁業権は、県か . . . 本文を読む
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設工事をめぐる入札談合疑惑(1日付既報)で、問題の6件の本体工事を共同企業体(JV)で受注した業者の約7割に複数の防衛省・自衛隊OBが天下りしていたことが、日本共産党の笠井亮衆院議員の調べでわかりました。
調査は、防衛省が公表した過去15年間の再就職先の資料に加え、同省OBで構成される親睦団体の名簿をもとに実施。 . . . 本文を読む