春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

シャーレーポピー、お花畑

2018-05-24 | 植物、花
ヒナゲシの園芸品種、虞美人草とも言われ今の時期
花畑を彩ります。  脱線いたしますが、この場所は安行地区の100坪の場所にかつて倉庫があり、その場所を片付けて更地にしました。
更地にすると固定資産税が高くなります。 さらに安行地区は3階以上の建物や、大型店舗は建てられない規制があります。
安行地区の花の町の特別な規制です。 そこで固定資産税の軽減処置は花々を植えることが条件の一つ。 今年の春先に
造園部が更地を耕し、肥料を施し、園芸部がシャーレーポピーの種をまきをして、今お花畑が花満開です。





この場所には大きな桜の木があり伐採を免れました。自分はこのような写真が
好きで、樹木を一緒に入れてしまいます。









    



  


  


  





埼玉の秩父のポピーの広大なお花畑は出向いてから数年たってます。
山並みが見え、雲が沸き立ち、新緑の季節の光景は見事でした。 安行の小さなお花畑は作り上げた安行の職人たちの
自慢の畑です。 通りがかりの人や車を止めて写真を撮る姿を見ます。安行の宣伝を入れてます。










ジョンソンロビ 花満開 2種

2018-05-23 | サボテン

2日前に咲き始めた柱状のサボテンの全てを覆う真紅の花は
半開きで全開はいたしません。40近くの花を半開きに咲いてくれてます。 重くて動かすことが出来ないので軒下で冬でもそのままで、今年の氷点下の日は、さすがにかぶせ物を
してしのいだ結果、かつてないほどの花を咲かせてくれました。去年から今年の冬にかけて屋外に出し、冬の太陽に1日中あたる場所に
置いてたので、その場所の部分だけが花を咲かせてます。









蕾の状態が18日から開花まで。


        

人肌色のジョンソンロビの開花、昨日でしたがすでに終焉です。
今年はかつてないほどの花々が咲きそろい、さらに夏に向かいます。










  


  

サボテン花は短命です、1~4日が多くその中でもエキノプシス、ロビビア、ロビプシス、ロビエンシス、花サボテンと言われる種類は
ほとんどが1日花です。 その時間に全精力を使い、咲かせる姿に花サボテンファンは毎年魅了されます。
 


エキノプシス交配種、初花

2018-05-22 | サボテン

紅鳳丸と金盛丸との交配種、種を作り、実生苗を成長させて、11年目
初めて花を今日の朝、見ることが出来ました。 株が単体で成長スピードが速く11年で高さ20センチ、直径15センチまでの株に
なるまで花を1つも咲かせませんでした。  初めて見る花は2つ株の特徴と花の遺伝子を受け継ぐ交配種の花でした。








両株はエキノプシス属特有のシベの出し方を見せてます。
交配種もメシベが中央から伸びだしてます。オシベはその下、さらに回りに取り巻きます。昨日の夜半から咲きはじめです。





    


  

11年前の花ではありませんがこの花を母体として掛け合わせです。
Fiの花粉は金盛丸から交配で、種作りは赤色の紅鳳丸の種袋からの提供を試みる。



  

                   
           ×  



  



 
 
右が現在の大株になった金盛丸。エキノプシス属には有名な短毛丸や花盛丸など
花を咲かせる種がありますが金盛丸はなかなか花を咲かせてくれません。 長い間栽培をしてますが2回しか花を咲かせません。
交配種は花弁や形、しべの状態は両者の特徴が混じりあってピンクの花を咲かせたのは納得です。手前の真ん中が紅鳳丸で
3株自体もとても似てます。



最後に実生のころの小さな株と現在の株を載せて見ます。11年の違いです。


  

今日は全国的に暑かったです。明日から天候が関東地方も崩れる
と聞いて午後から外仕事を出来るだけすませて、これから帰宅します。



 


アサザ 大群落地

2018-05-22 | 水生植物
春日部に案件を済ませ、一駅の牛島の藤駅で下車して、大落利根川のアサザ生息地に
足を運ぶ。 何年も通いつめてますが花を咲かせる時期を逃したり、水位が下がり何も残らない脇水路を見たりして帰宅することがありました。
かつて霞ヶ浦のアサザの大群生地域を20年前に見たその姿を今でも忘れません。

いつものように橋を渡り土手から眺めた光景に、驚愕、脇水路300m両岸にアサザの大群生、花も沢山咲かせてるのを見て
暫し唖然として眺めました。生息地と言っても、この場所を知る人はわずかな人だけです。








本流の大落古利根川の横の脇水路の両脇にアサザが成育してます。









本流の流れの脇に水路の入り口があり、そこに水位が上がると河川が
流れ込みます。 梅雨時や水位が上がるときはアサザが大群生、しかし上流に水位調整ダムがあり、堰き止めが始まると
アサザは消滅します、地下茎は生き続けます。 見られる時季が限定されてます。


  

入り口からの脇水路は300m近く有り、先は水路が止まります。不思議です。 

  



アサザは浮葉性植物、地下茎伸ばし切れ込みのある葉、5弁の花、水路や河川、沼、池
浮葉ゆえに波高い場所では生育が難しく各地で現在、護岸工事が行われたり、水質が汚れたりして縮小したり、見られなくなってきてます。
2000年ごろに霞ヶ浦のアサザの大群生を見た光景は忘れもしません。今では準絶滅危惧種の指定を受け、各地で保護されてる
状況です。 この場所のアサザが長く生き続けることを願うばかりです。


下は霞ヶ浦の過去の写真で思い出深い光景。古利根の光景も見事で
どうぞ興味のある方は足を運んでください。





約300mの脇水路の両脇のアサザと土手の風景。








イエローライム ロビプシス属。

2018-05-21 | サボテン

サボテンの中での花色が極めて少ない黄色、交配種の中でも
数は限られてます。 黄色の色は撮影が特に原色を表現するのが難しい色彩。明け方からの開花。
全開までは待てないので撮影して、すぐに安行に。







去年の写真を見つけ比較しても明らかに違う。 花色が違う、腕悪しか?
交配種は色彩が違ってくると言われてますが?言い訳。











   



先ほど帰宅して、花茎を倒して終焉です。  365日の1日だけの晴れ舞台。




エロイズ交配種 サボテン

2018-05-20 | サボテン

前にエロイズの花を載せましたが、今回はさらに紅濃く、金属光沢を
いっそう鮮やかな花が昨日の夕から咲き出して、夜半に全開して現在は蕾を次第に閉じ始めています。
これはエロイズに何か交配が入ってるのですが。正直わかりません。 ロビオプシス。






オシベが回りに張り付き中央奥にメシベ、さらにその奥は花茎の透き通りの緑色。






蕾の状態から真紅の色彩をだしてます。




    

本来の純正と言われるエロイズの株と花。株は似てますが、花は同種とは思えません。






サボテンは株はまったく同じでも、花が咲くと、ありえない花色を出すこともあります。
花サボテンはその傾向があります。 種を守るべきか、花の優れた株を作るか、難しい選択は昔から存在いたします。








タイサンボク、花の美しさは一瞬

2018-05-20 | 樹木
薫り高く大輪の白花は日本の樹木最大の花は、朴木の花
と双璧です。背丈が大きくならなければ花が咲かないと、言われてますが、リトルジェムなどの新作は背丈が低くても、四季咲きの
タイサンボクもあります。 花は咲き始めの一瞬が最高の美しさを見せてくれます。
すぐに昆虫が匂いを嗅ぎ付けて、シベや御椀形の花の中で動き回り、まさぐると美しさは消えてしまいます。



午前中の早い時間帯に咲き始めた傷のない出会いの少ない白花。










泰山木の花は咲きだすと、すぐに香りを漂わせます。自然の成り行きで、
そして昆虫を呼びこまします。中で蜂などがまさぐるとシベが落ち、スプーン状の花弁に溜まり、花の美しさはなくなります。


