前回の記事で書いたエンジンから異音がするカンカンエルフ…
原因を探るにしてもこれ以上はバラさないと進みませんよ〜…と話をしてたんですが…
特殊車両という事もありまだまだ使うので修理の方向でお願いします…と連絡があり、原因を探りつつ見積りも出していく事に。
で、お客様からの伝言でクラッチがスベり気味…という症状とエンジンオイルが減る…という症状もこの機会に直して欲しい…との事らしく…
どうせミッション降ろすなら…と作業性も考えてエンジンも降ろす事に。
ミッション降ろして…

エンジンも降ろして…

エンジンスタンドにセット。

このエンジンスタンドだとこのクラスのエンジンまでが限界かな…
重くてエンジンが前のめりになってます。

一応キャパは400kgだけど、いかんせんメイドインチャイナ…ですからね。
造りがちゃっちいんですよ…
エンジンとミッションも降りたので車両もジャッキダウン。
コンプレッサーやらパワステポンプなどを固定。



ピットから車両を引っ張り出す為です。
この手間をどう捉えるか…
多くの人はせっかくセットした車を降ろして出すなんて面倒臭い…って思うんですよね。
でも、今回のように長期作業でしかも車両側の作業が無い場合は1度ピットから出した方が工場としての回転効率は確実に上がるんです。
車両がリフトアップされて止まっているとそのピットでは他の車両を入れる事は出来ませんから…
それに比べ少し手間をかけてでも車両を出す事でそのピットには別の車両を入れて作業する事が出来ます。
それにエンジンの重整備は当然、降ろして単体で作業した方が整備性も良く確実です
限られたスペースをどう効率良く使うか…
常に考える事は必要です。
もちろんケースバイケースなので一概には言えませんが…
場所や人の問題もありますからね…
話が逸れましたが作業の続きです。
ヘッド周りをバラしていきます…

ヘッドカバー取り外し。

この状態を見るだけでオイル管理をちゃんとしていない事が分かりますね…
で、早速あのカンカン(パンパン…)という異音の原因が判明。

真っ黒で見にくいと思うのでパーツクリーナーでキレイにします…

ロッカーアーム飛んでるやん…

2番のエキゾースト側なので…
やはり音の原因はエキゾーストバルブが開かずに本来排気されるはずの排ガスが再度圧縮された所でインテークバルブが開き逆流…その音がカンカンと聞こえてたんですね…(自分はパンパンに聞こえましだか)←しつこい…笑
ただ、これは異音の原因であって問題は何故そうなったのか⁇…がこの修理の本質。
まず初めに疑うのはバルブクリアランス…
調べると計るまでもない程にオーバークリアランス…
目視でも2mm以上あるんじゃない?ってくらい。
E13Cのジェイクブレーキじゃあるまいし…
バルブクリアランスが広すぎてロッカーが割れた⁇
更にヘッドを降ろして見ると…


2番のピストンに薄っすらエキゾーストバルブが当たった跡が…

コレで何となくは説明がつきますね…
あくまでも仮定ですが…
バルブクリアランスが広くなり過ぎた結果、プッシュロッドの先端ボールがロッカーアームの淵に乗り上げてバルブリフト量が多くなりピストンと接触…本来ならバルブが曲がる所がロッカーアームの強度が弱く折れた…
まあ、いくつか腑に落ちない点もありますが、今の所はこんな感じでしょうか…。
問題は何故バルブクリアランスが広がったのか?ですが…
当工場には4JG2の入庫率低いので比較出来ないんですが、オイル管理が悪くてロッカーアームが摩耗した…?
アジャスターボルトはちゃんと締まってるので緩んだ訳でもなさそうですし…
まだ納得は出来てないので、もう少し調べてみる事にします…
とりあえずお客様の言う通りオイルも上がってきてるので、腰上はオーバーホールですね。

原因を探るにしてもこれ以上はバラさないと進みませんよ〜…と話をしてたんですが…
特殊車両という事もありまだまだ使うので修理の方向でお願いします…と連絡があり、原因を探りつつ見積りも出していく事に。
で、お客様からの伝言でクラッチがスベり気味…という症状とエンジンオイルが減る…という症状もこの機会に直して欲しい…との事らしく…
どうせミッション降ろすなら…と作業性も考えてエンジンも降ろす事に。
ミッション降ろして…

エンジンも降ろして…

エンジンスタンドにセット。

このエンジンスタンドだとこのクラスのエンジンまでが限界かな…
重くてエンジンが前のめりになってます。

一応キャパは400kgだけど、いかんせんメイドインチャイナ…ですからね。
造りがちゃっちいんですよ…
エンジンとミッションも降りたので車両もジャッキダウン。
コンプレッサーやらパワステポンプなどを固定。



ピットから車両を引っ張り出す為です。
この手間をどう捉えるか…
多くの人はせっかくセットした車を降ろして出すなんて面倒臭い…って思うんですよね。
でも、今回のように長期作業でしかも車両側の作業が無い場合は1度ピットから出した方が工場としての回転効率は確実に上がるんです。
車両がリフトアップされて止まっているとそのピットでは他の車両を入れる事は出来ませんから…
それに比べ少し手間をかけてでも車両を出す事でそのピットには別の車両を入れて作業する事が出来ます。
それにエンジンの重整備は当然、降ろして単体で作業した方が整備性も良く確実です
限られたスペースをどう効率良く使うか…
常に考える事は必要です。
もちろんケースバイケースなので一概には言えませんが…
場所や人の問題もありますからね…
話が逸れましたが作業の続きです。
ヘッド周りをバラしていきます…

ヘッドカバー取り外し。

この状態を見るだけでオイル管理をちゃんとしていない事が分かりますね…
で、早速あのカンカン(パンパン…)という異音の原因が判明。

真っ黒で見にくいと思うのでパーツクリーナーでキレイにします…

ロッカーアーム飛んでるやん…

2番のエキゾースト側なので…
やはり音の原因はエキゾーストバルブが開かずに本来排気されるはずの排ガスが再度圧縮された所でインテークバルブが開き逆流…その音がカンカンと聞こえてたんですね…(自分はパンパンに聞こえましだか)←しつこい…笑
ただ、これは異音の原因であって問題は何故そうなったのか⁇…がこの修理の本質。
まず初めに疑うのはバルブクリアランス…
調べると計るまでもない程にオーバークリアランス…
目視でも2mm以上あるんじゃない?ってくらい。
E13Cのジェイクブレーキじゃあるまいし…
バルブクリアランスが広すぎてロッカーが割れた⁇
更にヘッドを降ろして見ると…


2番のピストンに薄っすらエキゾーストバルブが当たった跡が…

コレで何となくは説明がつきますね…
あくまでも仮定ですが…
バルブクリアランスが広くなり過ぎた結果、プッシュロッドの先端ボールがロッカーアームの淵に乗り上げてバルブリフト量が多くなりピストンと接触…本来ならバルブが曲がる所がロッカーアームの強度が弱く折れた…
まあ、いくつか腑に落ちない点もありますが、今の所はこんな感じでしょうか…。
問題は何故バルブクリアランスが広がったのか?ですが…
当工場には4JG2の入庫率低いので比較出来ないんですが、オイル管理が悪くてロッカーアームが摩耗した…?
アジャスターボルトはちゃんと締まってるので緩んだ訳でもなさそうですし…
まだ納得は出来てないので、もう少し調べてみる事にします…
とりあえずお客様の言う通りオイルも上がってきてるので、腰上はオーバーホールですね。

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます