ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ゆるい関係

2015年03月15日 21時53分00秒 | フランス語
春学期の最後の日、アンスティチュでの
フランス語のクラスメイトの皆さんと
一緒にお食事会に行ってきました。
他の人が見たら、何の集まりか
きっと分からないだろうと思うくらい、
年齢も、仕事も、雰囲気もバラバラ。

教室ではお互いのことは名前くらいで
どこに住んでいて何をしているのか、
お互いに話をしたのは初めて。
妙に人権と憲法関係に詳しいマダムは
なんと、大学の法学部の教授。
いつも個性的なファッションの女性は
パリと日本を行き来する画廊のオーナー。
経済と政治に詳しいムッシューは
アメリカ滞在歴10年の会社経営者。

(街角でみつけた春の色)

ほかのみなさんも、個性豊かで
アンスティチュに来なければ
決して出会えなかったタイプの方々。
あまりにも知らない世界過ぎて
どの方の話も本当に面白くて。

だからと言ってお互いに、
必要以上に深入りすることもなく、
仏語というただ一つの共通点で結ばれた、
なんとも言えない、ゆるい関係。
でも、わたしのような年齢になると
こうした距離感で付き合える関係が
不思議と心地良く思えるのでした。
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