自然と風を感じて…

BMW F650GS&R1200RTでのツーリングや季節の移り変わりなどを話題に、愛知・三河地方周辺を紹介しています。

乗鞍・白樺峠のタカの渡り(後編)

2008-09-26 02:55:29 | 自然

 人の方が多いかも?

 ところで、なぜ乗鞍の白樺峠が、タカの渡りの通過点なのか?
 日本列島の中央部をハチクマやサシバが通過するときのルートとしては、ここ白樺峠から岐阜-京都へと飛ぶ山の中のルートと、伊良湖岬や紀伊半島などの海岸を飛ぶルートがあることがわかってきました。
 長距離を飛ばければならない渡鳥たちは、省エネで飛ぶことを本能的に知っているのか、上昇気流を利用し、高空まで舞い上がり、滑空するように飛びます。
 地形的に見るとこの北アルプス周辺を乗り越えるのに、上昇気流がよく発生し、比較的低い場所になるのが、この白樺峠周辺にあたるといわれています。
 もちろん、本当の理由はタカたちでないとわからないことですが…。

 さて、11時近くになると、タカたちの渡りが一休みとなったようです。
 というところで、今回のもう一つの目的、おそばと温泉を楽しむために乗鞍高原に戻ります。

 おそばは行きつけ?の「中之屋」に。純粋に蕎麦だけを楽しむなら「もりそば」(2枚1,400円)がオススメです。なお、新蕎麦は10月中旬からとのこと。次はその季節に、エフロクでツーリングに来たいなぁ。

 温泉は、観光センター近くにある「湯けむり館」(大人700円)に行きました。白く濁った温泉は、白骨温泉と同じ泉質とのこと。久々にゆったりと露天風呂に入ることができました。

 蕎麦と温泉を堪能したあとは、再び白樺峠の「たか見の広場」に戻りました。残念ながらあれからタカたちはお休み続けているようで、時折過ぎ去っていくトビやカラスにさえ歓声が上がりました。あとからHPでタカの飛来数のデータを見ると500羽あまりが確認されたそうですが、いったいいつ飛んでいったのでしょうね(^_^;)。

 帰りのルートは、上高地-乗鞍スーパー林道を下り、旧奈川村に出て、県道26号を南下、薮原で国道19号線に合流します。そして最終目的地である中津川まで南下します。

 この季節の中津川といえば「栗きんとん」。市内にいくつも栗きんとんを扱う和菓子屋がありますが、やはり「川上屋」と「すや」が双璧のようです。
 最近では名古屋市内でも販売されていますが、ほとんどが「真空パック」もの。作りたての生は風味が違います。久々に食べ比べもしたかったので、両店に寄り買い込みました。(職場で頼まれた分も含めてですが…。)

 川上屋の栗きんとん

 栗きんとんの味の比較ですが、「すや」は甘みが強いように感じます。「川上屋」のほうが甘さ控えめですこし上品?な感じです。もちろん味には好みもありますので、ぜひ中津川で本物の栗きんとんをお試しください。

 中津川からは再び19号を南下、多治見で旧愛岐道路に入り名古屋へ。名古屋市内で友人を降ろし帰宅しました。久々にこのルートを使いましたが、多治見市内や名古屋市守山区内では大きくルートが変わっていて、道に迷うことも…。

 本当に久々の長距離ドライブでした。時にはこんなプチ贅沢な旅もいいものですね。