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バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

皮膚ガン検診に行ってきた

2012年05月10日 | アメリカde健康管理

事の発端はハニバニの義理の姉。
数ヶ月前に皮膚がん検診に行き、怪しげなシミがあるから少し細胞をとって精密検査してもらった結果
それがなんとガンであったことが判明した。


さらにはその数週間後、一緒に検診をした彼女の夫(ハニバニの兄)にも皮膚ガンが見つかった。


いずれにしろ、ガンがあった箇所の皮膚は切り取られて
今は2人とも普通の生活をしているが、皮膚に対する概念は変わったと思う。


アメリカ人にしては珍しくビーチ嫌いのハニバニも
過去に日焼け止めもせず太陽の真下で青春を謳歌していたこともあり、
一度、夫婦一緒に皮膚ガン検診に行こうということになったのである。


私も実はビーチも嫌いで、プールにも行かなければ、太陽の真下で青春を謳歌することもなかったが、
過去に数年ほど頻繁に日焼け止めクリームも塗らずに、長時間太陽の真下にいることがあった。



大変後悔している事実である。



これが原因で、30歳ぐらいになったころにはシミ・ソバカスが急に発生。
全く自慢ではないが、アジア人にしてはシミ・ソバカスが多いからなのか
『あなたカリフォルニア育ち?日焼けのダメージ、多いのね。』と言われたこともあった。


私も他人事ではない。



検診はまず私からやってもらった。



皮膚科の先生が、これがまたタイ系アメリカ人のきゃわゆくて若い医師で
同姓の私も一瞬怯むほどの肌の大変きれいな人だった。さすがは皮膚科の医師。


「先生の肌、とってもキレイですね。」と言うと
「だったらここの病院の宣伝になるかな。」と、くすくす笑うのがまた一層可愛い。



検診は頭の先からつま先まで。


頭は髪の毛をかき分けて異常のありそうなホクロとかシミをくまなく探す。


足の指も、指の間まで開いて異常を探す。


ホクロを見つけると、特殊な光を放つルーペでそのホクロをじっくり観察。


30分ほど表にされたり裏返されたり腕を持ち上げられたりして
『特に異常なし。日焼けをしてないので肌が健康的で上出来です。』と言われた。


気になるシミ・ソバカスのことを話すと、ナントカナイトロジェンというガスで箇所を焼く
治療があるが、その治療は数回にわたってやらなくてはならず
1週間ほど焼いたその箇所が水ぶくれになりかさぶたになったりして
治癒するまでが結構大変だとその医者は言う。


しかも完全に消すことは出来なくて、色が薄くなるだけのこととも付け加えてくれた。


完治するまでが面倒くさそうだなと思ったらそれがもろに顔に出たのか、
『今日その治療しなくてもいいから、ゆっくり考えてみたら?』と言われたので
とりあえずはファンデーションとコンシーラーでごまかすことにした。


実はこっちのテレビ番組で、数箇所の小さなシミをとる治療をした人がその治療に失敗し、
その焼けたところから炎症が起こり、顔の皮膚が大変なことになったドキュメンタリーを前見たことあり、
なんかちょっと恐くなってしまったんだな。


とりあえず、怪しげなホクロもなく、私は異常なしで検査室を後にした。


次はハニバニの番で、彼が検査室に入っていく時に


『センセイがアジアンでとっても若くてキュートだからね。
下着は着けてていいけど、彼女、悪気もなくそれを
剥がすよ。』


と言うと、『えー。それは困った。』と言ってお部屋に入っていった。


ハニバニ、何が困るのだ?




ハニバニは私よりも体だ大きいからか、彼には私よりももっと時間かかった。


無事に彼も『異常なし』を貰い、安堵の笑みを浮かべて待合室に戻ってきた。


実は彼は白人なので、ちょっと心配してたんだ。


先生曰く、「アジア人、黒人はメラニン(色素)が多いのでそれが皮膚を守ってくれるのです。
リスクが高いのは、白人なのです。」


それから「日焼け止めの大切さって軽視されてる。
外出するときは日焼け止めクリームを忘れずに塗ること!」と、釘を刺した。


あと、日焼けサロンがどんなに危険かも熱く語った。



私とハニバニは週に5日間、1時間ほど太陽の下を歩くが
日焼け止めクリームの量が一層増えることは間違いなし、である。


********************


今日のランチ、これ食べた。



ターキーとアボカドのクロワッサンサンドイッチ


人が働いてる日に休日を楽しみながらのんびりランチ。
美味しかったぞよ。


************
明日もう1日働けばまた週末ってのが嬉しいのです。

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胃カメラ

2012年02月11日 | アメリカde健康管理

病院に行ってきた。


ご心配なく。私は大丈夫だ。


胃カメラ検診したのは私ではなく、ハニバニ。


ご心配なく。彼も大丈夫。


結果から言うと、病名は胃炎。


**********************


時として、ハニバニは悪い胸焼けを感じることがある。


食べ物が脂っこくてヘビーなことで知られているアメリカの料理では
この手の症状を訴える人がものすごく多く、こちらではその言葉のごとく

Heartburn

といわれるものである。


薬局で買える胸焼けのための薬も、病院で処方してもらった薬も全く効き目がなく
あまりにその胸焼けが長引くということもあり
この度胃カメラの内視鏡検査をすることになった。


