日々思うこと

日常と、
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ご無沙汰しています

2007-03-23 | 今日の出来事。(私事編)
私は元気です。…って手紙じゃないんだから^^;
更新を心待ちにしてくださっていた方々、本当にスミマセン。

実は、このブログの“方向性”をちょっと見失っていました。
でも、やっと決心がつきました。「あきらめがついた」と言ったほうがいい気もしますが…


そのきっかけは、「例の」教育掲示板で読んだ、卒業式についてのこんな意見でした。
以下、引用させていただきます。

『壇上には日の丸、
来賓も校長先生も日の丸に深々と礼をしてから壇にあがり、
子ども達は壇上で一人ひとり卒業証書をもらいました。
歌ったのは「君が代」と「仰げば尊し」。

何十年も時間が止まったような
素晴らしく厳粛で型どおりの式でした。

そして、誰も泣きませんでした。
保護者の何人かは居眠りをしていました。

私の心にも何も響きませんでした。 』


…今日はウチの子も卒業式でした。
この方のご意見にあるような、昔ながらの厳粛な式。
国旗・国歌も、もちろんありました。
涙をぬぐう子あり、目を赤くしながらも前を向いて大きな声で歌う子あり。
そんな子どもたちの姿に、私を含め親たちは目頭を熱くしていました。


そのあとに読んだのがこの書き込み…
これを読んだとき、もはや埋めようのない「溝」のようなものを痛感したのです。

実は、この意見を書いた方は、このブログを見ているかもしれません。
というのも、この方とは、私がその教育掲示板に出入りするようになった頃、ひょんなことから意気投合して、個人的に連絡をとりあうまでになったことがあるのです。
その頃に、このブログの前身のホームページをお知らせしたんですよね。

あれから3年…

数々の論戦に参加し、また他の人たちの論戦を追い、考えるうちに、私の考え方はどんどん変わっていきました。180度といってもいいくらいに…
それとともに、この方の意見にいらだちのようなものを覚えることが増え、反論せずにはいられなくなることもしばしば…
そして、(今だから白状しますが)掲示板では書けなかった反論を、ここで吐き出したりもしていました。


今回のこの意見には、その皮肉っぽい言い方になんだか無性に腹が立ったので、久々に掲示板上で反論しようと思いました。
でも
「…もういいや。」
なんだかとてつもない徒労感に襲われて、唐突にそう思ったんですよね。

様々な意見を読んで、考えが変わる人は変わるし、変わらない人は変わらない。
それはもう、どうしようもないことなんだな…と今更ながら悟りました。
また、せめてROMの人が何か気づいてくれれば…と、肩に力を入れて論陣を張っていたこともありましたが、何も私一人が粗だらけの立論でガンバらなくても、まっとうな意見を持つ論者は、いつでもちゃんと現れているのです。
世の中捨てたもんじゃありません。


わが子の、たった一度の小学校の卒業式が「何十年も同じ型どおりの式」としか見られず、何の感動もなかったということについては、「お気の毒」としか言いようがありません。
でも、私(と娘)にとっては、型どおりだろうが何だろうが感動的な式だったので、それでいいです。


今日秘かに、(暗に宛てていた)このブログの“宛先”を一つ削除して、私は次のステップに進むことにしました。
(意見の相違が決定的になってきた時点から、もうとっくに読んでいないだろうな、という気もしますが…)