だってママちゃんだもん

猫、旅行、日々の話を写真と共に

最終話 ラリベラからアジスアベバへ。そして帰国

2020-03-19 08:04:09 | 旅行
ラリベラ最後の夜、靴の番をしていたハブタムにご婦人の一人が
靴をあげたいけど翌日合わないからどうしようと困っていると、ホテルまで夜取に来ると言う。

夕食前、ロビーでLINEをしていると、約束の時間に彼が来た。

未だ約束したご婦人が来ない為、彼は外で待っていると外へ出た。

私は外で待っている彼に最後の挨拶をしに行き、娘の写真などを見せると、
ポケットからクロスのネックレスを出し、娘にとネックレスをくれた。

更に、写真が欲しいのでアドレスを教えてほしいと言われた。

「じゃあ、LINEの。。。」と、途中まで言いかけた私だが、
もしかしてスマホは持ってない?と思いなおし私はスマホの、彼はホットメールのアドレスを交換した。

翌日は空路アジスアベバへ。

上空から見たラリベラはほぼ茶色だったが、2番目に大きい都市とあって
上空から見た景色はラリベラとは全く違ったものだった。


着後、エチオピアの守護聖人を祀る聖ギオルギス教会、伝説のランナーアベベの墓へ。


移動のバスは毎回、トランクは窓から後部座席へ入れるスタイルだった。


移動中のバスの中、スタバはあるのか聞くと、アメリカ資本の物は全く入っておらず、
ケンタ、マック等はエチオピアにないと言う事だった。

観光後はスーパーへ立ち寄り買い物。
その後、食事をし、空港へ。

空港で娘に民族衣装を買おうか迷ったがWi-Fiが繋がったので電話をした。

日本は夜中の2時過ぎだったが、速攻電話に出た娘は
「え!!今何処?」とビックリしていた。

「エチオピア、民族衣装欲しいかなと思って」と言うと、写真を送ってくれと言われた。

商品の写真は撮ってはいけない事は知っていたが、写真を撮っていると、
案の定店員に写真を撮らないでと言われた。

私は娘が服を欲しがっているがどんなのがあるのか見たいと言っているからと説明すると、快諾してくれた。

写真を送信後、娘に再度電話をすると、2枚欲しいと言われたが、結構なお値段。

これまでアクスム等でも散々見た民族衣装。
もしアクスムで買えていたら半額もしくはそれ以下で買えただろう。
Wi-Fiがサクサク繋がらなかった為娘と連絡が取れなかったので仕方がない。

結局1枚購入。
免税店で値引きはしないだろうとは思ったが一応負けてくれと言ってみたww

沢山買えば割り引くとは言われ、コーヒーなんかどうで
すか?と言われたが、既に買ったと言ったのでそれ以上勧められることはなかった。

今、考えると2枚で約300ドルではあったが、やっぱり買っておけば良かったと思った。

深夜アディスアベバを出発、ソウル乗り継ぎにて19時成田に到着。

8時過ぎに自宅に到着し、直ぐに洗濯をしたが、ズボン、下着以外は
全て置いて来たので洗濯物は殆どなく楽々だったw。

これにてエチオピア旅行記は終了です。
長きに私ご清聴ありがとうございました。

旅行に行くと良く「どこが今まで行った中で一番良かった?」と聞かれるが、
「どこもそれぞれ良いから何処が一番とは言えない」と、毎回答えていた。

次回もし、何処が一番と聞かれたら間違いなくエチオピアと答えるだろう。

写真を見た娘が今まで見た中で一番楽しそうに写真に写っていると言われたが、
最高に楽しい旅行だったことは間違いない。

Oh,my Gotな出来事

2020-03-15 15:08:14 | 旅行
ダロールで男性達がズボンの代わりに腰に布を巻いていたが、その柄が素敵だったのでその布が欲しかった。
帰ってからその布でパンツを作りたいと思ったから。

だが、ダロールでは全く買い物するような所はみあたらず。

最もその時に添乗員に言っていたら買い物に連れて行ってくれたかも?

