*・゜★三度目の妊娠☆.:*・゜
たまたま実家に帰省していたときだったのだが、検査薬で検査してみたら陽性反応が出た。次は自然分娩で産みたいと思っていたので、3年ほどあけての待望の妊娠だ。実家の父も母も大喜びだった。
3歳になったばかりの娘に
「ママのお腹に赤ちゃんが来たんだよ!○ちゃんはおねえちゃんになるんだよ」と説明してみたが、今ひとつピンときていないようだった。(そりゃそうだろうな^^;)
でも母親やジジババのうれしそうな様子から、「何かイイコトなんだな♪」というのは感じ取っていたようで、お腹を触っては「赤ちゃん、こんにちは!」などとやさしく話しかけていた。
しかし、また出血…
かかりつけ医のいない場所なので、いとこのかかっている産婦人科にわらをもすがる思いで受診してみたのだが、やはり超音波にも何も映らず、残念な結果を告げられた。
流産の後の処置はもうわかっているので、淡々と手続きをすませ、処置を受けた。
麻酔から醒めると、処置室の狭いベッドに一人寝かされていた。
あのときの空虚な気持ちは今も忘れられない。目覚めたときの天井の無機質な色、隣室で医者と看護婦が談笑するむやみに騒々しい笑い声…
手足も満足に動かないのに、涙だけがどんどんあふれてきて困った。
でも、迎えに来た母と娘の心配そうな顔を見て、「そうだ!私には子どもがいるんだった!」ということを思い出した。
帰ってから、「死」を知らない娘に説明するのにまた困ってしまった。
「赤ちゃんはね、神様のところに忘れ物をしちゃったみたい。だからもう一回お空に帰っていったのよ。」
聞いている娘は、娘なりに神妙な面持ちだった。
「赤ちゃん、また戻ってくる?」
「うん、きっと来ると思うよ。」
私はそう答えながらも、次の妊娠でやってくるかもしれない子どもを心待ちにする気分にはとてもなれなかった。それよりも、生まれることができなかったこの子にはもう会えない、そのことが悲しくて仕方なかったのだ。
この経験は、言葉では言い表せないほどの転機になった。
何しろ「失敗を踏み台に」だとか「よりよいものを目指して日々努力する」だとかの今までの方法論を、ことごとく打ち砕くものだったから。
ただ、「ありのままの事実」を「受け入れる」しかない、世の中にはそんな試練が満ち満ちているのだということを、たくさんの涙とともに思い知った出来事だった。
たまたま実家に帰省していたときだったのだが、検査薬で検査してみたら陽性反応が出た。次は自然分娩で産みたいと思っていたので、3年ほどあけての待望の妊娠だ。実家の父も母も大喜びだった。
3歳になったばかりの娘に
「ママのお腹に赤ちゃんが来たんだよ!○ちゃんはおねえちゃんになるんだよ」と説明してみたが、今ひとつピンときていないようだった。(そりゃそうだろうな^^;)
でも母親やジジババのうれしそうな様子から、「何かイイコトなんだな♪」というのは感じ取っていたようで、お腹を触っては「赤ちゃん、こんにちは!」などとやさしく話しかけていた。
しかし、また出血…
かかりつけ医のいない場所なので、いとこのかかっている産婦人科にわらをもすがる思いで受診してみたのだが、やはり超音波にも何も映らず、残念な結果を告げられた。
流産の後の処置はもうわかっているので、淡々と手続きをすませ、処置を受けた。
麻酔から醒めると、処置室の狭いベッドに一人寝かされていた。
あのときの空虚な気持ちは今も忘れられない。目覚めたときの天井の無機質な色、隣室で医者と看護婦が談笑するむやみに騒々しい笑い声…
手足も満足に動かないのに、涙だけがどんどんあふれてきて困った。
でも、迎えに来た母と娘の心配そうな顔を見て、「そうだ!私には子どもがいるんだった!」ということを思い出した。
帰ってから、「死」を知らない娘に説明するのにまた困ってしまった。
「赤ちゃんはね、神様のところに忘れ物をしちゃったみたい。だからもう一回お空に帰っていったのよ。」
聞いている娘は、娘なりに神妙な面持ちだった。
「赤ちゃん、また戻ってくる?」
「うん、きっと来ると思うよ。」
私はそう答えながらも、次の妊娠でやってくるかもしれない子どもを心待ちにする気分にはとてもなれなかった。それよりも、生まれることができなかったこの子にはもう会えない、そのことが悲しくて仕方なかったのだ。
この経験は、言葉では言い表せないほどの転機になった。
何しろ「失敗を踏み台に」だとか「よりよいものを目指して日々努力する」だとかの今までの方法論を、ことごとく打ち砕くものだったから。
ただ、「ありのままの事実」を「受け入れる」しかない、世の中にはそんな試練が満ち満ちているのだということを、たくさんの涙とともに思い知った出来事だった。
私も妊娠が分かった時に最初に感じた不安はそれでしたけど、結局はちゃんと育ってくれました。
ちょっと言葉が浮かんで来ないんですけど、本で知識として知るよりも、経験談をお聞きする方が共感できるというか…いや、共感とは言えないですね。私は経験がありませんから。
でも、少しはナマの感覚として感じられます。
midstreamさんが感じられたであろうショックは想像するだけで身震いしそうです。
生命を紡ぐって本当に重いことだし、それだけに奇跡みたいなものだなぁ…とつくづく考えさせられました。
何か無邪気に「書いて」って言った自分が恥ずかしいですね。
神様がそんな私をガツンとやってくれた、そんな感じです。
そういう意味では、今では貴重な体験だったと感謝したいくらいなんですよね。(もう二度と同じ体験はしたくないですけど…)
経験者ならではのお言葉ですね。
私もがんばろう!
実生活ではカッコいいどころか、どっかのコメディーの主人公みたいなヤツなんですけどね…
(「ウソも百回言い続ければ…」みたいだなぁ^^;)