メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

プロフィア…ES不調。

2017-01-12 01:48:52 | 日野

去年の年末にESスタートが解除されない…との事で入庫した、BKG-FR1プロフィア。

ESスタートとは坂道発進補助装置の事でメーカーによってはEZGOやHSAなどと名称は変わりますが用途は同じで、坂道などでブレーキペダルを離しても制動力を保持して坂道発進を容易にする機構の事です。


年末に症状を確認した時はESスタートをONにした状態で発進しようとしても制動力が解除されず発進出来ない…といった状態。
調整スイッチを押しても変わらず…
かと思えば突然正常に解除するようになったりと症状がランダムに発生する状況でした。

で、トラブルシュートの結果ESスタートバルブの作動不良…もしくはソレノイドの不良という事で見積りを出してました。
ESスタートのメインスイッチをOFFにすれば制御は解除され、走行には支障が無いのでそのまま運行してもらい年明けに部品が入荷したのに合わせて入庫して頂きました…


作業はESスタートバルブのO/Hとソレノイドの交換。
早速ESスタートバルブを取り外し…


取り外したバルブ…


今回はお客様のご要望でASSY交換では無くオーバーホールで対応します。
ASSYで交換すれば早くは終わりますが値段が高い。
ちなみにASSYは数万円、リペアキットは数千円…
O/Hの工賃を加えてもASSYより安価に済みます。
日頃からASSY交換に慣れちゃうと、O/Hって聞くと時間がかかり効率が悪いように思えるかも知れませんが、実際にはバルブのO/H自体は30分程で終わります…



各部に異常が無いか点検しながら分解していきます。


リペアキット…


再使用部品はキレイに洗浄。




マグネットバルブは新品に交換します。


エアホースのコネクタも取り付けて…




後は車両に取り付けて完成。



で、作動テストの前にクラッチの調整とESスタートの初期設定を…
整備書にはESスタートバルブの交換時は初期設定は特に指定されていませんが経験上、やっておいた方がいいです。

最近は作業サポートで初期設定に対応した診断機もあるとか無いとか聞きますが…
今回は専用のダイアグモニターで行います。


慣れるとこっちの方が断然早いんですよね…笑

ハーネスを運転席足元にあるコネクターに接続…




ダイアグモニターをESスタートのタグが付いたコネクタに接続。




今回はESスタート解除位置の初期設定を。
ダイアグモニターを接続してエンジンを始動…
ESスタートの調整スイッチを"FAST"側に3秒以上押し続けます。


するとダイアグモニターのブザー音とランプの点滅が始まります…



その状態で、ギヤを3速に入れてクラッチをゆっくり繋いでいきエンジン回転が下がり始めた辺りでもう一度"FAST"ボタンを1回押します…
するとダイアグモニターのブザーが1回鳴った後止まります…
この位置が解除の初期設定位置となります。

後はダイアグモニターを取り外して試運転と調整スイッチがちゃんと作動するかなどを確認して完了です…

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デュトロ…VNT交換。

2016-12-04 02:08:08 | 日野
前回の記事で書いたVNTコントローラ不良のデュトロ…

見積りを出してお客様にどうするか問い合わせたところ、即答で修理する事になりました。


新品だとターボだけで35万と高額なので新品のVNTコントローラを使用したリビルト品にて対応していきます。


現車はダブルキャブなんですが、キャブチルト出来るタイプなので非常に作業性は抜群です…
冷却水を抜きつつ、EXパイプにオイルパイプ、水周りのパイプを取り外して…






で、取り外し。





リビルト品でもスタッドボルトは付いて無いので…
とりあえず在庫で対処。
(単に注文し忘れただけ…)


