春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

雑木林のセリバオウレン

2018-02-28 | 植物、花
2年ばかり雑木林や近辺の樹木の種類を安行協同組合から以来を受けて、5人の専門職と一緒に
去年まで300近い樹木を調べ上げ、今年は雑木林の中で生きる植物の調査が始まりました。  これには山野草の専門職に入ってもらってます。
福寿草、節分草の次は彼の雑木林のセリバオウレンを載せます。 明日風が強くなると倒れる可能性があり、本日の調査が急に行われる。




早春の雑木林に咲く、セリバオウレン、



詳しいことは山野草の達人曰く、雄しべ、両性花、雌しべとても複雑で
話を聞くだけ。 中央に色が違う雌しべが見られます。






真っ白な可憐な小さな花を真上からの撮影です。




春浅いころにはまだ花を咲かせない植物もあり、この時期は専門職の力を借りなければ調査は難しいです。 いよいよ俺の出番だ

なんて鼻高々。 悪友でいつもこの調子。 でも腕や知識は安行一。安行事務所より。









ザゼンソウ、ミズバショウ。

2018-02-28 | 水生植物
手伝いの昼休みに川口グリーンセンター内の池の周りにミズバショウの生育を見に
きて、何の気なしに歩いて観察してたときに、座禅草に出会い仰天しました。 長くこの場所に来てますが初めての出会い、地方で見てから
8年以上たってます。  長く見落としか、あるいは発芽してから花を咲かせるまで数年以上かかると言われる理由か?
仏像の光背、座禅を組む姿、いろいろの名の由来があります。   花弁の重なり、色、久しぶりの出会いは突然でした。









近寄れないのですが、中を覗いてみました。


ミズバショウは今年の寒さで、やっと芽吹きが進んでました。

周りの景色の左のほうにザゼンソウがあるのですが隠れてしまって、撮影が未熟でした。お許しを。中央がミズバショウ。



関東、埼玉秩父方面、横瀬町付近の忘れもしないザゼンソウは過去に、見事な春告げの景色を見せてくれました。








数年前の尾瀬沼の風景がよみがえりました。




明日から3月、天候が崩れると言われてます。  また折れた枝の駆除の依頼が舞い込むのか?










ネコヤナギ, 春の訪れ

2018-02-27 | 樹木
前の年の枝に銀白色の花穂をつけて春を演出してくれます。
花穂は真っ白な綿帽子。 花言葉が自由、赤花ネコヤナギの隣にあり、対照的な色を見せてくれる。




真っ白な綿帽子と赤花綿帽子とても対照的






枝物でもネコヤナギもそろいます。



この日は前に鴻巣のフラワーセンターでセリ落としたパンジーなどを
川口グリーンセンター内大広場で花壇に植栽する日でした。造園業と言っても今や花を植栽したり、庭園作りや剪定作業だけでの仕事ばかりでは
ありません。植物にかんしては、何でもこなす、そんな時代です。







3月になれば季節柄、春のさまざまな行事が始まります。



明日は2月の最後の日、3月の声を聞くと春到来。









アカバナネコヤナギ、変化

2018-02-27 | 樹木
赤花猫柳、新芽が赤い、あるいは綿帽子が赤色とか、そんな由来です。
ヤナギと付くから、ヤナギ科のヤナギ属。交配種でネコヤナギ×ヤマネコヤナギ。  造園では春を告げる、あるいは春の風物詩
と呼んでます。 毎年このこの風物詩を追いかけてます。  色彩の組み合わせは宝石のよう、3~4月に極彩色の
花を咲かせます。  枝物は生け花の材料として有名。川口の花の文化展にも多数出されました。



