日々思うこと

日常と、
日常につながるもの。

op.55 どうやら弱っているらしい

2020-11-18 | 闘病記に名を借りた自分語り

今日、傷を気にしながらシャワーを浴びているとき、
なぜかふいに誰かから「かわいそうに」と言ってほしくなって、涙が出ました。

私をよく知る(そしてできれば愛してくれる)誰かから
「かわいそうに」と言ってほしい。
「どうしてあなたがこんな目に...」などとベタに同情して、頭を包むように抱きしめてほしい。

世間的には「かわいそう」といった同情の言葉は、おそらく避けたほうがよいとされるものだと思います。
確かに「そう言ってもらって何かいいことあるの?」ときかれたら、何も答えられません。「甘ったれるんじゃない」で終わるでしょう。
それでも、今は
「大丈夫、心を強く持って!」とか「気分を前向きに!」といった言葉よりも、「かわいそうに」と言ってほしい...

坐骨神経痛は相変わらずで(少しましになりましたが)
何ということもない言葉に過敏に反応してしまったり
そのことでまた自己嫌悪に陥ったり...
他にも気落ちする小さな事象が重なっているせいか、妙に疲れを感じるここ一両日です。
組織検査の結果が出るまで、まだあと3週間...
とりあえず手術前の状態まで心身が回復するのを待つしかないですね。


op.54 記録

2020-11-18 | 闘病記に名を借りた自分語り

手術を無事終えて退院し、経過も(坐骨神経痛を除けば)良好。
気分はさぞ晴れやかだろうと思われるかもしれませんが、
なぜかここに来て鬱々とした気持ちにとらわれています。

これからまた、闘病の形は変われど
死ぬまでガンと向き合わなければならないのだと思うと...

実は手術の前に、
麻酔の事故か何かで、自身も気づかないうちにこの世を去るというのも全然ありだな、という思いがよぎりました。
少なくとも「良くなる」という希望しかなかった、その気持ちのままで...

誰とも共有できない・したくない、思いの数々。

こんなふうに気持ちが沈んで悪いことしか考えられなくなるのも、坐骨神経痛の痛みのせいかもしれません。
というか、そういうことにしておこうと思います。
とりあえず今の心情を記録として静かに残します。