ターボ側、マニホールド側も全て交換。




VNTコントローラは新品なので、特別なルートで入手してるんだろうな…

何台作業しても納得は出来ませんね…
悪くないターボチャージャーまで交換するのは。

どんどん組み付けて…






後は冷却水を入れてエア抜き作業を…


エンジンかける前にVNTの作動テスト。
40%


50%


60%


70%


100%


問題無し。
当然です…だってコントローラ新品ですから。

で、エンジン始動して暖機&エア抜きを…


後は冷間時の水量を点検して完成です。


と、ここで出張依頼が。

ベルトが鳴く…というクオンを現地でベルト交換…

会社から30分位の距離なんですが…着いて早速作業…


このクオンはウォーターポンプとファンはギヤ駆動なのでベルト交換は非常に簡単…




なんですが…


作業しながら17mmのオープンレンチを忘れた事に気付き…
クオンはオルタネータのアジャスタに謎のロックナット⁉︎が付いてるんです。
コレ。


いや、必要無いでしょ…このナット。
何の為に付いてるのかまるで理解出来ないんですよ…


まあ、自分が道具を忘れたのを車の設計が悪い…って逆ギレしてるだけですけど…

で、やっぱりこのナットを緩めないとアジャスタボルトが固くて回らないので…
どうしようか?と考えるも、片道30分かけて会社に戻るのもアホらしいし…

と、思ってたら近くにアストロプロダクツがあったなぁ‼︎‼︎‼︎と思い出し、道具を買いに行く事に…

17mmのコンビネーションを購入…


450円也…笑

しかし激安。
スナップオンなら同じ17mmのコンビで6千円近くしますからね…
まあ、品質の違いですけど。

今回はとりあえず1回でも緩んでくれたらそれでいいので…


なんとか緩んでくれました。固くてナメかけたけど…


無事ベルトも交換出来て完了です。



そして会社に戻り、今度はギガのクラッチO/H。

3軸トラクターヘッドなんですが、デッキパネルが外れるのでやり易い…
クソ重たいプロペラシャフトをチェーンブロックで吊っておき…


ミッションを降ろします…

上からも作業が出来るので1時間もかからない程でミッション降りちゃいます…




8速×2段で16速ミッションです…
単純にデカイ…。

で、見たくないものを見つけてしまった…


メンドラが…


アッパーコードラントもなんかベタベタしてるし…


パワーシフターのブーツも破れてるし…


とりあえず追加の見積りを出してまたまたお客様と相談です…



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トラブルシュート…

2016-12-01 23:01:26 | 日野
まずはエンジンチェックランプが点灯した…とのXZUデュトロ。


入庫時はチェックランプは点灯してませんでしたが…

履歴を確認してみると…


P0045… VNT系統

フリーズフレームも確認。





このデータを見る限りでは今回の故障コードを検出した時は走行時では無く始動直後だという事が分かります。
VNTの目標開度も7%という事からこの時点で既にフェイルセーフに入ってると思われます。


今現在はチェックランプは点灯していませんが一応アクティブテストからVNTの作動を点検。
1度故障履歴を消去してから再度テスト。
ECUが指示する目標開度に対して実際のVNT開度を点検します…
まずは指示値41%…


実開度も41%で問題ナシ…
更に目標開度を50%に。


すると実開度は43%…
この時点で7%の誤差が…

更に目標を60%にするも…


実開度はほとんど変わらず44%…
誤差は広がり16%…

指示値を70%にした途端、いきなり実開度が7%に落ちこみ…
それ以降制御不能に。


どれだけ指示値を上げようが、目標開度自体が7%固定…


フェイルセーフに入った為でしょう。
こうなるとエンジンは吹けなくなります…

自己診断をしてみると…


ですよね〜
予想通りです。

今回はアクティブテスト中に不具合が発生…
始めに確認したフリーズデータでも始動直後に発生…

今度は走行時に不具合が発生するか⁉︎を確認する為、データのログを取りながら試運転してみます。


結果的に15分程走行しましたがチェックランプは点灯せず…
試運転から戻り記録していたデータログを確認。


走行時は目標開度に対して実開度の追従も良好で、ブースト圧と比較してみてもキチンと作動している事が分かります。

その後エンジンを1度停止して数秒後に再始動すると…
IGOFF→IGON→クランキング→始動までの数秒の間に下の画像でも分かる様に一瞬目標開度が7%になり、その後復帰するも再度7%に落ち込み実開度との差が出来た後、チェックランプが点灯してます…


となると始動時にVNT目標開度と実開度にギャップが生じる事によるチェックランプ点灯…と判断出来るかと思います。

なので原因はVNTコントローラの瞬間的なバグか通信不良…はたまたリニア制御不良か…

原因は分かってはいましたが…

やっぱりVNTコントローラです。


ただし今回のケースは1度キーオフで数十秒待ってECUとの通信を切ったあとに再度エンジン始動すると正常復帰するんですよね…

もちろん過去履歴としては残りますが、走行時に不具合が発生する事は無かったので復帰すればフェイルセーフが入る事も無く走行には全く問題ありません。

VNTコントローラを交換すれば完治しますが、単品設定が無いので、お値段はターボASSYの35万…
それに加えガスケットなどの同時交換部品やLLCなどを含めると部品だけで約40万…

年式と走行距離から考えると修理するかどうかは微妙なところで…

選択肢としては多少面倒ではありますが、始動時にチェックランプなどが点灯した時は1度キーオフで数十秒待ってECUとの通信を切った後、再度始動でチェックランプが消えれば走行には支障は無いでしょうから…
そうやって騙し騙し使う事も可能でしょう…