もしかすると胸焼けじゃない、なにか別の問題があるかも...ということもあるからである。


検査は木曜日。全体麻酔だったのでハニバニは車の運転ができず、
私は会社を休んで彼の運転手になった。


ちょっと緊張気味のハニバニと、楽観的な私。


私がどうして楽天的でいられたかというと、彼の食欲を見る限り
どう考えても彼の胃に重大な問題が起こっているとは考えられなかったから。


普通胃がおかしければ食欲が減り、お通じも何かしら普通ではなくなるものである。


彼は何でもよく食べ、胃痛はなく(彼の訴える胸焼けは痛いというよりも居心地の悪さだった)
お通じも普通だったと言う。


つまり快食快便


そんな状態で胃がおかしくなっているなど、悲観的には思えなかったからだ。










...っていうぐらい、妻の私が楽観的でいないと当の本人が心配してしまうので
私は強い妻を演じ、待っている間は日本で買ってきた本に没頭することを予定していた。


名前が呼ばれて彼が検査室に入ってゆく。


私は『じゃ、また後でね。目が覚めたらまた会いましょう。』と笑って言い
笑顔で彼を送った。


検査の前にはVital Signsと呼ばれる
体温、脈拍数、呼吸数それから血圧を数値を測るので、すぐに検査になならない。


それでは本でも読みましょう、と、真新しい本に目を走らせる。
読んでいたのは阿刀田高の『奇妙な昼下がり』というショートストーリーだ。


読み始めて5分ぐらいがすぎた。


この本がまた面白いのなんのって。


この本、持って来て正解だったなと思いながら読み進んでいくこと20分。


突然ナースに名前を呼ばれて奥の部屋へと連れて行かれた。
「ドクターからお話があります。」


あまりに急な呼び出しだったので、お話と言われても
きっとこれからの検査で彼がどこをどう見て行くかを知らされるものだとばかり思っていた。


個室に案内されて、ドクターを待つ。


待つ間、胃の中の詳しい図解が壁に貼られていたのでそれを眺める。


メディカルな話は好きだ。


胃にもいろんな病気があるし、いろんな症状もある。


普段の胃の壁はピンク色でつるんとしているが、病に侵されるととても醜い壁になる。


胃をしっかり労わってあげようと決心する瞬間だ。


と、入ってきたのは同じ年ぐらいの中東辺り出身(インドとかアフガニスタンとか)であろう
男のドクター。


不謹慎だがカレーが食べたくなった。


握手をするときに両手で握手してくれたのにとても好感が持てた。


私は誰かと握手をするときに、結構力強く握手をする。
こちらの意志をしっかり伝えようと思うからしっかり相手の手を握るのだ。


相手が女ならしょうがないが、男のくせして女みたいに私の手をしっかり握り返さないのには
嫌気がさす。


私が仮にビジネスマンで商談をすると言うときに、そういう握手をし返す男とは
絶対に一緒にビジネスをやるつもりはないと思う。


話を戻す。


握手が終わって彼が言った言葉。


『ハニバニさんの胃は大丈夫ですよ。ただ胃のここが...』
とその胃の表を指差し始めたので私は「ちょっと、ちょっと、ちょっと...」と言って彼を止めた。


「検査はこれからなんでしょう?これから内視鏡を差し込むんでしょう?」
と言う私にドクターは


『今日ね、彼の前にキャンセレーションがあってね、ちょうどよく
彼が早く到着したものだから、検査もうやっちゃいましたよ。』

と言ってうふふと笑うのだ。


私もつられてうふふと笑って、彼の説明を聞いた。


何でもハニバニが言っていた胸焼けは胸焼けではなく、実は胃の中の粘膜が多少赤く炎症を起こしており、
その症状もA,B,C,Dで分けたらAの初期段階ぐらいであった。


だいたい胸焼けっていうものは食道から胃までの管の炎症である。


彼が抱えている問題は胃の中なので胸焼けの薬が効くわけがない。


念のため粘膜の細胞をとったので、どの薬が一番効くのか調べて、
2週間後にその詳しい話をハニバニさんとしますよとドクターは言う。


それ以外はハニバニさんの胃は健康ですよとも言ってくれた。


ああ、安心安心...と思った瞬間、そんな健康な胃を抱えておきながら
お菓子を食べ過ぎたり、辛い食べ物を好んで食べたりして胃に負担をかけるなんて
ちっとは胃に敬意を払えやと、腹も立ってきたりした。


ドクターが個室を出て行くときに「ハニバニ、今どうしてます?」と聞くと
『彼なら今、酔っ払ってますよ。目が覚めたら帰っていいからね。
と、再びうふふと笑って部屋を出て行った。


それから私はナースに酔っ払いが麻酔から覚めつつある
ベッドへと連れて行かれた。


彼は私を見るなり、さっきのドクターみたいにうふふと笑う。


酔っ払いに話しても仕方ないと思ったが、あんたの胃は大丈夫だってよ、少々胃炎を起こしてるってよと
言ってみたが、トロンとした目で「ふーん。」という彼には伝わっていない様子。


ナースが来て「彼に使った麻酔はマイケル(ジャクソン)が常用していたあの麻酔薬だから
気持ち良いはずですよー。楽しそうですね。」など言って笑う。
笑える状況にあるっていう事実が嬉しい。


家に帰ったら彼はまたぐーぐー眠った。
私も昼寝をしたかったがそれをすると夜眠れなくなるのでテレビを観続けた。


というわけで彼は今日現在も快食快便で、元気です。


胃の不調はたまに言うぐらい(特にピーマンを食べた後とか)。


私もたまに食べ過ぎたりして胃に負担をかけることがあるが
なんとなく胃を労わってあげようと思ってきた。


健康でいられることに、心から感謝だ。


****************


久しぶりに食べ放題バッフェでランチをしたが、
食べすぎはいかんよ!ってことでふたりとも爆走はせず
満腹にならない程度にバッフェをたのしみました。





いつもはあんまり利用しないバッフェもたまには楽しい。


************
今日はこちらは雪でした。
雪ってほんまにキライです。車が泥だらけです。洗車行きたい。


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気分 UP&DOWN

2011年08月26日 | アメリカde健康管理

           
            今日は同僚のバースデーで彼女の希望でメキシカンのFood Dayでした。

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黒い珍客があったとか、地震があったとか、長い留守番が始まったとか、
そういう珍しい出来事があったという記事をブログにアップする背景に
実は更新しようとして更新できずにいた出来事があった。


