水面に映る光景

日常感じたことなど。

父を思い出させる作家

2006-09-12 12:28:36 | ふるさとのこと
 松本清張の霧の旗(新潮文庫)。亡き父が好きだった作家の一人松本清張の作品。オー昔、読んだ覚えがあるぞ。

 弁護士の陥落を書いた作品。理不尽なことも引き受けなければならないのが、社会的に名のある人の宿命なのでしょうか。

 p111 径子は離婚したいと法律相談にきた。
 p268 径子が夫を失って3年後である。おっとっと、離婚じゃなかったのかよ。
 
 これは、変だと思ってしまいました。すると、作品のあちこちに疑問が湧いてきました。
 巨匠、松本清張の伝統ある作品(昭和34年の作品、平成18年2月28日・48刷)
に?を持つなんて。

 復讐のためとはいえ、無実の人を自分の肉親と同じ目に会わせることの正義がわからない。
 それが、社会派作家の、当時の事なかれ主義への警告だとしても。


 言い訳:街頭勧誘に合わないように、ちょっと回り道になるが、古本屋の前を通って駅に行っている。
 そこでつい、ワゴンの中のバーゲン本を覗いてしまうのです。
 缶コーヒー1本分にも足りないしと思いつつ購入。

 今回は100円の出費+読書3時間+感想を書く時間+ブログup時間 これ如何に。



コメント
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