春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

錦秋 安行地区

2017-11-30 | 樹木

地元、安行地区には花物、樹木、造園、庭師、庭石などなど大小200社以上の業者さんたちが居ます。
その中でも紅葉だけを扱う業者さんの待機樹木場所を載せてみました。
日本の代表的な3種の紅葉は ヤマモミジ、イロハモミジ、オオモミジ、です。すべてムクロジ科の
カエデ属。 紅葉と楓は名前が違いますが同種です。

全国に分布してる紅葉は同種でなく地域によって自生する紅葉が異なることを覚えててください。
造園の仕事をしてる自分はこの場所から今年も多くを春先に搬出いたしました。

あらゆる種類の紅葉が地上を埋めてます。

























この場所は数年前にNHKの朝のニュースで取り上げられて次の日から見物客が大勢押し寄せ
身動きが取れないほどになり、今でも語り草です。この日は早朝の見物でしたが、快く迎え入れてくれました。
名前載せますよ、社長、小林紅葉園、近くを通れば是非立ち寄ってください。

地上を飾る、荒らされる事のない錦秋の景色は誰も入ることの出来ない美しさ。満喫をいたしました。




古代の樹木、ラクウショウ、落ち葉

2017-11-29 | 樹木

日本では公園樹として植栽されて樹高が30mにも及びます。一番の特徴は古代樹が何世代に
渡り沼地において、気根を作り上げたその姿です。 湿地帯に生き続けたヌマスギと言われる様に古代から洪水で水没する
樹木が生きるために気根、別名、呼吸根を地上に伸ばし、水没した水面から空気を取り込む
それが気根の役目です。 進化の証の気根の素晴らしさは、多くを見てきましたが新宿御苑の
姿が一番と自分は思います。落ち葉のスギ色が鮮やかにこの時期を色どります。



気根の長さが1mを越すのも見られます。この長さになるのには相当の年数がかかってます。
長くこの場所に来てますが長さが変わらないように見えます。それほどに成長が遅いと思われます。







気根は春先から成長をしますが、一年でわずかしか伸びません。気根は地中の太根につながってます。
地上に出た気根の姿は千差万別でとてもユニークです。


ラクウショウの実


今の時期は遠方より眺めるとスギ色です。この姿は思いをはせる、古代の姿。



初夏の新緑の時期、


春夏秋冬を通じてこの場所は古代樹の素晴らしさを見ることができます。




プラタナス並木 晩秋のたたずまい。

2017-11-28 | 樹木

前回は11月上旬の訪問。11月25日 都内の配達帰りに、新宿御苑のいつものように
大木戸門駐車場に留め置き、この場所に出向く、枯れ葉がわずかに残って、晩秋のたたずまい。

この青空は秋から冬にだけ見れる光景です。春や夏は空気中の水蒸気が多く、モヤがかかり
望むことが難しい。下が12月上旬のすべての葉を落とした、たたずまい。


春,剪定作業を繰り返し毎年行ってるので見事な葉を茂らしての三角形の姿。明治の同時代に植栽された
モミジバスズカケの多くの木は100年も剪定されて無いので、今や園内で巨木になって,
樹形が崩れてこのように三角形の整列姿にはなってません。御苑ではプラタナス並木の剪定を
休眠期の真冬に行ってます。









この日は土曜日、多くの見物客が訪れ、御苑内は混雑、今の時期は紅葉してる場所は
カメラマンの姿が一杯。

樹皮の色彩も冬特有の姿になってきました。



この場所も今はベンチに座る人たちや、多くの散策する人たちで賑わってますが
木枯らし吹く頃の12月になれば誰一人いなくなります。





並木の列10列、総本数、約150本、明治の時代に植栽されたプラタナスは
今や、御苑の中でも最も人気ある場所となってます。


イロハモミジの巨木 色付き

2017-11-27 | 樹木

古くから庭園や社寺などで観賞されてる樹木で、日本の秋を赤色に染める
紅葉の主役です。一般に紅葉と呼ばれるカエデ科の仲間で、11月の紅葉の
時期には特に鮮やかな真紅の葉色を見せてくれます。

樹皮は灰褐色、紅葉と幹の色との対比は実に鮮やか、


4月~5月にかけて咲く花はほとんど目立ちません。
実はタケトンボのような2枚の翼のような実がなります、


この場所のイロハモミジは巨木で安行地域での最大の大きさ。
長く見てきましたが今年の色付きは見事です。




イロハモミジの大盃といわれる種類、イロハは交配種が多く、多くの樹木が産出されてます。





今がピークの色付きの安行地区は各地からの見物客の皆様で賑わってます。


樹木の剪定作業

2017-11-26 | 樹木

春咲きの花木を除き多くの落葉樹は冬の休眠期が、11月ごろに剪定の時期が来ます。
剪定は大枝をチェーンソウで切り倒す作業と、良く樹木を見て樹形の来年のイメージを作る
細かな作業の2種があります。11月の中旬からはじめた街路樹の剪定がベテラン勢を入れての作業が
終わりました。 総数30本弱、アメリカスズカケの交雑種。