それともお金をかけてバシッと直すか。


とりあえずお客様と相談です…





お次もデュトロ…
コレもBDG-XZUです。

今度はエンジンが吹けず加速していかない…との事。

チェックランプは点いて無いらしいので、とりあえず引き取る事に。

で、乗って帰ってくる時に症状を確認。

3〜4速40km/hあたりから明らかに吹けず加速していかず…
5〜6速でも失速…
というよりブーストがかかってない様子で…

と思ったら今度は普通に吹けるようになったりと…


その後すぐに吹けない原因は判明。
排気ブレーキを作動させた後に如実に吹けなくなるので…
コレはシャッターバルブがイタズラしてる可能性が高いなぁ…という事で会社に戻り早速点検…

アクティブテストでシャッターバルブを強制的に作動させるとキチンと閉まるけど解除した後もシャッターバルブが閉じたままで開かない…

吹けない原因はコレで間違いないでしょう…
問題はシャッターバルブが悪いのか…ソレノイドが悪いのか…
それともECUからの信号不良か…
故障コードがない事からハーネスの断線は無いだろうと判断。

まずは信号を調べる事に。
診断機、マルチテスターを接続してアクティブテストからシャッターバルブを強制的に作動させた時のソレノイドの電圧変化とシャッターバルブの動作を確認。

シャッターバルブ作動状態

動画でも分かるとおり、電圧がかかりソレノイドに通電されるとシャッターバルブが作動しますが、その後電圧が下がってもシャッターバルブが閉じたまま…
その後ゆっく〜りと開きました…
コレ決してスローモーション加工してる訳じゃないですよ…笑
とりあえずECUからの信号はちゃんと変化するので問題無し。

話はズレますが…
この車は24V車両なんですがソレノイドの作動電圧は12Vなんですよ…
以前ウチのメカニックI氏はその事を調べもせずに車が24Vだから…といってソレノイドに直接24Vを接続したんですよ…しかもECU側からのコネクタを差したままで…
もうどうなったか分かる方は分かりますよね…笑
当然、ソレノイドはパンク…更にECUもパンク。
この車は確かECUからソレノイド間には保護回路が無かったんですよ…
もうね…直してんだか壊してんだか…どっちだよ‼︎て事がありました。
このI氏はビックリする様な事を平気でやるんですよ…
バッテリー上がりの車にブースターケーブルをプラスとマイナスを逆接して全ヒューズ飛ばしたり…
つい先日も新品のラジエーターホースにボンド塗って取り付けて、走行時にホースがすっぽ抜けて危うくエンジンを壊しかけた事も…

この仕事を10年以上やっててそのレベルですからね…

まあ愚痴はこの辺りにしておきます。笑



今度はシャッターバルブの単体点検を…
マイティバックを取り付けてバルブの作動テストをするも動作は問題ナシ…


となるとソレノイドかな⁉︎

という事でソレノイド側にもバキュームメーターを取り付けて単体点検。


診断機のアクティブテストからエキブレの強制駆動をオンにするとキチンと負圧状態になりその後OFFですぐに正圧に戻ります…
ソレノイドの作動音もちゃんとしてます。

あれ⁇

どっちも悪くない…⁉︎

このクラスの排気ブレーキは作動に負圧を利用しており…
通常は排気ブレーキ非作動時はシャッターバルブのチャンバー内は正圧(大気圧)状態で、排気ブレーキ作動時はソレノイドに通電してソレノイド内のバルブを開きバキュームポンプが作り出した負圧でチャンバー内も負圧にします。
その結果チャンバーと繋がったロッドが引かれてシャッターバルブが閉じる仕組み。

シャッターバルブが閉じない…とかの症状だったらチャンバー内で負圧漏れを起こしてる可能性があったりしますが…
今回は逆でシャッターバルブが開かない…という事なので正圧状態にならない…と判断出来るので怪しいのはやはりソレノイドバルブ内の正圧負圧を切り替えるバルブ…という事になります。

なので…



ソレノイドを交換。


交換後の作動


シャッターバルブが開かない症状も無事に改善されました…
試運転にて問題無く吹け上がるので完了です。



後で外したソレノイドを分解してみると…




原因が判明。
スポンジ状のフィルターが劣化してボロボロになり経路に詰まってます…


なるほど…コレでゆっっく〜り開く訳ですね…笑


納得です。







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プロフィア…ドラレコ取付。

2016-08-19 00:26:53 | 日野
まずは朝からブレーキの効きが悪い…というデュトロの見積りを…




全輪ディスクブレーキの車両なんですが、右後のキャリパー周辺がブレーキオイルでベタベタしてます…


よく見ると…


ん⁇

パッドが無い…


あ、あった。笑


パッドというより、プレート部しかありませんが。

使用限度を超えても尚、走行した為にブレーキパッドの摩材部分が無くなりプレート部が直接ローターに当たったようです…

普通ならここで異常に気付くんですが…

驚くのは…そのプレート部が当たってる状態でも走行した…という事。
その為、プレートとローターが削れ、薄くなり過ぎて脱落。更にピストンとローターが接触…という最悪の状況になっております…




