抗がん剤治療で女性にとって特に酷なのは、やはり脱毛です。
お医者さんから「二週目くらいから抜けますから、ショートにしておいたほうがいいですよ」と言われても、まるで実感がありませんでした。
この私が、髪を失う?ウソでしょ!?のような変な気分。
受け入れるまでには時間がかかりましたが、一旦受け入れてから覚悟が決まるまでは、なぜかさほど時間はかかりませんでした。(笑)
まるでこの事態を予期していたかのような幸運がいくつかありました。
①昨年、髪の色を少し明るくしていた。
寄る年波には勝てず!?(笑)ここ数年白髪が交じりだすようになっていました。
真っ黒い髪の毛の中に、数本とはいえ白髪がある状態というのは、意外に更けた印象になるんですよね。
そこで昨年、全体を少し明るくして、白髪のコントラストが目立たないようにする戦略を取りました。
結果的に、これがウィッグを選ぶ上でとても助かっています。
少し明るめのカラーのものはウィッグ市場でも一番の売れ筋なので、選択肢も豊富です。(それに黒髪のウィッグって艶などがちょっと不自然なものが多い気がするんですよね。)
②相談できる美容師さんに出会った。
抗がん剤治療に入ることを相談できる美容師さんに出会えたことも、気を楽にしてくれました。
お客さんにもそういう方いますよ!とか
こんなふうに抜けていって、こんなふうに生えてきますよ!とか情報をいただけたり、
脱毛、発毛過程での髪型やウィッグのアドバイスもいただけました。
包み隠さないで相談できるコンサルタント的?存在は、やはり有難いですね。