次のアクスムでは布を巻いている人はおらず。
やはりどの店を見てもそれらしき商品はなかった。

最後のラリベラでもし見つけたら言ってくださいと添乗員に言われていたので
店らしきものを見るとバスの中から目を皿にして商品を探していた。

教会へ向かう途中、露店が並んでいる店でお目当ての布を発見。

「あった!!ここ、ここ」
と、言うと、後でメインスクエアで買い物する前に来てくれると言ってくれた。

観光後、一旦ホテルへ戻り1時間休憩した後、例の教会近くの露店へ向かった。

目的の店へ行き交渉。
ローカルガイドはドルは使えないと言っていたがドルで問題なかった。

私の指値は15ドルだったが、店の奴は強気に20がマックスだと言う。

だったら同じ物が上の店にもあるから上で交渉するからと坂上のの店へ移動。

交渉を始めるも、どうも英語が通じ無い様子。
困った。。。
すると、間もなく下から「18で良いって言ってます」と呼ばれた。

私もその時15じゃなくちゃ戻らないと言えば良かったのだが、
移動した店で交渉出来なかったので元の店に戻る事にした。

戻り始めると、「同じ物だからーー」と、布を持って英語が出来る男性が私の方へ走って来た。
すると、それを見ていた下の店の人が私の所へ慌ててきて早く金をよこせと手を出した。

商品と交換だからと手をはらい下の店へ向かっていると。。。

あっという間に私の周りに人がきが出来ており一歩の進めないwww
もはや他の店の人と交渉する余裕はない。

もう、何がどうなっているのか分からない状態。

私を囲んでいる人達は口々に家の店で買えとバリバリ真剣な顔で言っているのを見て吹き出しそうになった。
もはや見えるのは頭上の青空だけ。

どうにもならない私は
「ヘルプミ~~」と空を見上げて叫んだ。

間もなくゲラゲラ笑いながらローカルガイドが人垣を割って入って来た。

ガイドにぴったりくっついて財布を出すと、周りの男性が私の財布の中を覗こうと寄って来た。
可笑しくて笑が止まらないwww
更に私はガイドの広げているわきの下に潜り込みやっとの事でお金をだした。

これでガイドと私がお互いに手を回したら物凄く熱い抱擁になるだろう。爆笑~

やっとの事で商品をゲットしたが、納得できないのは上から追いかけて来た店の男性。

これを買えと布を差し出す。

別の柄の物を持っていたのでそれを購入した。


辺りは店同士の人達が自分の客を盗ったの盗らなかったのと物凄い喧嘩になっていたwww

もう一人、私と同じ布を買った人に至っては、買おうと布を持っていると
それをひったくって投げ捨て自分の家の商品を渡すと言う物凄い事になっていたと後で相棒が爆笑しながら言っていた。

最後の最後、私達がバスに乗り込んでからも商品を持って店の人達は必死に売り込んでいた。

バスに乗ってから添乗員が「私、ここで初めて買い物したんですけど、まさかこんな大変な事になるとは。。。
でも凄く面白かったです」と笑っていた。

ローカルガイドもドルが使えないと言っていたのでおそらく客を連れて来たのは初めてだったのかもしれない。

その後は土産物屋が並ぶメインスクエアにて平和な買い物タイム。

ここでも値切りまくり商品をゲット。
安くしてくれたからとお礼に飴や歯ブラシをプレゼントすると、とても喜んでくれた女性は私からもお礼にとハガキをくれた。

物は兎も角としてその気持ちがとても嬉しかった。

他の人達は未だ最初の店で品定めをしていたが、私達が隣でこれをいくらで買ったと言うと、移動。

Nさんが私に「これを。。。」と言った。
「?私に交渉しろってか?」www
結果、隣よりも4ドルも安く買えたと喜んでいた。
4ドルは大きいwww

この後、ホテルへ戻りレストランにて食事。
この日はソーメンパーティーと言って、添乗員がそうめんを用意しており、ごちそうしてくれた。


会社で恒例の様だ。

今回使ったのはユーラシア。
初めて使った旅行会社だったが、ここは派遣添乗員は使っておらず社員が対応。
更に、他社で必ず連れて行く土産物屋には行かない。

かなりしっかりした対応で大満足だった。

この布の写真を見て、友達が「え~~私も欲しいこれ~何で買ってきてくれなかったの」
と言われたが、まさか欲しいなんて思いもよらなかったし、もし買っていらないと言われても困るから買うのは無理~