普通ならディスクローターとブレーキパッドのプレート部が接触する程になるとブレーキを踏む度にゴーゴーと大きな異音がしてたはずなんですが…
気付かなかったのか…
それとも知ってて乗り続けたのか…

分かりません。

とりあえず見積りですが…残念ながらここまでいくと修理費用はそれなりにかかってしまいます。





ここから本題のドラレコの取り付けを…
車はプロフィア。

ドラレコとETCの取り付けで、ETCはデジタコと連動…との依頼。

デジタコとはデジタルタコグラフの事で、いわゆる運行記録計の事です。
今現在の法律では大型トラックには運行記録計の装着が義務化されてます。
今後は中型車にも義務化されるみたいですが…


取り付けるデンソーのドラレコ。


ETC2.0はデジタコと連動させるので矢崎製。


コレがデジタコ。
日時や運行時間、走行速度などが記録されます。


で、早速インパネ周辺をバラしていきます。









このデンソーのドラレコは取り出しが電源だけじゃなく、車速信号に加えウィンカー左右の信号とフットブレーキ信号まで取り出すタイプ…

最近のドラレコはGPSで速度も計測するタイプが多いですがGPSだけだとどうしても正確じゃない場合があるので車速信号を取る事でより正確な車速を記録出来ます。

4トントラック以上のクラスになると通称「矢崎コネクター」と呼ばれる20ピンコネクターがあり、そのコネクターから車速信号やエンジン回転信号も取り出せます。
まあエンジン回転に限っては一部取り出せない車種もありますが…


コレが矢崎コネクタ…(通称…)


このコネクタの20番に車速信号が来てます。
画像の赤マルです…


取り出し。


ちなみに青マルの9番にはエンジン回転信号が来てます。


19番にはイルミネーションも来ており、常時やIGON信号もあります。


他にもウィンカー信号とフットブレーキ信号の取り出し。
最近の車はトラックに限らず乗用車でも電装関係を制御するコンピューターがあり、そのコンピューターがまとめて制御してます。

BCM(Body Control Module)、統合化ユニットなどメーカーによって呼び名は変わりますが働きは基本的には同じです…

そのBCMからウィンカーやブレーキ信号はまとめて取り出せます。
ただ、ウィンカーなどは入力と出力が分かれてるので出力側で取り出す必要があります…

ウィンカー右、左とブレーキ信号を分岐。





並行してETCの配線も行います。


本体を取り付けて…


専用ハーネスでデジタコと連動。







ETCアンテナも取り付け。



ドラレコ本体も取り付けていきます…





で、ごちゃごちゃになった配線をキレイに整えます。










インパネ類も取り付け…
最近買ったコードレスラチェットとインパクト…
車内での作業にも非常に便利。








で、完成。





と、思ったら…次の車両が入庫。
KK-FDレンジャーです。

内容は同じ…
古いですがBCMもあって、ひと安心。







本日はこんな感じでドラレコばっか…

この暑さなので…


車内での細々とした作業は…



地獄です。




小型のコードレス扇風機買おうかな…。











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プロフィア…いろいろ。

2016-07-31 09:36:38 | 日野
今回もプロフィア…

26年式の型式はQPG-SH1E。

この車は1週間前にチェックランプが点いたのとエアー漏れがヒドイ…という事で入庫しており、調べるとあちこち修理が必要で見積りを出してたんですが…

O.Kが出た為、再入庫。




やる事が多くて大変です…
実質1日半しか預かれないので段取り良く進めないと間に合いません…

交換する部品達…


内容は、まずチェックランプの方はSCR系統のトラブルで調べるとNOxセンサーの不良の為、要交換。

エアー漏れはABSのモジュレーターからだったんですが、コレがまた原因はエアドライヤーの…
もっと言えばコンプレッサーという事で、モジュレータ交換に加え、ドライヤーとコンプレッサーのO/Hをする事に…


どこから作業するか迷いますが…
まずはドライヤーから。



プロテクションバルブやらチャージパイプを取り外して…


本体取り外し。
本体とドライヤーO/Hキット…



で、中にはリビルトドライヤーに交換すればいいじゃん‼︎…て思う方もいるかと思いますが、このリビルトドライヤーの値段…20万以上と超高額なんですよ。
それだったらO/Hした方が断然金額を抑えられるんです…



ガバナーやチェックバルブ等各部のOリングやシール関係を交換していきます。


このタイプはガバナーの取り外しはスプリングが効いているのでプレス等で軽く押さえる必要があります。






各部品を洗浄してシールを交換していきます。
このピストンも動く方向がそれぞれ違うのでシールの向きにも注意が必要です…








次はエキゾースト部を…
Oリングやらバルブを交換。










乾燥剤も交換します…


見積もりを出した時点でオイルの排出がかなり酷かったので、その時にカートリッジの乾燥剤だけは交換したんですよ…
1週間ほど前なんですが、もうこんなに汚れてるんです。


