「もう、帰りましょう」
ひとみは、隣の智也に切羽詰ったように言った。
「なんだ、もう、我慢できないのか」
智也は、ひとみの肩を抱くようにして、そのまま、ひとみのブラウスの襟元から腕を入れ、胸をやわやわと揉みしだいている。
ひとみは、彼女の勤め先と智也と同棲しているアパートの途中にある公園のベンチに、智也と二人並んで座っていた。こうして、ひとみの勤め帰りに、智也が公園まで迎えに来て、ひとしきり楽しむのがいつもの日課ともなっていた。
ひとみは、今春、高校を卒業して勤め始めたばかりである。
智也は、売れない駆け出しの絵描きだった。
二人が知り合ったのは、ほんの1年程前で、お互い一目惚れであった。
個展に出品する絵のモデルを探していた智也は、ひとみに出会った時、電撃に打たれたような気がした。それほど、ひとみは美しかった。まさに、智也の理想そのものだった。
それは、ひとみにとっても同じだった。智也は、背も高く、アイドル系の甘い顔立ちをしていた。二人は、初対面の時、しばらく見詰め合ったまま、ものも言えなかった。向かい合って突っ立っているわけにもいかなかったから、どちらからともなく歩き始めた。
「絵のモデルをお願いできませんか」
ようやく意を決した智也がひとみに話しかけたのは、一時間近くもあてもなく歩きまわった後だった。
「わたしでよければ……」
それ以来、ひとみはいつも智也と一緒にいた。
智也は、最初はひとみの肖像画を描こうと考えていた。しかし、ひとみは、そんなふうには考えていなかった。智也に全てを見てほしかったのだ。ひとみの積極果敢な協力のおかげで、ひとみをモデルとした第一作は、素晴らしい裸婦像となった。
狭い空間に、若い男と裸の女がいるのである。男と女の関係になるのは、時間の問題であった。それでも、ひとみが、高校を卒業するまでは、同棲はしていなかった。智也には、生活力がなかった。絵描きなんて、そう金になるものじゃない。
「いいわ、わたし、高校を卒業したら、働いて智也さんを食べさしてあげる。智也さんは、画家として、大成してほしいの」
ひとみは、智也に女にされてから、急速にその悦びを開発されていた。もう、智也しか見えていなかった。
ひとみには、秘密があった。智也のモデルを引き受けた時、身体に下着の跡がついてはいけないと思い、ブラジャーもパンティーも着けないで、全裸のうえに、ワンピースだけとか高校の制服だけで外出しているうち、異様な性感の高まりを覚えてしまったのだ。そのうち、そうでなければ、感じなくなってしまったのである。今も、下着の類は身につけていない。会社の制服のすぐ下は、もう素肌である。智也は、ひとみのその性癖をすぐ見破って、ひとみの性感を高ぶらせるため、同棲当初から、下着の着用を一切禁じてしまい、パンスト以外は全て捨ててしまった。
「パンストは素肌に穿くのだ。そうすれば、全裸よりもさらに神経が集中して感じやすくなる」
智也は、ひとみが初出勤の日、そう言って、パンストだけの上に制服を着せ送り出した。ひとみは、一歩、外に出ただけで、あそこがぬるぬると濡れてしまい、会社に着いた頃には、洪水の状態になっていた。一日、昂ぶる性感と戦いながら、ようやく仕事を終え、帰宅途中、智也に公園に連れ込まれた時は、恥も外聞もなく智也のものをねだった。
「お願い、もう、我慢できないの」
智也がスカートの中に手を差し込むとそこはもう、ぐっしょりと濡れそぼっていた。ひとみは激しく唇を求めてくる。ようやく暗くなってきた公園の木立のなかで、智也はひとみを四つん這いにさせスカートをめくりあげた。むきだしになった怒張は、びくびくと脈打ち、先走りを滴らせている。それをひとみの花芯に一気に突き入れた。ぐしゃっと、ひとみの愛液が飛び散った。一日、それを待ち望んでいたひとみは嬉々として受け入れ、ぐちゅぐちゅと歓喜の音をたてている。
「あぁっ、いいわっ。めちゃめちゃにしてっ」
