ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

花供養

2011年04月10日 18時05分00秒 | 花・自然
昨日、おとといの雨に散ることなく、
うららかな陽射しのもと、桜は今日満開。
そして明日は震災から、ちょうど一ヶ月目。

お花見に行くのも、多少のためらいはあったけれど
今年の桜を見ることが出来なかった人の分まで
一緒に春を味わうのも、供養になるかも、と。



今年の桜は、いつにもまして
切ないくらいに、美しく感じられて。
桜が咲く、ただそれだけのことが
こんなにもこんなにもありがたく、
かけがえのないものに感じられた春はなかった。



ひらひらと舞い散る花びらを手のひらに受けると
花びらの一枚一枚さえも、こんなに愛おしい。
柔らかくて、美しくて、ぬくもりさえ感じられて
そして悲しいくらいに、ひらひらと軽くて。

はかない生命を生きることの喜び。
はかない生命を生きることの悲しみ。
桜の下でいろいろなことを想う、春の午後。
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