このように乾燥剤がオイルを吸っちゃうとドライヤーとしての機能が著しく低下するんです。


シートやフィルターを交換して乾燥剤の入れ替え。






組みあがり…



車両に取り付け。


ドライヤーは完成。
次はNOxセンサーを…
NOxとは窒素酸化物の事で主に排ガスに含まれており、最近のトラックは環境対策の関係で尿素SCRという機構で排気ガス中のNOxを還元する装置が付いてます。

尿素SCR…というの名の通り還元剤として尿素(AdBlue)を使用しており、NOxセンサーはSCR触媒上流と下流に2つ付いてます。
上流側はエンジンの排ガスに含まれるNOx濃度を検知してECUに入力…その数値をもとにECUが最適な尿素の噴射量などを決定します。
その他にも排気温度やエンジンの負荷状況によって制御は変わるのでNOxセンサーだけで噴射量が決まる訳ではありませんが…

で、下流側のセンサーはNOxが計算通りにきちんと低減されたかをモニターしたり、触媒劣化判定などに使用されます。
あるメーカーの方の話によると、機能的にはNOxセンサーは1つで事足りるそうなんですが、理論上ではなく、実測値でNOxが低減した事を証明する必要があるそうで…
そういう理由もあって2つなんだそうです…

このNOxセンサーも精度が命の部品でジルコニウムなどのレアアースを使用してるので見た目とは裏腹に高額です…

他の車でもNOxセンサーはよく壊れるので今後は耐久性に課題がありそうですね…

コレが前側…


コレが後ろ側…



で、外すのにO2センサーソケットが使えた…





まあ普通のコンビネーションでも緩むんですけどね…笑
取り外したNOxセンサー。



新品を取り付けて完成…




更に次はABSのモジュレータを交換。
この車両はカプラー裏に取り付けられてます。


カプラー周辺での作業はツナギにグリスが付かないように気を使います…
グリスが付くとめっちゃテンション下がるので…

で、取り外し…


エアーのポート内部には水分が…


これはドライヤーで除去出来なかった水分がエア経路に混入してる証拠です…
今回のエキゾースト部からのエア漏れも水分が混入したせいでしょう…
ドライヤーの整備を怠るとその他のエアー系統にも不具合が起こす危険性があります。

新品のモジュレータ。


ジョイント類を付け替えて車両に取り付け。




完成。



まだあります…
このエア漏れの元凶である…エアコンプレッサー。
というかこのプロフィアになってからエアコンプレッサーやドライヤーのトラブル多すぎですね…



ピストンは再使用でヘッド、ライナー、ピストンリングを交換していきます。


チャージパイプのボルトを外すとオイルがベッタリ…


更にヘッドを外すと…


オイルが溜まってます…
結論としては…エアコンプレッサーからオイルが上がりエアドライヤーにまわりドライヤー機能が低下…除去出来なかった水分がエア経路に混入…その結果ABSモジュレータがエア漏れを起こした…という事です。

それはさておき…

ピストンを上死点にして…


ライナーを抜き、ピストンを取り外します…





新品ライナー…


ピストンは再使用します。


ピストンリングを交換しようと思ったら…




ちっちゃいし…

部品出し間違えてやがる…泣

急いで再配達をお願いしてその間に出来る事を…





しばらくしてピストンリングも届きライナーに組んでいきます。


エアコンプレッサーのピストンはライナーに半差しの状態で組んでいきます。


ピストンピンも入れてヘッドも組み付け…








後は冷却水を交換。
本来なら補充でいいんですが、以前整備してた所が色違いを混ぜたのか妙な色になってます…
その為全交換する事にしました。




この年式のプロフィアは本来なら青いLLCなんです。

で抜き替えてエア抜き…

この時期のエア抜きは車内では苦痛です…

水温も安定してます…


本来このプロフィアはラジエターの下側に給水コネクタがありポンプで圧送すればエア抜きは劇的に早く終わります…
が…現在ポンプが壊れてるので従来の方法でエア抜きです。


後は得体の知れないLLCを混ぜられないように…


コレが本来の色ですね…



後は試運転をして各部を再度点検して納車です…


なんとか間に合いました…
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プロフィア…クラッチ修理。

2016-07-26 23:36:20 | 日野
日野プロフィアがクラッチの不調で入庫。

症状はクラッチペダルを踏んでもクラッチが切れずにギヤが入らず…
何回か踏むと入るが、今度はクラッチを踏んでいても車が勝手に進む…という症状。



もうお分かりだと思いますが…原因はクラッチコントロール系統内部でのリークです。

つまり、マスターシリンダーかブースターのどっちか…


大きいトラックになってくるとクラッチのスプリングも強力なものになってくるので人間の踏力だけではとてもペダルは踏めません…
その補助装置として圧縮エアーを利用したクラッチブースターというものを使用してます。