先週の木曜日。


私は前もって予約しておいた、乳がん定期健診に行ってきたのである。
そう、例のマンモグラフィーだ。


このブログを昔から読んでくれている人ならご存知だが
私は生まれて初めてのマンモグラフィーを39歳のときにやったが、
そのマンモグラフィーで引っかかり再検査を要求されたことがトラウマになり
私がいくら健康体だといえど、この乳がん検診に関しては心の底から

結果は絶対に異常なしよ

と、私は確信が持てない。



去年のマンモグラフィーでは再検査もなく、あっけなく異常なし
をいただいて、はっきり言って驚いたぐらいである。



今年も曇ったグレーの気持ちで検査に臨んだ。



痛みが少しでも減少されるよう、検査は絶対に生理の後と決めている。
これは鉄則だ。


初めてのマンモでは何も知らず、生理の直前にやってしまい、
それが原因で胸は張りまくっており、レントゲンにもその「張り」が写ってしまい
再検査を導くことになったのである。


私の今年のマンモグラフィーの担当は、エイミーという日焼けがとっても似合う30代中頃の女性であった。


彼女は私の名前を見るや否や、「この名前はどう発音すればいいの?」と聞いてきて
こう発音するのよと教えてあげると「まあ!とっても素敵な名前ね。どこの国の名前なの?」とさらに興味深く聞いてくるので
ジャパンよと言うと、「そうなの?私10月から日本に引っ越しするのよ。沖縄だけどね。」と言う。


それからは私の乳房を引っ張ったり潰したりしながら
彼女の私生活に関する話をたくさんした。


沖縄に移動するのは夫が海兵隊だからなの。3年ぐらい住む予定なのよ。沖縄は海がとってもキレイなんですってね。
私海大好きだから楽しみなの。あ、2歳の娘もいてね、彼女もきっと喜ぶわ。それとね、チャイナから養子で女の子を
受け入れるのよ。ああ、これからいろんなことが起こるのね、楽しみだわ...

彼女はとても嬉しそうに私に語ってくれる。


もしあの時私がマンモ撮影のためそこにいなかったら...
例えばコーヒーショップで彼女と知り合ったとかだったら、一緒になって喜んであげられただろう。


とにかく彼女の話に集中できない。


いくら生理の後とはいえ、マンモは痛い。


それにしても、あんなに乳房を潰したりして、それによるダメージは起こらないのだろうか。


マンモを撮影するたびに私が思わず『うー。』とか『あー。』とかいう
痛みのため息を漏らすと、心から「そうよね、痛いよね、ごめんねー。」と同情の言葉をかけてくれるものだから
それで私の気分も少しほぐれた。



問題はここから始まる。



「さっき撮ったイメージがちゃんと撮れてるか確認してくるからね。ちょっと待っててね。」
そう言って彼女は笑顔で隣の部屋へと消える。


そっか、彼女はオキナワか。チャイナから養子で女の子をね...。なるほど。


やっと私にも思考できる余裕が蘇ってきたころだ。
いきなりドアが開き、彼女が戻ってくる。
彼女の顔にはさっきの笑顔がない。


「あのね、最初の生理はいつだった?今までにフル周期で妊娠したことある?」


質問に答えると、腑に落ちないという表情で
隣の部屋へと消えていく彼女。


質問の内容ではなくて、彼女の表情に私は嫌な予感がした。


鉛を飲み込んだような気分になったのは彼女の顔を見たときだった。


彼女が消えてしばらくして、目の前のスクリーンに私のマンモの映像が出てくる。


あの表情を見た後だったからなのか、写り出される映像全てが悪いものに見える。
いつかグーグル画像で見た「乳がん」の乳房の映像と同じに見えた。
心臓がドキドキする。


帰ってきた彼女が言ったこと。


「念のためにもう2枚撮らせてね。」


何かヤバイもの写ってましたかと聞くと、「違うの。念のためにね。」と笑ってくれたが
オキナワに思いを馳せるさっきの彼女の笑顔とははるかに違った。


*******************


それからの私は結構動揺していて
病院を出るときに受け取らなければいけない書類も忘れて家に帰った。


「ワタシね、今回絶対に引っかかるわ。映像にね、変なもの見えたし。」とハニバニに言うと
「アナタ、医者じゃないでしょう?マンモ見てもわかるわけないじゃん。大丈夫よ。」と言ってくれた。