クレーンカーゴに乗り先端部を細枝を切る細かな作業。
樹形を三角形にイメージしながら下に剪定をしてゆく。樹木1本に3人の剪定士、カーゴに乗るのが自分です。
カーゴは位置移動が乗りながら出来るので作業がはかどります。でも上部の剪定は気を使います。樹木の生長を止める
寸止めをします。

剪定前の葉を茂らす樹木。






先端部は刃先の細かいノコを使い1本1本、丁寧に切ってゆく、この場所から新芽を出して
葉を茂らします。細枝は長めの剪定ハサミで切ってゆく細かな作業が続く。 



太い枝は斜めに切る剪定が基本です。 露や雨などが溜まらないように。

剪定作業のひとつには落ち葉が大量に落ちる前に、すべてを樹木から落とす。落ち葉の清掃も大変な作業、
まとめて落とし清掃の作業をはかどらせる、下には作業員や樹木には剪定作業員など大掛かりな工程です。
底ゴムつきの地下足袋や命綱のフックも巻きつけての無事に作業を終えました。


川口駅前の左がケヤキの大木、茂ってるのがクスの木、右が剪定を終えた交雑種。


ピッコロッソ 実の変化

2017-11-24 | 日記

11月22日の赤実、周りを覆ってるのは、花の名残り。実を保護してると言われてます。




ピッコロッソの花.
開花、間もないころで花弁が立ち上がってますがお椀状です、いずれ平たくそり返ります。



11月7日の状態、実の色が変わってきてます。



10月27日



9月21日 花の蕾





開花まもないころ。
下がクダモノトケイソウ 花。

果物トケイソウ、よく知られた実です。まだ青実ですが、これも暗赤色に変わります。

花も不思議なトケイソウ、赤実のピッコロッソの実も不思議。

最終形は網目が枯れて赤実だけが残る。





八福神、新花キリン

2017-11-23 | 多肉植物

花キリンは今、多くの園芸交配種が産出されてます。多花性、耐寒性、耐暑性、を求め
て改良した新品種が東南アジア国から入ってきます。タイの国には日本から数十年前に
園芸業者が会社を設立していまや多くの国に輸出をしてます。、
数年前に手に入れた、八福神が花を咲いてくれてます。鉢植えの3種です。



左がトゲ無しのシャインキッスの名称の花キリン。花色が変化するタイプ。





中央が花、周りの2対が苞で花や花序の基部につぼみを包んでたのが
色をつけてます。これは茎にトゲをもたない、花キリンで商品名が
シャインキッス、たくさんの色彩を出す園芸交配種。



咲き方が個性的。


八福神は刺を茎から出します。


ベトナムの多くの民家の前に露地植えの八福神が植栽されてます。縁起物、魔除けとされる花キリンは
東南アジアでは大切にされてます。



本来の花キリンは小さな花を咲かせ温室には欠かせません。


いまやタイ、バンコク郊外は大温室が広がり、サボテンやアデニュウム、観葉植物などなどあらゆる植物の一大生産国になってます。昔と違い様変わりをしてます。


寒さに向かい、多肉植物の成長

2017-11-22 | 多肉植物


ルビーネックレス オトンナ属、別名紫月、枝垂れ物の多肉が特に好きで
釣り鉢に入れて雪の日以外は屋外で育ててます。花もこの時期に咲いてくれます。









軒下に吊るすネックレスやアーモンド、グリーン、緑亀の卵など。



ブロウメアナ クラッスラ属、10月から小さな花を咲かせ始めて、来年の4月まで
次から次と咲いてくれます。 3ミリぐらいの花は1週間も咲き続け毎年、春先まで
咲き続けます。


栽培は楽で、潅水に注意をすれば、耐寒性も強く冬でも元気に育ちます。


エケベリア 花ウララ、色艶が冬に向かい鮮やかになってきます。
葉爪の先が赤く染まります。











安行地区 造園部 樹木の色付き 2

2017-11-21 | 樹木

ヤマモミジ ベニシダレ 紅枝垂れ








オオモミジ オオサカズキ 大盃






ムラサキハシドイ ライラック



色付きが多くの樹木たちに始まって成長を停止して休眠に入る
第一段階を過ぎて行きます。 造園部待機場所の紅葉の色付きをこの時期に
確認をして予約購入して行く、お客様もいます。紅葉が今でも人気の樹木です。移植は来年の春先がベスト。



色付きは毎年違います。葉の痛みが少ない時期はきわめて色鮮やかで綺麗です。

真夏の強烈な太陽は、葉焼けを起こさせ葉の縁取りから焼け、葉を茶色にします。
葉にダメージがあると光合成が落ちて秋口からの、紅葉は鮮やかさが出ません。
今年は8月の長雨で葉焼けもなく、どの樹木も色付きがこれから増して行くでしょう。