ひとみは比較的裕福な家で育ったが、両親と彼女に血の繋がりはなかった。智也とあっという間に深い関係になってしまったのも、彼女の本当の親が誰なのか判らないという家庭の事情と恐らく無関係ではない。ひとみは、愛情に飢えていたのだ。智也と知り合わなければ、恐らく、彼女の性格から考えれば今でも処女だろうし、大学にも進んでいただろう。それが、1年足らずで、もう女の喜びを知ったばかりか、下着も着けず、野外プレイの味まで覚えてしまった。この初出勤の日以来、二人のセックスは、エスカレートする一方だった。
今日も、ひとみの制服の下は、パンストだけである。しかも、耳を澄ませば、ヴィーンという電動音がひとみの下腹部から聞こえてくるではないか。出勤前に、智也にバイブレーターを挿入されていたのだ。リモコンは、ひとみに渡されていたが、かえってそれは、ひとみにとって拷問にも等しかった。既に開発されているひとみの身体は、高まった性感を癒すためにバイブレーターのスイッチをオンにしたがるが、仕事中にオナニーする訳にもいかない。パンストだけは穿いているので、立ち上がったり、歩いたりしても、抜け落ちたりはしないと判ってはいるが、ヴァギナをぎゅっと締めてしまう。その度に、感じてしまい、スイッチを入れていなくても、一瞬、イってしまうのだ。事情を知らない職場の同僚は、
「熱でもあるんじゃないの、大丈夫?」
と、心配して声をかけてくれるが、赤い顔をして荒い息をしている本当の理由を知ったら、きっと、酷いことになるだろう。そんなことを考えていると、ひとみの身体の芯は、ますます熱く燃え、怪しい被虐の快感が広がってくる。
退社時間になると、一目散に会社を飛び出してきたひとみであった。智也に会うなり、智也にしがみつくように寄り添い、バイブレーターのスイッチを同時に入れた。
「あっ……」
ひとみは、足をがくがくさせ、智也にしがみついた。感じているのだ。ひとみのあの部分からはおびただしい愛液が溢れ出てくる。智也は、抱えるようにひとみをベンチまで連れて行き、並んで腰掛けた。智也は、ひとみのぴんと張り詰めている乳房を揉みしだきながら、スカートの中に手を這わせた。もはや、太腿のあたりまで、愛液が伝い、よく見れば、スカートの尻の割れ目辺りに染みができている。智也の手が動き易いように、ひとみは、さらに、大きく脚を開いていった。中心を触ってほしいのだ。智也にあそこがどうなっているのか確かめてもらい、そして、愛撫してほしいのだ。制服のスカートは、膝上15センチ程のミニだったから、腰の辺りまで捲くれあがり、ひとみの下半身はほとんど丸見えの状態になってしまった。薄いパンストを通して、赤く充血した花唇が晒された。智也は、ひとみの股間にぴたりと手をあわせ、中指で一文字に刻まれた秘密のスリットをなぞった。
「!」
ひとみは、叫び声をあげそうになり、智也の唇にむしゃぶりついてきた。スカートの奥は、びしょびしょだった。陰核は、突起が手のひらで確認できる程、勃起していた。智也の手の動きにあわせ、ひとみは、腰を切なげに押し付けてくる。
「うぅぅん……」
合わせた唇の隙間から、くぐもった喘ぎ声が漏れる。智也は、そんなひとみがかわいくてならなかった。ひとまず、この公園の木立の陰で、ひとみを貫いて、ひとみを楽にしてやってもよいが、今夜の彼女の乱れようは、いつもより激しいから、それだけじゃ、だめだろう。智也は、そう考えていた。
それは、ひとみも同じだった。アパートのベットの上でたっぷりかわいがってもらいたかった。二人は、熱にうかされたようになって、抱き合ったまま、愛の巣へ向かった。
朝方まで何度も愛し合った二人は、昼過ぎまで熟睡していた。
ようやく目覚めたひとみは、食事の用意をするのに満足な材料がないことに気づき、買物に出かけることにした。
智也が、ひとみを見たのは、
「買物に行ってくるね」
と言いながら、玄関のドアを開ける後ろ姿が最後になった。
蝉の声が騒がしくなりはじめた頃のことだった。ひとみは、智也の前から失踪した。
(続く)
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ひとみは、隣の智也に切羽詰ったように言った。
