春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

冬木立 メタセコイア、ラクウショウ

2017-12-30 | 樹木
goo会員の皆様、安行地区の職人さん、有難うございました。
本日仕事納め。最終は地元川口のグリーンセンターの最後の閉園前の24日に訪れた日に
撮影した、風景です。 冬枯れですがその姿一番気に入ってる冬の姿です。

右がメタセコイア。左がラクウショウ、両者とも古代樹。毎年の撮影。






真冬に花穂を突き上げる姿が美しいパンパスグラス。シロガネヤシの金色の花穂は
風に揺れる冬の姿。何とも言えません。 一冬越すかな、いつも思ってますが、今年は?


左の11月の花穂は枯れ始めてますが、2週間前に突き上げた右の花穂はこれから長くこの状態が続きます。






良い年をお迎えください。  有難うございました。






果托を落とし、ハス田は1年を終わる。

2017-12-29 | 水生植物

上野不忍池は都内一のハス田で数万のハス花を咲かせ、季節の流れの中で花弁を落とします。カタクを大きくして、種を
つくり、沼に種を落とし、カタクを水面に落とす。  最終はカタクは腐り、水中に没します。


ハス花の中央が色鮮やかなカタク、この部分を果托と言う名称です。

夏の鮮やかのカタクたち。

種を作り子孫を残す姿です。

成長するカタクは色変化します。 この上野のハス田は数万の花を咲かせますが、すべてがカタクに成長
するものではありません。 花茎が折れたり、大きくなることが出来ない、カタクも数千あります。





自分はカタクを毎年撮り続けてます。ハス花の最後を飾るカタクには魅了されます。



最後に不忍池の、花の時期からの流れを載せて見ます。夏

初秋

晩秋



毎年この撮影場所の立つ位置は同じです。 広大なハス田は都会のオアシスと言われ今でも寒い中訪れる人は
わずかですがいます。見事な冬景色を見せてくれる数少ないハス田ですから。


























冬寒に映える、満月蝋梅

2017-12-28 | 樹木
日が沈む頃の安形地区、興禅院境内の、鐘楼堂の脇に満月蝋梅の花が、薫り高く
満開です。 日に透けて見える花弁はまるで蝋細工のように見事に枝にたわわに咲く。

寒い冬だからこそ透ける黄色の花は目立ちます。 これが夏に咲くと言われると何か不自然さを感じます。
長年見てるからそう感じますが、花にも季節感が大切な要素といつも思ってます。


鐘楼の周りは薫り高くマンゲツロウバイの花満開。




透き通る花弁は寒さ厳しい季節に、ピッタリと思います。








今日の興禅院参道の眺めです。 遠くに山門が見えますが入って右が鐘楼になってます。

1が月前は紅葉で多くの人でにぎわった参道は、誰もいませんでした。


仕事場から数分の場所で足を運んでみました。 花のお寺様、興禅院境内で素敵な光景に出会え大満足でした。



ツバキ 白ワビスケ 終焉。

2017-12-27 | 樹木

安行地区のツバキの多くは満開を過ぎ去りました。樹木待機所の茶花としての人気が高い品薄の、白ワビスケが今日の風に
あおられ、次から次と、花を首元から落としてます。
今日の風は冷たいです。 地上に落ちた花姿が何とも風情があり、綺麗。 


日が落ち始めです。







早いものですね。 月日の流れは。 事務所から。

安行地区 多肉植物発注

2017-12-27 | 多肉植物

安行地区の若手の経営者たちが立ち上げた多肉販売会社の手伝いを、造園以外にも応援してます。
長く多肉やサボテン栽培をしてきたので手を貸すことが出来るので、培養土作りや栽培をしたり、楽しみながら多肉の成長を見てます。
花うらら、ラウイー、ブラウンローズ、ラウリンゼ、野バラの精、七福神、キャロル、
などなどエケベリアの3年以上の株をこの場所から地方に出しました。







エケベリアはバラの花のようなロゼット型の葉が美しく多種多彩な形、そして秋に紅葉する姿は人気です。
可憐な花も咲いて一部を除いても栽培は難しくはありません。
この寒い時期でも1月まで緩やかに成長を続けます。 2月に入ると休眠をします。
日当たり良く、通風を怠らなければ見事な株になります。 一番は間延びをさせないことで形を整える。

   ラウリンゼ









花月夜

ウオンスリー

火祭りも最高の色付きを見せてくれてます。

多肉植物も1年1年の栽培の積み重ねです。 間延びをさせない、株を硬く作り上げる。
鉢の中でいき続ける植物は栽培者の腕の見せ所。



















おせちに入る、クワイ。

2017-12-26 | 水生植物

見たことありますか、クワイの売り方を。12月の安行園芸祭りでは毎年この光景が見られましたが
今年はビニールに入れられての販売でした。 所が昨日正月の縁起物のクワイを花き部店頭にこの光景が復活。

クワイは普段見られません、正月が近づくと存在を増します。 おせち料理に見かけるクワイの意味は突き出した
芽が伸び上がり、すなわち芽が出る、芽出度いの意味合いが含まれます。

園芸祭りのときの売り出しはビニールに入ってました。


おせちは季節の節目の神様に供えるお供え物をする宴料理、おせちには何かしらの縁起のよい料理
をお供えする、クワイは芽を突き上げる出世や向上の芽出度い、(芽が出る)と言う古くからの言い伝えです。

これが毎年行われてるはかり売りの水槽。



クワイの生産地1番が広島、2番が埼玉県、越谷。これはクワイの生産業者の方からの依頼のブログを載せました。

安行地区には広大な敷地に針葉樹、とりわけ松の幼苗を生育してる業者さんがいます。
周りは雑木林に囲まれこの広大な敷地は緑一色、今の時期にどうですこの景色、見たことありますか。めでたい松竹梅の松。






この大きさになるまで年数は相当かかってます。今でも地方に大豪邸を作る人からの注文を受ける業者さん。
お飾りなどの注文もここから出ます。



安行地区の社寺の山門にはもう門松が。

安行地区もいろいろな取り組みを行ってます。 すみません。宣伝です。 お許しを。 安行事務所にて。





冬枯れのプラタナス並木。

2017-12-26 | 樹木

10日前に新宿御苑のプラタナス並木に足を運びました。
長くこの場所には沢山の思い出があり、来る度に懐かしさが蘇ります。
冬枯れのプラタナス並木。


春、芽吹きの4月。


夏炎天下のプラタナス、木蔭が気持ちよく吹く風は、熱風。8月。


落ち葉を落とし秋の深まりのプラタナス並木。11月中旬。


並木の本数約150本、10列に並ぶ姿は壮観。すでに明治の時代に植栽されたプラタナスは樹齢約100年。
剪定作業が毎年冬に行われ、樹形が見事に保たれてる。御苑に同時期に植栽されて、剪定を1回もされてない
プラタナスは今や巨木になってます。

樹皮の美しさもプラタナスの特徴です。

プラタナスの全ての木々の1本1本が樹皮の色や姿が違います。冬の季節が色濃く一番目立つのも特徴です。

並木の整然と並ぶ姿の美しさは正面真横からの位置が最適です。
すでにこの並木に立ち寄る人は冬にはほとんどいません。今や独り占め、どうぞ御苑にお越しください。


並木は整然と並んでますが、これらは熟練者による冬の剪定が行われてると、知る人は少ないです。
銀杏並木もそうですが、小さな枝を切り落とし、翌年の樹形を頭に入れて、三角形に切り落とす
細かい作業が、長い年月行われてる賜物なのです。


安行地区 2季咲きのアーコレード、桜。

2017-12-25 | 樹木
英国で交配として
作られた桜(アーコレード)で2季咲きで、今安行の樹木待機所で咲いてます。
聞けばオオヤマザクラとコヒガンザクラの交配で、花弁は
淡紅色の半八重に見えました。 花は春と秋の2季咲き桜で 自分も初めて見ました。




樹高が5mぐらいあり、冬に咲く桜にしては大輪の花です。
2季咲きは十月桜や冬桜にもありますが、何か違う様な姿です。







今の時期の桜の開花は来るべき春の予感。 多く咲くよりは、少なめに咲く様子がこの時期 お似合い。
10日ばかりで、たくさんの花見をすることができました。


安行地区発祥地 マンゲツロウバイ

2017-12-25 | 樹木

ソシンロウバイから選別された品種のマンゲツロウバイは花弁が丸みを帯びて
濃い黄色、枝が柔らかく、枝物としても扱いやすく、花とみどりの地元川口安行の園芸業者に
よって作り出され、命名されたのが満月蝋梅で2002年に作出されました。


この時期から安行地区で咲き始めますが、ポツリ、ポツリです。
安行には多くのマンゲツロウバイが植栽されてます。

今では中央が紫褐色の輪がなくても、丸弁の色濃い花を満月蝋梅として扱ってます。





ロウバイと言われる花が下、

お正月にかけての葉ボタンの2点の球体を作り上げました。しかしとてもベテランにはかないません。






花キ部署では年末まで営業をすることが決まってます。 縁起物の正月の植物がこれから再び入ります。