風に揺られる様子は見る者を魅了します。






極彩色の花色は猫柳の真骨頂。





枝物は生け花には欠かせない春の訪れを創作してくれます。






1月初旬の様子




川口グリーンセンターの赤花猫柳が極彩色を見せてくれるように
なると 一気に毎年春本番が近づきます。


タイリンミツマタ、咲き始め。

2018-02-26 | 樹木
安行地区、振興のタイリンミツマタが開き始める。
1月初旬から蕾をつけて、やっと2ヶ月で集合体の蕾の中からポツリと咲き始め。
ミツマタ 三椏の園芸交配種です。スケールの大きなタイリンミツマタ、枝が3つに分かれる、そんな由来。
集合花の大きさは5センチを超える。それも豪快に枝に花をつける。 












先に豪快な花を載せますね。群生に咲く様子も見事です。 去年の3月中旬。



 





本来のミツマタ、2センチ位の小さな蕾の集合体。




赤花ミツマタもあります。  春の到来は樹木の梅、桜などがありますが
タイリンミツマタは長い間、蕾の状態が続き、葉が出る前に暖かくなると一気に開花するので印象も強いです。








旧中川河川敷、河津桜満開

2018-02-26 | 樹木
先週のこと都内で用件を済ませ、埼玉、安行に帰る途中、蔵前橋通りを抜けて江東新橋の近くの
河川敷に立ち寄る、都内でもスカイツリーを背景に河津桜を見られる、唯一の場所。 駐車場はいつのも所、見つけにくいところで
初めての人は苦労します。 春爛漫を見てください。 見る人も少なく、独り占め。




本数は40本ぐらいですが見事に咲いて花満開。






総武線からも見られます。


総武線が走る陸橋下からの眺め


反対方向にはスカイツリーが見えます。




河津桜の並木をゆっくりと歩く、すでに気持ちは静岡河津町。
都内でもこんなに素敵な場所があります。 







昔は河川法で樹木を植栽することがこのような場所では禁止されてました。
土手などは樹木の根で弱くなると言う理由でしたが、いまや様変わりをしてます。 この場所の桜は実に綺麗です。








埼玉東大宮、砂のケヤキの巨樹、25

2018-02-25 | 巨樹
こちら方面に搬入に来たついでに久しぶりに、八雲神社の(砂の大ケヤキの巨樹)に出会いに
立ち寄りました。 埼玉の県木はケヤキ、各地には大ケヤキや日本一のケヤキ並木が存在しますが、砂のケヤキは巨樹の中の巨樹。
樹齢が600年、幹周り6.6m、樹高30m
注連縄を巻かれ、長く地域の人々に支えられる御神木になってます。  昔の砂村の名が付けられる、砂のオオケヤキは、さいたま市の指定天然
記念物。樹勢も衰えず高く枝ぶりを伸ばし、樹形も見事、周囲を圧倒するほどの迫力は、巨樹の見ごたえ。      根元には馬頭観音堂の中に
不動明王が祭られ、昔は馬止めをする習慣がこの場所にあったと、推測ができます。 

 
巨樹ケヤキの特徴のゾウの足。 樹齢600年を物語ります。


主幹も見事に伸び上がり、落雷の破損もありません。



周りの根張りの迫力は見るものを圧倒します。






日が落ち始める姿が見事です。



樹皮の色は通常のケヤキの色とは別次元、これは巨樹特有のまだら樹皮と言われてる。




八雲神社は小さな敷地内の神社、しかし巨樹の存在は計り知れない大きな存在。


いつものように樹皮に手を添えて、さらに不動明王に手を合わせ
感謝の気持ちであとにしました。柵がなく、久しぶりに手を添えることが出来ました。



巨樹の定義は地上1.3mの場所の幹周りが5m以上を巨樹と呼ぶ、それ以下は3mまでを巨木。環境省や
巨樹データーベースの管理人の定義。  多くの地域に3200近くの巨樹があり、楠木、ケヤキ、イチョウがベスト3、
生きながらえる姿は長く見てますが感動します。






川口花の文化展 2

2018-02-24 | 植物、花
本日、午後から終わりの5時まで展示の手伝いをして終了をいたしました。
春の花々が並び、多くの人たちの来場があり、場内はにぎやかでした。  ルピナス、サイネリア、ラナンキュラス、
カルセオラ、オステオスペルマム、などなど場内を彩ってくれました。














