日々思うこと

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一度目の妊娠

2006-04-18 | 苦あれば楽あり
出産を間近に控えためすねこさんのリクエストにお応えいたしまして、今日から4回にわたって私の「出産秘話」をお届けいたします。
といってもそんな大したモンは出てきませんよ…^^;ありふれた話の部類だと思います。それでも、私にとってはインパクトありすぎな出来事ばかりでした。…


*・゜★一度目の妊娠☆.:*・゜

随分早くから“つわり”のような症状が出始めたので、もしや…?とはりきって妊娠検査をしてみたのだが、結果はなぜかうすらぼんやりとしか出なかったので、…??という感じだった。
「検査時期が早すぎたかな?」と思って、もう少し様子を見ることにしたのだが、ほどなくして出血があり、初めて産婦人科に受診することになった。

診察の結果は「子宮外妊娠の疑いあり」で即入院。それまで産婦人科受診どころか入院の経験すらなかった私は、「大出血を起こしたら命にかかわるので監視下に置かせてください」と言われて、ただただ動転するばかりだった。

婦人科に空き部屋がなかったので、しばらく産婦人科病棟の4人部屋に何組かの母子と一緒にいた。つらくはなかったかというと…正直に言うと、そのとき私は自分のことで手一杯だった。生まれなかった赤ちゃんの心配よりも、自分の命の心配をしていたのだ。
しかしほどなくして、「稽留(けいりゅう)流産」と診断名が下った。
その後看護婦さんが「婦人科の部屋があきましたのでそちらに移れますよ。」とすまなそうに言ってくれたのだが、私ときたら「そっちのほうが静かだろうな」くらいにしか思わなかった。

後になって考えてみると、流産したものにとって「母子と同室になる」つらさは想像するにあまりある…(しかし、実際問題部屋がないときたらどうしようもなかったわけだが…)
今となっては、そのとき自分の心が自分のことで手一杯だったことに感謝したいくらいだ。でなければ“底なし沼”にはまりこんでしまっていたかもしれない…

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