バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

アナログってたまに良いよね

2020年12月23日 | お仕事
今日の空。





太陽と雲と空がとっても綺麗でした:)


明日はクリスマスイブなので、休暇を取る人は多く、
今日何としても仕事を片付けたい人で満ちていたので
朝からみんな働く働くw
大忙しでした。


忙しくても、ちょっと昔なら時間がかかってたデータの読み取りも、データベースや数式をいじるだけで
簡単に解析ができちゃう世の中。とにかく何でも便利になったよね。


便利になったことで、仕事はし易いし早く片付くし、良いことだらけのはずなのに、
実は私、けっこうアナログなことが好き。


昔からのメモ魔なので、常にノートに手書きで書く派だし、
スケジュールもOutlookよりカレンダーに書き込むのとか大好き。


だからペンフェチなのかなあ。


そういや15年前ぐらいだったか、会計課にろうあ者の男の子がいてね、会話はメールでのやり取りが主だったけど、
当時は私はシステムの仕事してたから、実際に会って画面を見ながら説明したほうが簡単なこともあったの。


そうなると私は手話はできないから、
どうしても会話手段は筆談。


これがね、良いのよ。


早く相手の言うことが理解したくて、書かれる文字をじっと見るんだけど、常に手を見られてる感覚とか
筆談の途中で見せる簡単な相づちや短い言葉、例えば、Thank YouとかOK!とか、
彼は常に私の口元をじっと見てた。英語ではLip Reading、日本語では読唇て言うんだってね。
なんかもう、それが妙にエロかったわ(おぃ)。


あと、声に出して呼べないし注意を引くことができないから、わざわざ肩をトントンと叩きに来て
その辺にあるメモ用紙に走り書き始めたり、それが非日常的でね。


私はその時間が大好きだったなーと、今思う。


彼は暫く会計課で仕事して、その後カリフォルニアの、もっとお給料の良い会社へ移って行きました。
「インターネットがあるおかげで僕にも活躍できる仕事が見つかった」って笑顔で私のノートに書いてって、
Congratulation!て言って、手をパチパチして一緒に喜んであげたけど、私の心境は複雑だったわー。


そっか。もう筆談できないのか。



携帯電話とか文明の利器のおかげで何から何まで便利になったけど、
便利じゃなかった時代には、それはそれなりの楽しみってのもあったよね。


彼今何やってんだろ。元気だといいな。


今日、私が愛用するノートに書き込まれた自分の字を見ながら、そういうことを思い出しました。


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今日のハニバニランチはお魚。


Almond-Crusted Barramundi with Arugula & Tomato Olive Relish


私このお魚、ほんと好きー!
アメリカもサーモンばかりじゃなくて、
バラムンディをもっと売ればいいのに。



日本の皆さん、
素敵なクリスマスイブをお過ごしください:)
Merry Christmas to you!!



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