で、早速ブースターを確認してみると…
クラッチオイルが漏れてます…


漏れて油圧がかからずクラッチが切れないんでしょう…
原因はブースターで間違いなさそうですね。


ブースターのホースを外すと出てくるクラッチオイルが異常に汚いので、長期間クラッチオイルを交換してないみたいです…


オイルがコレだけ汚いので、今回はマスターシリンダーとブースターの両方を交換します…


まずはブースターから。
取り外して…


今回はマスターもブースターもリビルトでは無く新品の社外品を使用します…




社外品でもSEIKENの方は純正採用されてるし今までもトラブルは無いのでさほど心配してないんですが…
問題はブースター…
KONGSBERG…という外国メーカー製なんですが、過去に何度かトラブルがあるので正直な話…あまり使いたく無いんです…

ただ、このお客様は自家整備がある運送会社さんで部品は全て支給品なんですよね…笑

安いんですよ…このブースター。
新品なのにリビルトよりも安いって言うんだから多くの人は食い付きますよね…

まあ、リスクも承知の上での依頼なのでそれ以上は何も言いませんが…




ステーやブラケット、プッシュロッドを付け替えて…


車両に取り付け…



お次はマスターシリンダーを。



日野はレンジャーもプロフィアもそうですがペダルユニットごと取り外してクラッチマスターを交換します。
ブレーキバルブも同様です。

エアホースと室内側のクラッチとブレーキのコネクターを取り外せば、後は取り付けボルトを外すだけで簡単に外れます。












後はバイスに固定してマスターを取り外して…





新品のマスターシリンダー。


純正品もそうですが、プッシュロッドもキットに含まれてます。
で、コレもペダルユニットを外さないとプッシュロッドは交換出来ないんですが…

ペダルユニットは外さなくてもシリンダーだけなら交換出来るので、それで済ますメカニックも中にはいます…

ただ、キットにプッシュロッドも含まれてる…という事は同時に交換して下さい…という事。
それなのに交換しないのは面倒くさいのか…それとも知らないのか…は分かりませんが。




プッシュロッドも交換してシリンダーを取り付け。





ペダルユニットを外したついでにペダルリンクや摺動部をグリスアップしておきます…




車両に取り付け…


ホースやコネクターを接続してエア抜きを…



で、エア抜きも終わり各部の漏れの確認をして完了です。



交換したクラッチオイル…


汚ね…

明らかにしばらく交換してないですね…


クラッチオイルもちゃんと車検毎に交換しましょうね…












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レンジャー…インジェクター交換。

2016-07-16 22:15:30 | 日野
以前、加速不良で見積りを出したFE8Jレンジャー。
記事はこちら


ようやく予定が合って入庫です…

前回、点検した時はインジェクターの補正値が全体的に大きくズレて、特に3番が酷かったんです…


この補正値も当然0に近い方が良いんですが、±3ぐらいの一見問題無さそうな数値でもインジェクター不良…という事もあるので、判断には迷う事もあります…

ただ、今回のように大きくズレてる場合は要交換ですね…

ちなみに今回から動画にも挑戦。
走行時の加速不良に加え、停止状態でも1500回転付近でラフに…
こちら

動画でも分かるようにゆっくり回転を上げていくと1500rpm付近で吹け上がり不良の症状が出てます。
更にアクセルを踏み込むと問題無く吹けます。
ただ、この症状も一概にインジェクターが原因とは言い切れないんです…
以前にも似た症状があり、その時はサプライポンプが原因だった事もありました。
インジェクター補正値の変化量である程度判断出来るんじゃないか…と思ってはいるんですが、まだ確信は持てないので、勉強が必要です。
また、レアなケースとしてエンジン回転センサーのコネクタ接触不良…だなんて事もありました。



では作業を…
エンジンはJ08E。




インジェクターの交換作業自体は特に難しい事もなく簡単に交換出来ます。
ヘッドカバーとインジェクションパイプを取り外せば後はインジェクターを引き抜くだけ…





取り外したインジェクター…



リビルトインジェクター…


一応、IDコード表も入っていますがこんなにバラバラに入ってたら意味がないですよね…
確認する手間が増えるだけかと。
親切なのか不親切なのか…

取り付けていきます。


Oリングも交換してインジェクターを仮締め…


ついでなのでインジェクションパイプシールも交換です。


で、インジェクションパイプを取り付けたらインジェクターの本締め。


後はパッキン類を交換してヘッドカバーやブローバイホースの取り付け…


最後にフューエルフィルターも交換。



で、IDの書き換え…
旧IDコード。


書き換え後の新IDコード。



そしてエンジン始動…

各インジェクターの補正値も良好になりました。



データを見ながら試運転。


無事に加速不良の症状も改善され、1500rpmでのラフも無くなりました。

今回はインジェクターが原因でしたが、その判断って結構難しいんですよね…
インジェクター換えても改善されない場合も過去に経験してるので余計に慎重になります。

ただ、言える事はまだまだ勉強不足です…




そして話は変わりますが、前から気になってたトルクレンチを購入。


もともと使用していたトルクレンチの校正時期がきており、年式的にも古くなってきたので思い切って3/8と1/2の2本セットで購入。
角度計測機能も付いているので角度締めにもコレ1本で対応出来ます。