その2日後に私はホームアローンになり、一人で何とも言えない不安を抱えて過ごした。


そんなある夜のこと。

録画しておいた『鶴瓶の家族に乾杯~パラオ共和国』を見て
こんな不安をよそにゲラゲラ笑い転げた。

不安な中、こんなに笑える自分が不思議に思えて仕方なかった。


病院を出るときにエイミーが、再検査のときは病院から電話があるけど
それ以外は封書で連絡があると言っていた。結果がでるのは1週間から10日かかるとも。


そして今日その封書が届いたのである。


封書!


喜ぶのもつかの間、初めてのマンモの結果も封書で送られてきたが
それは再検査の予約をするようにと言う内容の手紙であったことを思い出した。


急にまた凹んでしまう。


ドキドキしながら開封する。


結果は異常なし。


これはもうカレーで祝うしかない。



前日の残り物とか言わない




全くこの1週間、気持ちが休まらない。
ドキドキしっぱなしである。


昨夜は余震がなかった。
なのに原因不明の停電が夜中に4回もあり、結局熟睡できなかった。


明日の夜はハリケーンが最も近づくので眠れないだろうから
今晩はぐっすり眠ろう。


明日の朝も少しぐらい寝坊したっていい。


とにかく、眠るのだ。


*******************


すっかり自分らしさを取り戻したフリスキー。



「おい。テーブルに上がるなと言ってるダロ!」


すごく反抗的な顔である。
この態度こそ、普段の彼女を象徴するものだ。



昼間はとってもブサイク


************
今日のニュースで先日のM5.9の地震は
東海岸の過去最大級の地震であったことがわかりました。
東北大震災のM9.0など、想像もつきません。



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子宮頸がん検診結果と別件

2011年07月20日 | アメリカde健康管理


こないだ子宮頸がん検診に行ってきたのだが(関連記事はここをクリック)、その結果が封書で送られてきた。


おかげさまで結果は異常なしとのことであった。
ふぅ............と長いため息。


こういうスリリングな思いを毎年するのか。


そういえば前回Dr.カトリーナと話をしていたときに彼女が言っていたが、
もし、今回の検査で異常がなくて、本人も体に異常を感じなければ、この子宮頸がん検診は
3年に1度でいいらしい。


『でも、毎年検査は受けられるんですよね?』と訊ねる私。


「もちろん。」と彼女は言う。


確かに検査は楽しくないし結果を聞くのは怖いし、どうしたものかと思うが、
私はやっぱり毎年ちゃんと検診は受けようと思う。
毎年受けて、ちゃんとしたアナタは大丈夫ですよ
太鼓判を押してもらうほうが結果的に安心すると思うからだ。



*****************



さてさて。


あの日、DR.カトリーナは予想外の胸部レントゲン写真を撮ってもらうように命令した以外に、
もう一つ、近日中に受けといてねと命令したテストがあったんですよ。


それは血液検査


この血液検査で、腎臓と肝機能、それからコレステロール値と甲状腺ホルモンの測定をしてもらう。


最後に検査したのは数年前だったからやっといてね!と言われたのだった。




先週の土曜日に血液検査をしてもらいにクリニックへ行き、
結果は月曜日の午後にはでますよと言われたのに連絡がなく、火曜日も連絡がないままであった。



今までの経験上、こんなに結果が遅いのは稀であり、
良からぬ思いが迷走し始めた。



もしかしたら今度は血液に異常があったとか?

はっ。

もしかして、まさか白血病とか発症しているとか?私の知らない間に!

あ。

もしかして甲状腺異常かも知れない。

そういえば最近結構疲れているではないか。

きっとそうだ。甲状腺に異常があって、Dr.カトリーナは専門医と連絡を取っているにちがいない。



など、私の良からぬ思いが迷走すると止まらない。
エスカレートするばかりなのである。



そう思っていると今度は呼吸が乱れる。


どうしたものか...