    




   


タイサンボクの花は葉が見事な暗緑色で素晴らしい対比の色を見せてくれますが、
葉が花を隠すことが多く、さらに樹木の中でも高所咲きで撮影が難しい花で、毎年こだわりがあり、一番花を撮り続けてます。
さらに朴木の花も同様、この花も一瞬の美しさはわずかです。






毎年のように両者の花を撮る季節がくれば、5月が終わりに近づきます。








多肉植物 植え込み多数。

2018-05-19 | 多肉植物
かつて若い頃学生時代に、板橋のサボテン場に約4年ばかりアルバイトをしてた頃、1年は
ブームに乗り、サボテン小苗を植え込んだ時期がありました。驚異的に植え込んだ経緯があります。 親方から教わり、その経験で多肉の植え込
みは今でも、正確に、素早く、根の整理などなど、サボテンではないのですが、忙しいときに手を貸してます。


小苗は地方からの取り寄せ、アロエ、クラッスラ、セネシオ、セネキオ、セダム、コチドレン
エケベリアなどなど、植え込みは4日ばかりで総数約600鉢、時間の空いたときでしたが、先ほど終了。 
ミニプラグなど都内の園芸店に明日、仲間が搬入です。  正直、目をつぶることも多々ありますが、立ち上げに約束事が有り、協力してます。








手前の小さな苗木の鉢は今もブームの中の多肉女子を狙ったミニプラグ、目をつぶって植え込み。
これが今売れ筋と言われてますが?部屋の中で置かれるとすぐに間延びが始まります。





寄せ植え風の丸鉢は自分の得意な植え込みで注意深く念入りに作り上げました。


    


  



屋根下に工夫をして植え込み場所を作り、培養土は最良の配合を作ります。
多肉の根は細根、細かい粒子を入れて、根の発達を促し、水分も多少は保留する培養土が大切です。荒い培養土を使うと
細根が成育できないので、10日もすれば多肉は色が悪くなり下部から枯れて来ます。


 

 

長く栽培をして、健全な苗が育つことは栽培者の手腕にかかってます。
栽培は工夫です。 午後7時ごろに従業員や社長が集まりこれからの営業について意見交換があり、オブザーバーとして
参加しました。 とても参考になる意見が沢山出ました。  今後が楽しみです。







カマエロビビア 2 レッドクイーン

2018-05-19 | サボテン

群立する株立てから、蕾をあげて、紅に近い中輪の花を咲かせます。
日中に咲く花で2日ぐらい咲き続けます。 夜半は花を閉じます。 この種には色彩豊かなサボテンが多くあり、近年
サボテン花の美しさを見せてくれる代表種にもなってます。 花を咲かせる条件は、太陽光線に十分に当てることが第一で
潅水や培養土も作るのが手間だと言われれば、今市販のでも素晴らしい、培養土が店頭に並んでます。 


















ジョンソンロビの紅色も咲いてます。 成長点が止まり脇から子を出して
再び成長を始めました。小さな株になりましたがかなりの年数を、自宅で過ごしてます。






午後から仲間の多肉のお店に手伝いです。




サブヌーダム、夏の夜の舞台が開きました。

2018-05-19 | サボテン

純白の薫り高い花を昨日の夕方から開き始め、夜半の午前様
1時ごろには全開、真夏の夜の舞台が幕を開けました。 これからエキノプシス属の夜花や交配種の夜花が
9月まで咲く姿を載せてみます。  サブヌーダムは個体差の出る花を多く咲かせ、いわゆる有名な短毛丸に似てますが、
いささか違います、少し小ぶりです。短毛丸は花が純白です、縁取りがピンクの花を咲かせるのは花盛丸。間違いやすいサボテンです。
 








    


夕方ごろの状態で蕾の色で花の色彩がわかります。赤花は赤、オレンジは難しい。 

    



    


エキノプシス属、特有のシベの状態です。この形がプシスと判断しても間違いありません。





毎年この季節から正直、寝不足になります。