ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

続続・高野山

2008年06月27日 00時14分13秒 | 友人・仲間
そういえば先週、
職場の上司のお宅に招かれ
同僚の結婚祝いのお食事会がありました。
歴代のインターン卒業生さん等が集まってくれて
総勢12-13名の大同窓会に。

望み通りの仕事に就けて頑張っている人
まだ道を探している人、
人間関係に頭を悩ませている人、
様々だけど、みんな喜んで来てくれた、
そのことが、うれしくて。

この職場に来て6年。
一体何人の若い人たちを見送ってきたかしら。
いつまでたっても馴れなくて
なんて淋しい役回りかと思うことも。

わたしはといえば、
何年経っても、相変わらずの毎日。
同じ仕事を繰り返すだけで、
時の流れに取り残されてる気分になることも。

でも先日、高野山で
静かな雨の音に心をひたしていた時、
それもわたしの役目の一つなのかも、と
ふと心に浮かんだのでした。
・・・ああ、そうなのかもしれない、と。



旅立っていった彼らが
それぞれに帰りたくなったり
話を聞いてほしくなった時に
変わらずそこにいる誰か、
帰ることの出来るどこかが、必要なら。

嬉しい知らせ、
悲しい知らせ、
迷いや苦しみ、相談事、
抱えてくるものが、何であっても。

変わりゆくものを見守る
変わらない毎日。
たくさんの船出を見送り、
また港に迎える、小さな灯台みたいに。

そんな役目も悪くない、と気付かせてくれたのは
高野山の雨だったのでしょうか。

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