努力して果報は寝て待てという言葉を思い出す。




果たして今日やっとクリニックから電話があった。

あいにく留守にしていたときだったので、急いで電話してみる。



ナースが一番最初に私に告げたのはこうであった。



『結果ね、あなたエクセレント(上出来)よ。』



ああ、よかった。
白血病じゃなかったよ。

甲状腺異常だと疑ったのは単に仕事で疲れているということだったのね。
あー、こわ。



今思えばバカみたいだけど、自分の健康のことになると
私は結構シリアスになりすぎるところがある。


よって、かなり疲労する。




あともう一件、大きな検査がある。


乳がん検診だ。


これは8月の半ばに予約をしてある。


この検診、そして結果を聞くまではまだまだケイエスの心が休まることはないのである。


やれやれ...。


************
こないだ久々にパニーニ焼いてみた。



モッツァレラチーズとペストソースと赤ピーマンがとっても合うので、
なんだかグリルしたチキンが邪魔になってきた。
今度は茄子とか挟んでみようかな。



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子宮頸がん検診にて

2011年07月09日 | アメリカde健康管理

木曜日に毎年恒例の子宮頸がん検診に行ってきた。

今回の検診で、予想外の展開になったのでちょっとここで書き留めることにする。


********************


私の診察の予約は1時半であったが、ちょうど私の前に急患があったらしく
ドクターカトリーナ(私の担当医)はそれでスケジュールが狂ってしまい、
申し訳ないがあと30分ぐらい待って欲しいと、ナースから告げられた。


私はその日はもう職場に戻る予定もなかったので「いいですよ」と言って
診察の椅子(ってかテーブル)に横になってDrカトリーナを待った。


30分待って欲しいと言われたが、結局彼女が診察室にやってきたのは
1時間も後のことであった。
『ごめんね~~、本当にごめんなさいね。』と慌てて診察室に駆け込み
私の手を握りながら謝るDrカトリーナ。

待つより待たせる方がつらい

という言葉を表わす、典型的な例だなと思った。



診察を始める前に、簡単に他の簡単な検診もやってくれる。

血圧やら心肺数、体温、妊娠しているかどうか調べる尿検査などは最初にナースがやってくれる。
Drカトリーナがやるのは、呼吸や心臓の音を聴診器でチェックしたり、耳や鼻の穴の中を見て見たり、
喉を触って甲状腺をチェックしたり、膝から下を軽く触ってむくみなどがないかどうかもチェックしてくれる。


胸に聴診器を当てて、呼吸器の音をチェックしているときだった。

『ケイエスさん、最近まで風邪引いてた?』と聞いてくる。

もちろん風邪など引いていない。

『咳こむこともなかった?』とさらに聞いてくる。

答えはもちろんノーである。

Drカトリーナは続ける。

『肺から雑音が聞こえるね。』と。そして

『ケイエスさん、あなた変な呼吸の仕方してない?』



そう聞かれて私はギクリとする。



思い当たる節があるからである。



実は私は、何かに集中しているとき(特にストレスを感じているときなど)呼吸をしていない。
詳しく言うなら、呼吸を止めているのである。


わざとしているとは思ったことはないが、かれこれもう4年ぐらいになるだろうか。
「息苦しい」と、はっと我に戻って、ああ、また呼吸を止めていた、みたいなことが常になっていた。


で、いきなりまた大きく呼吸を始めると今度は肺に空気が十分入っていかないような気になる。
同時に胸を圧迫されるような気分になるときもある。


無理やり息を大きく吸い込んだときに、胸の辺りから『ぐ』っていう音がするのも実は知っていたが
私は全てはこの「変な呼吸の癖」または「運動不足で体がなまっているだけ」から来るものだと思っていたので
そうDrカトリーナに指摘され、「金田一さん、よくわかりましたね。」という感じである。


