春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

スモークツリー 2 煙の花。

2018-05-14 | 樹木
安行地区の煙の木が上空で風に揺られ煙ってます。各種のスモークツリー
を載せて見て、仕組みを紹介いたします。花は極小でほとんどの人は見ることが出来ません。花の周りからは茎を伸ばします。
そこから花柄を形成します。それが煙の様な状態を作り上げます。 その場所に繊毛がまとわり付きます。繊毛は
大切な役割をします。 


小さな花が咲いてます。蕾も見えます。



上空に枝が揺れて煙が流れます。毎年見事な自然の景色を見せてくれます。




    

花が終わり種を作ると、押さえの茎が折れて、風が吹くと
繊毛いわゆる羽毛と共に空中を舞って、他の地域に風に運ばれて種を地上に落とします。繊毛といわれる煙の役目は大切な子孫を遠くに運ぶ手段、自然の理は不思議です。







スモークツリーの各種、色彩も多種多彩な園芸種が生まれ、今では庭木や庭園樹の
要望も多く数年前とは様変わりです。 ロイヤル、パープル.
葉の色が黄色になることから、ライム、ゴールドとも呼ばれてます。







バイオレット、パープル






ホワイト系のスモーク






白熊の木とか霞の木とか名称があります。花は小さなマメのような形で、咲くのを
見ることが難しい煙の木、花芽は8月ごろに枝先に付けるので、今年の残った花柄は早めの剪定です。根が浅い煙の木は植栽されて暫くは
支柱をつけて倒れないように補助する。 日差しが強ければ煙もいっそう鮮やかになります。安行より。