ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

意味のある失敗

2008年12月12日 23時12分00秒 | フランス語
フィギュアスケートのグランプリシリーズ、
女子シングルが好きで良く見ているのだけど、
中でも真央ちゃんが失敗を乗り越え
前へ前へ進もうとする姿には
心を動かされるものがあって。

フランス大会での惨敗からたった2週間で
見事に心も技も持ち直して優勝したNHK杯。
次々に決まった、技の素晴らしさ以上に
あれほどの大失敗のあとなのに
ひるむことなく、なお飛ぼうとする姿に
胸を打たれた人も少なくないはず。

あのあどけなさの奥で
日々どれほど自分との戦いを続けてきたのか。
そして今日のグランプリファイナルのSPも
点数ではキム・ヨナには負けたものの、
彼女は、自分には負けてなかった。

彼女をここまで成長するには
フランス大会のあの大失敗が必要だったのかも。
きっと、すべての失敗には意味があるに違いない。



わたしも今回の仏検準1級の結果は
2点足りなくて惜しくも不合格だったけど、
それもきっと意味のある失敗なのでしょう。
確かに万一ぎりぎり合格していたとしても
準1級にふさわしい表現力や会話力は
今のわたしにはないのは分かっているから。

来年こそはもっと合格するのにふさわしい実力をつけて
(受験票を忘れて遅刻することもなく!)
あの試験会場に戻ってこよう。
そしてもし、また機会を与えられたら
もっと第九の歓喜を伝えるのにふさわしい実力をつけて
あの大阪城ホールにも戻ってこられたらいいな。

正直なところ、二足のわらじは大変だったけど
こうなったら来年もまた、
同じくらい大変で、さらに楽しい年にしよう。
この失敗を無駄にしないためにも。
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