おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

オシム

2006年06月26日 | スポーツ
僕が思うなりに「日本代表」について語ってみよう。

最初にいっておくが、僕はサッカーにおいては「シロウト」である。
戦術なんてまったく分からないし、凄いシュートを見ても

「これ、凄く難しいシュートですよ!」

と、解説者が言っているのを聞いてから、

「うん、うん、凄いね。やっぱり!」

って納得するタイプ。

そんな僕がテレビを見ていて、非常に気になる事がある。
それは解説者や選手たちのコメントである。

日本代表は、シロウトの僕が見ていても、年々、楽しみなチームになっていると
思っている。個々のレベルは分からない事もあるが、興味が湧く選手は
確実に増えている。

チームとしてのレベルも多少は進歩を続けていると信じている。

しかし、しかしだ。
コメントを聞いていると、まったく「進歩」していない。

今回1勝することもなく、ドイツから帰ってきた代表チーム。
それを受けて解説者が、眉間にシワをつくり、とつとつと喋る。

「世界とのレベル差は、思っていた以上に縮まっていない。」


はぁ?


何年前から言ってる?この台詞。
負ける度に、この「台詞」を言ってないか?

試合前には、海外でプレーする選手が増えただの、
世界レベルで見ても遜色ないフリーキックが出来る選手がいる!とか、
言っておきながら、最後はいつもこうだ。

そりゃ、始まる前から「ダメだ、勝てるわけがない!」とは言わないだろう。
言えないだろう。
でも、進歩しているなら、「あとは○○を確実にすること!」とか、
課題が見えてくるモノだと思うンだけど。

選手にしてもそう。
悔しいのは分かる。応援している僕達より、本当に悔しいのは選手だ。

でもね、マイクを向けられる度に

「何が足りないのか反省して、今後につなげたい」


えっ?


まだ、分からないの?って感じだ。
何回、世界の壁に跳ね返されたら分かるンだぁ?

ブラジル等の南米勢、イタリア等の欧州勢からくらべれば
アジア諸国はサッカーにおいて「後進国」だってことは誰もが認めてる事だろ。

先進国に追い付くだけでも、一緒の事をしてたんじゃ時間がかかるのは
当り前じゃないか。追い抜くには、何倍もの知恵と努力が必要だろ?

今回のメンバー23名のうち、次回「南アフリカ大会」に出場する選手は
半分もいないだろう。
いや、半分もいては、それこそ「進歩」がない。

仮に3名だけを残し、20名が新たに選ばれたとしよう。
そして仮に、決勝トーナメントに進出出来なかったとしよう。

その時に解説者にマイクを向けたとしよう。
選手にマイクを向けたとしよう。

僕にはどうしても今回と同じような「台詞」を繰り返す気がしてならない。

スター選手だった“ジーコ”の後任は、名将“オシム”が就任するようだ。
今はもちろん期待しているが、何も始まっていない段階での期待はどうかな?
4年後、「期待感」だけが先走り、負けた時に、また同じ事になるんだろうか?


「オシムではダメだ!」


監督批判や、サポーターが騒ぎをおこす。
プレー以外の事は「先進国」をお手本に確実に「進歩」しているのに。







コメント
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