従来のアングルゲージを使用する必要も無くなりました。

コレ意外と使いにくいんですよね…


昨今の自動車はトルク管理が極めて重要です。
昔みたいに締まっていればO.K…という時代ではありません。
トルクをキッチリ管理する事で精度が上がり、精度が上がれば品質も上がります。

なのでトルクレンチに限った事ではありませんが測定器は非常に重要ですね…



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レンジャー…加速不良 見積り。

2016-06-25 01:11:19 | 日野
最近はまたまた修理の見積りばかりしてます…


まずはFE8Jレンジャー…エンジンはJ08E。

日野はエンジンバリエーションが豊富ですよね…
中型車で言えば…4気筒のJ05E、5気筒のJ07E、6気筒のJ08E…と

大型もA09C、P11C、E13Cなどなど…

それはいいとして…


症状は60km/h以上で走行してるとアクセルを踏んでいてもエンジンが吹けずに失速と加速を繰り返す…との事。

診断機を繋ぎ故障コードを確認するも、故障コードは無し。

次にデータを確認…


目標燃圧と実燃圧の追従も良く、燃圧差も全域でほぼ無いのでSCVは問題無さそうです…

で、既にお気付きの方もいると思いますが、インジェクターの補正値が全体的にズレ気味です…特に3番のインジェクター補正値がプラスの9.5…

補正の限界値が+-10なので、インジェクターの状態は良好とは言えません…

症状からしてインジェクターは要交換ですね…

ただ、日野はエアフロの不具合で似たような症状になる事もあるので注意が必要です…
その場合も故障コードは残りません。
今回は試運転の結果エアフロの数値は問題無し…


なのでインジェクター交換の見積りを…

リビルトインジェクターの定価が1本6万円…
6気筒なのでインジェクターだけで36万…
高額ですが、年式や距離からして今回の車両はインジェクターは全数交換が望ましいです…

工賃やその他の交換部品も入れると50万近い高額修理になってしまいます…
まあ、お得意様なので値引きも当然ありますが…

現在はお客様の返事待ちです。



お次はFK71ファイター。



GMアリソン製のA/T車両なんですが、シフトレバーをパーキングに入れてもメーターのPランプが点灯しない…との事。

確認すると確かにシフトはパーキングに入れても…


メーターのPランプが点灯しません…


インヒビターを直接手で押すとメーターのPランプも点灯することから、原因はシフトワイヤーの伸びもしくはリンク部のガタ…と思い点検すると…





シフトワイヤーとインヒビターを繋ぐリンクロッドのレバー部がガタガタになっておりました…


グリスアップ出来るようになってますが長らくグリスアップはされてなさそうです…

リンクがこの状態ではワイヤーを調整したところで根本的な解決にはならないのでリンクレバーとカラーの交換見積りを出します…

ところがこのレバーがボッタクリ価格でビックリしました…

画像の矢印のレバー…


お値段なんと26000円なり…

ふざけた価格です。

こんな物にそんな金額払うのもアホらしいので、再生させて使用する事にします…




更に次はNPR81エルフ。

水漏れがある事を把握しながら走行してオーバーヒートした…との事。



ラジエーターには水が全く入っておらず…
どれぐらい入るか確認する為に水を入れると…


入れた瞬間からコレですよ。


こんな状態で走った…って言うんですから…

エンジンにもダメージがあるのは間違い無いでしょう…
なんかオイリーだし…


こちらはヘッド作業の見積りを…

バラしてみないと分かりませんがライナーにキズが無い事を祈ります…
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J07E…ターボ交換。

2016-06-15 06:43:06 | 日野
先日…VNTコントローラのCAN通信異常でチェックランプが点灯したFE7Jレンジャー。

VNTコントローラを交換すれば直るのですが、現在ではコントローラ単体での供給が無い為、残念ながらターボASSYの交換になってしまいます…

ただ、新品のターボチャージャーASSYは約40万と高額なので…
今回はお客様の負担を少しでも減らす為、新品のVNTコントローラを使用したリビルト品にて見積りを出してたんですが…

