だってママちゃんだもん

猫、旅行、日々の話を写真と共に

ピナクルズ観光

2017-09-01 09:31:05 | 旅行
荒野の墓標と称されてきた大自然が長い歳月をかけて造りあげた砂漠の彫刻、ピナクルズへついに到着。


黄色い砂の丘に風化作用でできた岩の塔ピナクルズが無数に突き出ている。

砂漠とはいっても、この公園があるのは青いインド洋の海辺。

この場所は、昔海だった場所で波によりたくさんの貝殻が運ばれ蓄積され、盛り上がっていき、
これが石灰岩(炭酸カルシウムからなる動物の骨や殻などが水底に積もって出来る。)を形成する。

やがて海から陸に変わり、①風によって砂が石灰岩の表面を覆い同時に植物の種も運ばれた。

その後、砂からしみこんだ雨水により長い年月をかけ石灰岩が溶解浸食を始め、さらに年月が経ち②この場所には根の深い植物が覆った。

最終的には、植物も枯れ雨風の浸食を受けて溶解した石灰岩が地面から露出した部分が、このピナクルズという訳だ。


これらの岩は、石灰岩質の岩でできているため、雨水により浸食され、年々形を 変えている。

広さは東京ドーム23個分。
迷子になったら一巻の終わりだ。


天気は微妙な曇り時々晴れ。
なるべく青空を狙って写真を撮る。

一度は見てみたいと思っていたピナクルズを堪能した。

が。。。夕食時、大学生の男子二人と小学生一人の
子供連れ家族とテーブルが一緒になった時の事。

「岩ばっかりじゃん~買うものもないし」と子供たちに言われたとかw。

実は私と相棒で「子供連れてここ?面白いのかね」と
話していたのだがやっぱり。。。w

大学生のお兄ちゃんに「やっぱり行くならアメリカとか?」と聞くと

「そうっすね。もっと都会に行きたかった。」と言っていた。

若者に自然はちょっと。。。なのかな?

生物の起源ストロマイトライト

2017-09-01 08:21:25 | 旅行
旅行3日目。
この日はいよいよ今回の目的の一つピナクルズへ250キロの旅。

途中、ヤンチャップ国立公園でコアラ、カンガルーに出会う。
この日の天気は微妙な曇り、時々雨。

そのおかけであちらこちらにカンガルーに出会うことが出来た。

車掌からは白い砂漠が見える。


印度洋の青さも素晴らしかった。


次に見学したのは酸素形成の起源とされるストロマトライト。

ストロマトライトは地球の一番古い岩石から発見されただけでなく、いまでも世界の数ヶ所でまだ生きている。

現在の地球の大気には、21%の酸素が存在している。

これは光合成を行う生物のはたらきによって、酸素の量がふえた結果だそうだ。

25~27億年前頃から、光合成を行う細菌や藍藻などの活動が活発となり、酸素が大量に発生するようになり、
この頃に、藍藻によってつくられたのがストロマトライト。


光合成によって増加した酸素は、海水中の鉄を酸化して縞状鉄鉱層をつくりながら、やがて海水中で飽和状態となり、
10億年くらい前から大気中の酸素濃度が増えていった。

大気の上層部ではオゾン層が形成され、有害な紫外線をさえぎることで、生命が陸へ上がる条件が整っていったと考えられている。

実は酸素形成の起源とされるストロマトライトの存在と言うものを今回初めて知った。

その後、再び車を走らせナンバン国立公園の中にある
荒野の墓標とも呼ばれる奇岩群ピナクルズの観光となる。

続く