「なんだ、もう、我慢できないのか」
智也は、ひとみの肩を抱くようにして、そのまま、ひとみのブラウスの襟元から腕を入れ、胸をやわやわと揉みしだいている。
ひとみは、彼女の勤め先と智也と同棲しているアパートの途中にある公園のベンチに、智也と二人並んで座っていた。こうして、ひとみの勤め帰りに、智也が公園まで迎えに来て、ひとしきり楽しむのがいつもの日課ともなっていた。
ひとみは、今春、高校を卒業して勤め始めたばかりである。
智也は、売れない駆け出しの絵描きだった。
二人が知り合ったのは、ほんの1年程前で、お互い一目惚れであった。
個展に出品する絵のモデルを探していた智也は、ひとみに出会った時、電撃に打たれたような気がした。それほど、ひとみは美しかった。まさに、智也の理想そのものだった。
それは、ひとみにとっても同じだった。智也は、背も高く、アイドル系の甘い顔立ちをしていた。二人は、初対面の時、しばらく見詰め合ったまま、ものも言えなかった。向かい合って突っ立っているわけにもいかなかったから、どちらからともなく歩き始めた。
「絵のモデルをお願いできませんか」
ようやく意を決した智也がひとみに話しかけたのは、一時間近くもあてもなく歩きまわった後だった。
「わたしでよければ……」
それ以来、ひとみはいつも智也と一緒にいた。
智也は、最初はひとみの肖像画を描こうと考えていた。しかし、ひとみは、そんなふうには考えていなかった。智也に全てを見てほしかったのだ。ひとみの積極果敢な協力のおかげで、ひとみをモデルとした第一作は、素晴らしい裸婦像となった。
狭い空間に、若い男と裸の女がいるのである。男と女の関係になるのは、時間の問題であった。それでも、ひとみが、高校を卒業するまでは、同棲はしていなかった。智也には、生活力がなかった。絵描きなんて、そう金になるものじゃない。
「いいわ、わたし、高校を卒業したら、働いて智也さんを食べさしてあげる。智也さんは、画家として、大成してほしいの」
ひとみは、智也に女にされてから、急速にその悦びを開発されていた。もう、智也しか見えていなかった。
ひとみには、秘密があった。智也のモデルを引き受けた時、身体に下着の跡がついてはいけないと思い、ブラジャーもパンティーも着けないで、全裸のうえに、ワンピースだけとか高校の制服だけで外出しているうち、異様な性感の高まりを覚えてしまったのだ。そのうち、そうでなければ、感じなくなってしまったのである。今も、下着の類は身につけていない。会社の制服のすぐ下は、もう素肌である。智也は、ひとみのその性癖をすぐ見破って、ひとみの性感を高ぶらせるため、同棲当初から、下着の着用を一切禁じてしまい、パンスト以外は全て捨ててしまった。
「パンストは素肌に穿くのだ。そうすれば、全裸よりもさらに神経が集中して感じやすくなる」
智也は、ひとみが初出勤の日、そう言って、パンストだけの上に制服を着せ送り出した。ひとみは、一歩、外に出ただけで、あそこがぬるぬると濡れてしまい、会社に着いた頃には、洪水の状態になっていた。一日、昂ぶる性感と戦いながら、ようやく仕事を終え、帰宅途中、智也に公園に連れ込まれた時は、恥も外聞もなく智也のものをねだった。
「お願い、もう、我慢できないの」
智也がスカートの中に手を差し込むとそこはもう、ぐっしょりと濡れそぼっていた。ひとみは激しく唇を求めてくる。ようやく暗くなってきた公園の木立のなかで、智也はひとみを四つん這いにさせスカートをめくりあげた。むきだしになった怒張は、びくびくと脈打ち、先走りを滴らせている。それをひとみの花芯に一気に突き入れた。ぐしゃっと、ひとみの愛液が飛び散った。一日、それを待ち望んでいたひとみは嬉々として受け入れ、ぐちゅぐちゅと歓喜の音をたてている。
「あぁっ、いいわっ。めちゃめちゃにしてっ」