お客様からのOKが出たので早速作業を進めていきます。
ちなみにリビルト品だとお値段は約33万程…




作業しやすくする為フェンダーやエアクリーナーケースを取り外します…




パイピングやホースも取り外し。


冷却水も抜いておきます…



問題のVNTコントローラ…
リニア電子制御式です…



オイルパイプやらウォーターパイプを取り外してターボチャージャーASSYを取り外し。







VNTコントローラが単体で供給があった頃の記憶だと値段はたしか42000円位だった記憶があります…
悪くないターボまで交換しなきゃならないのは納得出来ませんよね…


以前、このVNTコントローラを解析、修理が出来ないか知り合いのコンピュータマニアの方に聞いたんですけど、喜んで持ってかえったきり連絡が無いな…笑

どうなったんだろ…



こちらがリビルト品。


マスキングをしておきます…
ターボに限った事ではありませんが、異物の混入リスクを極力避ける事は重要です。


そして注意書き…

物騒な事が書いてありますが決して大げさな話ではありません…
ブローバイフィルター、PCVフィルター、クローズドベンチレーター…呼び名は色々ありますが定期交換は必須ですね…


で、リビルトにはスタッドボルトが付いてないので取り付けて…


ガスケット類は全て新品に交換して組み付け。







冷却水を入れてエア抜き。


VNTのテストして確認…




で、念入りに試運転をしてチェックランプが点かない事を確認…



後は明日の朝、冷却水の量や各部の漏れが無いかの確認をして終了です…



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やっぱりVNT…⁉︎

2016-06-10 01:53:27 | 日野
FE7Jレンジャー…エンジンはJ07E。

エンジンチェックランプが点いてエンジンが吹けない…との事で入庫。


正直言うと…

J型エンジンでエンジンチェックランプが点灯してエンジン吹けない…っていう時点で、嫌な予感がプンプンします…

診断機繋いで故障コード確認すると…

U1123 CAN通信異常(VNT)…

やっぱりVNTですよね…


VNTとは可変ノズルターボの事で、従来のウェイストゲートを廃止して、代わりにモーターでノズルを開けたり閉じたりしてブースト圧を運転状況に合わせ最適になるよう制御してます

以前にも記事に載せましたがこのJ型エンジンのVNTはよく壊れます。

正確に言うと壊れるのはJIDECO製のVNTコントローラーなんですが…


今回の故障コードはVNTのCAN通信異常…

CAN通信は簡単に言うとコンピューター同士がお互いの情報をやりとりする通信で、自動車で言えばHラインとLラインの2本のツイストペア線を使用しており、少ない配線で多くの情報をやりとり出来て、ノイズにも強い特性があるので最近の自動車は必ず何かしらのCAN通信は使用してます。

で、今回の故障コードは読んで字の如く…そのCAN通信が上手く通信出来ないみたいです…

1度故障コードを消去すると今の所は再点灯はせず調子も良いです…
が、間違いなく再発するでしょう…


現在はVNTの作動テストを実施しても目標開度に対して実開度の数字も合格範囲内。





一応…配線図を用意してCAN通信ラインの接触不良や断線、ショート…パルス波形などを調べるんですが、
どこにどんなカプラーがあって、目的の配線が何色で何番のピンに入るのか⁉︎…などを調べておきます…
下の配線図を見ても分かる通り、VNTコントローラからECUまでの間に2つのジャンクションコネクターがあるのでそのコネクターの接触不良も調べます…











VNTコントローラのコネクターでまずは電源線を点検…



電源は問題無し…

次にパルス波形を…




整備書では基準値は0-5Vのパルスとなっていますが、実際には上は約3Vまでしか出ておりません。
以前、同型式で正常な車の波形を調べた時も0-3Vだったので整備書が間違ってるんでしょうか…
このレンジャーは整備書の基準値がちょくちょく違うケースが他にもあるので、気を付けなければいけませんね…

今の所は電源線やCANラインには不具合は無さそうなので今度はECUのデータのログを取りながら試運転する事に…


しかし、しばらく走るもチェックランプは点灯せず…
当然、データに不具合は見られません。





こんなもんです…
いざ、調べようとする時は症状が出ない…っていう整備士あるあるです。


まあでも…原因はやっぱりVNTコントローラの不具合でしょう…

問題は単品で出ない事。

以前はコントローラ単体で供給があったのに、何故無くなったんでしょうか…

ターボASSYだと約40万ですよ⁉︎
ここのお客様はこのレンジャーを3台所有しており今回の車両を除く2台は既に交換済み…
1台はVNTコントローラだけ供給があった時期なので修理代は6万ほどで済みました…
もう1台の時はターボASSYしか供給が無く、50万近い修理代がかかっております…

そこにきての今回の車両もVNTの不良でターボASSYの交換となると…


日野の部品課の方と話をしてると、新品のVNTコントローラを使用してるリビルトがあったはず…との事なので、今回はそのリビルトで見積りを出す事にします…


それにしても過去には単品設定があったのに、何故ASSY供給しかしなくなったんでしょうか…











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