次回へつづく

いつも見ているあんた達がなんで?www

2020-03-10 14:46:43 | 旅行
ラリベラ岩窟教会群の反対側に何棟も建物が建っている。


これは伝統的な家だが、現在は国から代替えの家を貰い移転しているとの事。

2階建てになっており、下は家畜、上が住まいになっていたそうだ。

私達は一般家庭を見せてもらいに移動。
建物は土壁と藁ぶき屋根が主な建材で出来ている。


キッチンと寝室は別々になっており、平均人家族6~8人子供がいる。


寝室と言っても。。。え?ここで全員が寝る?と言うスペース。
大体4畳位?
お父さんとお母さんのベットのみ。
寝具はなし。


訪問すると小さいのから大きいの迄ずらり7~8人がぞろぞろと出て来た。

子供達は私達と一緒になって説明を真剣な顔をして聞いている?
しかも、英語と日本語でwwww

わざわざ説明を聞かずともいつも見ている光景なはずなのに何でそんな真剣に聞いている?

しかも、私達が移動するたびについて来て一列に横並びして説明を聞いて?いるのだ。www

最後に相棒が人数分あるからを飴の袋をだすと、もう大変。

皆が手を出してちょうだいちょうだいの大騒ぎ。

一列に並ぶように言っても大きい子は並ぶが小さい子には通じない。

その内、中ぐらいの子がサッと袋をひったくって走って逃げた。

するともう大変な騒ぎに。

袋を持った子を皆が追いかけて行った。

遠くからギャーッと鳴き声が聞こえて来た。
物の取り合いで喧嘩になるとは聞いていたが、こういう事か。。。

ここでは皆で分け合うと言う教育がされていないのか弱肉強食的な感じなのか。。。

この後、一旦ホテルへ戻り教会近くとラリベラのメインスクエアーへ買い物に出かけたが。。。
またまたこの教会近くの店で大変な事が。。。

その話は次回へつづく

ちゃっかり者の可愛い売り子

2020-03-09 10:33:41 | 旅行
私は自分が欲しいものを持っていれば積極的に売り子から買うことにしている。
何故なら売り子から買うのが一番安いから。

だが、大体の売り子はろくなものを持っていないw

アクスム等にも売り子はいたが、オパールだとか何だとかって石だったり、地図だったり全然欲しくないものだった。

岩窟教会群内を移動中、どこにいたのかふと気が付くと私の横で
「自分は学生です。家族がいますが生活が厳しいのでクロスのネックレスを買ってくれませんか?」とささやいている。

最初は無視していたが、チラッと持っているものを見ると、娘が買ってきてと言っていたクロスのネックレスを持っていた。

そこで初めて売り子を見ると、ドレッドヘアーのおしゃれで可愛い青年だった。

「いくら?」と聞くと一つ5ドルと言うので2個買うから5ドルにしろと言うと、ダメダメと言われた。

「じゃあ4個10ドル」と言った後、??2個5ドルと同じだからダメか?
やはりだめだと言われたw

3個10ドルと言うので何度か4個10ドルで交渉を試みたが3ドル10ドルで購入。


お金を渡すときにわざとお金を持っている手をブルブル震わせながら彼に渡すと
「なんでそんなー」と爆笑していた。

「だって、貧乏なんだから」と言うと

「そんな事言って~」とまたまた爆笑。

近くでやり取りを聞いていたハブタムも爆笑していた。

すると、ちょっと先を歩いていたおばさんが
「何々?」と戻って来た。

「これ、3個10ドルだって」と言うと速攻お買い上げ。

相棒も買おうと思っていたが売り子の手にクロスは残っていなかったので
「早くクロスだしなよ」と、言うと
「もうない」と言うではないか。

「ダメじゃん、もっと持ってなくちゃ」と言うと
「家へ帰ればある」とか言っている。
家ってどこや。と、相棒と爆笑~

ふとみるとクロスのネックレスをしていたので
「これはいくら?」と聞くと
「これは自分のだからダメダメ」と言われた。

「じゃあ、このブレスは?」
もはや身ぐるみはがす状態www

ブレスを外させ値段交渉。
5ドルで相棒は購入し、私たちは先を歩いているグループを追いかけた。

その後、残りの教会を見学し、バスへ戻ろうと坂道を歩いていると、先ほどのおしゃれな売り子が座っているのを発見。

私を見つけるとすぐに私の所へ来て
「取りに行ってきた」とクロスを私に差し出した。

「さっき買ったじゃん~」と言うと
「だからあなたの友達に買うように勧めて」と言うのだ。

「自分でいいなよ」と言うと
「いやいやあなたから言って。買ってくれたら1個あげるから」と言って私の二の腕をもみもみするのだ。www

1個くれると言われたら。。。www

買ってくれそうなNさんを呼び戻し
「これさっき私3個10ドルで買ったんだけどどお?」と聞くと秒で
「買います」と言って購入。

肘で彼をつつき
「ほら、早く1個よこしな」と言うと、約束通り1個くれた。

「ほとんど私が売ってるんだからね」と、言うと
「ありがとう。感謝します」と笑いながら手をつないできた。

私と彼は手をつないだままバスまで歩いた。
可愛いねwww

おしゃべりに夢中になっていたのでいけてる売り子と一緒に写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。残念

バスに乗った私達はラリベラ村の家を見せてもらえると言うことで見学する家へ移動。

ここでも笑っちゃう出来事があったが次回へつづく

ラリベラ岩窟教会群第二グループの観光

2020-03-08 14:36:26 | 旅行
1978年に世界遺産に登録されたラリベラの岩窟教会群は、エチオピア高原の北東部、
標高3000mという高地に13世紀頃造られた。

ここが富士山並みの標高3000mと言う事は帰国後知って驚いたw

相棒は去年のメキシコ(2000ちょっと)、グランドキャニオン(1200)でも
高山病の症状が出て頭痛薬を飲んでいたが、今回は知らなかったせいなのか全くそんな症状は訴えていなかった。

ただ、少し年配の女性が階段や坂道を登ると息切れがする。
去年よりも体力が落ちているんだわと言っていたのはもしかしたらこの標高のせいだったのかなと今更思っている。

ラリベラ岩窟教会は二つの教会群と単体の一つ、合計11個もの教会で構成されている。

ラリベラの岩窟教会群は、当時のエチオピア王朝のサグウェイ朝ゲブレ・マスケル・ラリベラ王の命により
約2万人もの人々が24年という長い歳月をかけて『第二のエルサレム』を造るため建築された物。

ラリベラ岩窟教会群が世界遺産に認定されている所以は『一枚岩を下へくり抜いて造られている』という点。

建物だけでなく窓や部屋、壁画までも堀り造られている。

その建造方法は現代の技術でも解明出来ないとのことだ。

11個のラリベラ岩窟教会群の中でも世界遺産として代表的なのは『聖ギオルギス(ギョルギス)教会』と
『聖救世主教会(メドハネ・アレム)』。

この日は別名「ノアの方舟」とも呼ばれてる『聖ギオルギス教会』から観光が始まる。


高さ12mの3階建てで、外観は十字架の形をしている最も有名な岩窟教会だ。

岩窟教会は世界で見れば「ブルガリアのイヴァノヴォ」や「イタリアのマテーラ」なども世界遺産に指定され有名だが、
その中でもラリベラ岩窟教会群は最も宗教の影響を受け今でも多くの巡礼者が訪れている。

上部の位置は地表と同じ高さで、一見すると教会があるとは目につきにくい構造。

上から見ると穴の中に立体的な十字架があるような教会だ。

地獄の道も体験。
これは幅1m、長さ25mの真っ暗な道を壁を伝って歩く。

最後の垂直な階段が天国への階段と言われており私達は無事生還ww

靴の番を引き続きしてくれた青年ハブタムと一緒に写真を撮ったり観光を楽しんだ。

その後、ガブリエル教会、ラファエル教会、聖メルクリウス教会を見学。






その教会と教会の移動中、ふと気が付くと売り子が。。。

次回へつづく