ひとみは比較的裕福な家で育ったが、両親と彼女に血の繋がりはなかった。智也とあっという間に深い関係になってしまったのも、彼女の本当の親が誰なのか判らないという家庭の事情と恐らく無関係ではない。ひとみは、愛情に飢えていたのだ。智也と知り合わなければ、恐らく、彼女の性格から考えれば今でも処女だろうし、大学にも進んでいただろう。それが、1年足らずで、もう女の喜びを知ったばかりか、下着も着けず、野外プレイの味まで覚えてしまった。この初出勤の日以来、二人のセックスは、エスカレートする一方だった。
今日も、ひとみの制服の下は、パンストだけである。しかも、耳を澄ませば、ヴィーンという電動音がひとみの下腹部から聞こえてくるではないか。出勤前に、智也にバイブレーターを挿入されていたのだ。リモコンは、ひとみに渡されていたが、かえってそれは、ひとみにとって拷問にも等しかった。既に開発されているひとみの身体は、高まった性感を癒すためにバイブレーターのスイッチをオンにしたがるが、仕事中にオナニーする訳にもいかない。パンストだけは穿いているので、立ち上がったり、歩いたりしても、抜け落ちたりはしないと判ってはいるが、ヴァギナをぎゅっと締めてしまう。その度に、感じてしまい、スイッチを入れていなくても、一瞬、イってしまうのだ。事情を知らない職場の同僚は、
「熱でもあるんじゃないの、大丈夫?」
と、心配して声をかけてくれるが、赤い顔をして荒い息をしている本当の理由を知ったら、きっと、酷いことになるだろう。そんなことを考えていると、ひとみの身体の芯は、ますます熱く燃え、怪しい被虐の快感が広がってくる。
退社時間になると、一目散に会社を飛び出してきたひとみであった。智也に会うなり、智也にしがみつくように寄り添い、バイブレーターのスイッチを同時に入れた。
「あっ……」
ひとみは、足をがくがくさせ、智也にしがみついた。感じているのだ。ひとみのあの部分からはおびただしい愛液が溢れ出てくる。智也は、抱えるようにひとみをベンチまで連れて行き、並んで腰掛けた。智也は、ひとみのぴんと張り詰めている乳房を揉みしだきながら、スカートの中に手を這わせた。もはや、太腿のあたりまで、愛液が伝い、よく見れば、スカートの尻の割れ目辺りに染みができている。智也の手が動き易いように、ひとみは、さらに、大きく脚を開いていった。中心を触ってほしいのだ。智也にあそこがどうなっているのか確かめてもらい、そして、愛撫してほしいのだ。制服のスカートは、膝上15センチ程のミニだったから、腰の辺りまで捲くれあがり、ひとみの下半身はほとんど丸見えの状態になってしまった。薄いパンストを通して、赤く充血した花唇が晒された。智也は、ひとみの股間にぴたりと手をあわせ、中指で一文字に刻まれた秘密のスリットをなぞった。
「!」
ひとみは、叫び声をあげそうになり、智也の唇にむしゃぶりついてきた。スカートの奥は、びしょびしょだった。陰核は、突起が手のひらで確認できる程、勃起していた。智也の手の動きにあわせ、ひとみは、腰を切なげに押し付けてくる。
「うぅぅん……」
合わせた唇の隙間から、くぐもった喘ぎ声が漏れる。智也は、そんなひとみがかわいくてならなかった。ひとまず、この公園の木立の陰で、ひとみを貫いて、ひとみを楽にしてやってもよいが、今夜の彼女の乱れようは、いつもより激しいから、それだけじゃ、だめだろう。智也は、そう考えていた。
それは、ひとみも同じだった。アパートのベットの上でたっぷりかわいがってもらいたかった。二人は、熱にうかされたようになって、抱き合ったまま、愛の巣へ向かった。
朝方まで何度も愛し合った二人は、昼過ぎまで熟睡していた。
ようやく目覚めたひとみは、食事の用意をするのに満足な材料がないことに気づき、買物に出かけることにした。
智也が、ひとみを見たのは、
「買物に行ってくるね」
と言いながら、玄関のドアを開ける後ろ姿が最後になった。
蝉の声が騒がしくなりはじめた頃のことだった。ひとみは、智也の前から失踪した。
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