切花も展示即売です。

植木の里の安行からは盆栽仕立ての鉢物が並びます。



フラワーアレンジメントも多数参加してました。



他の展示場の部屋には体験教室が設けられてます。準備中。


花々や植物は、今は生産が多く行われてますが、消費が横ばいです。
花を愛でると言われますが、かつては黙ってても売れる時代がありましたが、多くの花の栽培地もカタログなどを沢山つくり
宣伝をしてます。  消費拡大に、いまや市場さえも危機感が募ってます。   一丸となって進んでこそ、市場は開ける、多くの
業者さんたちも必死に進んで行くのが現状です。





色鮮やか、エケベリアたち、生きる力。

2018-02-24 | 多肉植物
春が近づき、染め上げたエケベリアの色彩が増してきました。
三原則、光、水、培養土、どれを欠けても成長に影響が出ます。 取り分け多肉植物は細根なので培養土が荒めの用土では、根の発育が
遅れ十分に株が成長できません。細かい配合土を作り、植え込み株を充実させることが最良です。 日のあたりも良くしなければ、葉シミが出たり
色艶も悪くなります。 特に葉の株の辺りに黒ずんだり、葉枯れが現れ、株自体が変色を起こします。 潅水はこれから3月に向けて成長を
見ながらの見極めです。

エケベリア エボニーの各種の色付き。レッドエボニー


グリーンエボニー


ピンクエボニー


暗緑色 エボニー



エケベリアの中で一番好きな白粉を吹く、ラウリンゼ、白粉は落ちる
と再生が出来ず、移植際には要注意。通称、青白き貴公子のエケベリア。






ブルーバード


薄緑色が目立つ左、花ウララ、と桃太郎、冬場は太陽光線は毎日当たる場所
の条件で鮮やかな葉の色と葉爪の紅色。冬場でも成長。どの多肉植物に言える事ですが、根張りが良くなければ株の成長も
望めません。葉も萎縮して健康な姿を望めません。 鉢の中で生き続ける植物は、栽培者のわずかな力が頼りなのです。
後は株の生きる力です。






各所のエケベリアはすでに成長を始めてます。



これからの1年の多肉植物の栽培士の方、どうぞ来るべき春に備えて最良の栽培をして、力を注いでください。 安行より。

多肉植物寄せ植え、誉れ。

2018-02-23 | 多肉植物
今日は1日中外回りをしてました。午前中の早い時間に電話があり、多肉の
寄せ植えが、賞を頂いたと連絡が入り、帰宅途中に花の文化展を覗きました。製作は手を貸しましたが、少しだけ、作り上げたのが女性の人。
すでに会社に入り5年、手伝いの傍ら栽培や、管理、上達の早さには驚くほど、男集もかないません。 この寄せ植が金賞、栽培は出来ても、多肉
の寄せ植え製作は別物、感性や色の配置、彩を考えての植え込みは、誰でも出来るとは言えないのが寄せ植えの難しいところ。 見事な作りは
素晴らしい。 多くのエケベリアだけで寄せ植え、葉物を使わないことが最大の特徴。 色具合も文句なし。作り上げてから1ヶ月、なじんでから
の展示です。 何も言う事はありません。まさに誉れ。










寄せ植えの難しさは平面に植えつけるのより勾配が付く面に植えつけるのが
難しく、見ての通り傾斜に見事に隙間なくエケベリアを多彩に配置する、大型の製作は鉢物より多くを植え込むのに
見栄えが特に大切。小さな鉢やバケツなどは盛り合わせが正直楽な寄せ植えと、いつも作り上げるときに思ってます。





今回はバケツに植え込む寄せ植え、目をつむり何鉢つくり出す。
多肉の好きな人がすぐに購入して無くなったと聞く。






未だに多肉植物のブームが続いてますが、一時より落ち着き
一鉢、数百万のハオルシアなんて投機の対象、なんて終わりにしたいですね。