ふざけている場合ではないが、悪い癖を見破られた気がして、なんともばつが悪い。


『仕事でストレス溜まってない?
たいていこの症状がある人に一番良い薬はメディテーション(瞑想)なのよ。
目をつぶって何かに集中して、呼吸を正すの。』



何かに集中すると呼吸を止めるのが私のそのイケナイ癖なので、それは効きそうにない。


『大したことないと思うけど、胸部のレントゲン撮ってもらおうね。』


ということになり、月曜日にレントゲンを撮ってもらう予約をした。


まさか子宮頸がん定期健診で、胸部レントゲンを撮ってもらうようにと言われるとは
思ってもみなかったことで、いささか驚いている。


胸は痛くないし、咳も出なければ痰も出ない。

でもまあレントゲンで私の肺がどう映し出されるのか、
興味があるといえばあるのである。


******************



週末はピザを食べに行ってきた。



Tomato, Cheese and Mushroom Pizza

8枚のうち、4枚はハニバニの胃袋に
2枚は私の胃袋に、それから残りの2枚は私の明日のランチとなる。


そういえば皆さんは冷たくなったピザ、温めて食べる派だろうか
それおとも常温のまま食べちゃう派だろうか。


私はどちらでもOKだが、常温で食べるピザはチーズの美味しさがもっと引き立つような
気がするのである。


どうだろう?


************
今週も頑張りましょう!!!

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バイバイ ストレス

2011年03月03日 | アメリカde健康管理
本日月末レポート完了。

思わず江崎グリコの看板のランナーみたいに走り出したい心境。



足が私にそっくりなんよ


こないだから言っていた例のプロジェクトを踏まえた月末レポートは今までになく過酷で

自分でレポートを作成しながらも
そのレポートの完成を想像しながら心臓がドキドキしてくる始末。

大きな金額を動かすことになるのだが、
もしグランドトータルの金額が違っていたらどうしようとか
もしその金額が違っていたとしたら、エラーはどこから来るのか探せるのかとか
そのエラーがどこから来るか確認できたとして、ではそこからどういう動きをみせればいいのかとか

もう、心臓に悪い。


運動してないのにこの鼓動の高まりはどうだろう。

この職業に就いてから、憎き白髪が増えたことは以前言ったが
その他に確実に寿命が縮んでいるのではないかとか思うこともある。


そういえば余談であるが、
こないだ帰宅中のラジオで、興味深いことを言っていた。


人々の寿命は年々伸びていて、特に女性の寿命は男性に比べて極めて長い。
しかし、この事実もこの先変わる傾向にあるらしい。


変化が現れるのは女性の寿命で、この先男性と同じぐらいまで落ちてくるというのだ。


理由はひとつ。


女性の社会進出だそうだ。


男性と同じように仕事をしているということは
それだけストレスを抱えるということであり、
今女性の寿命を伸ばしているのは女性の社会進出が盛んになる前の
女性は結婚したら家庭に入り、出産して子育てをする
ということが当たり前だった女性たちが長生きしているからに過ぎない。


だからこの先、女性の寿命は確実に縮むだろうと、その語り手は言ってたんだが。


なるほどねーって思った。

ある日ふと通りすがりに覗いた会議室で行われてたマネッジメント会議で
バリバリに仕事をこなすことで知られてる女性が、その上のマネージャーに怒鳴られているのを見た。

以前日本で仕事をしていたとき
あんな感じに上から怒鳴られるのは
決まって中間管理職の男たちだったので
女性があそこまで怒鳴られるとはちょっとショックでもあった。

あんなふうに怒鳴られるとストレスって溜まるどころか
タトゥーみたいに肌に沁み込んで取れなくなっちゃうんじゃないだろうか。

私ならその場で泣いちゃうかな。

それとも、その場では屈辱感を飲み込んで、
家に帰ってから心臓発作起こそうかな。

それとも「ぐれてやる」とぶつぶつ言いながらリベンジを夢見るとか
暗い情熱を胸に抱こうか。


そんなことを考えた。



そういえば


みんな自分なりのストレス解消法って持ってる?

今日気分転換のつもりでいろんな人にこの質問をしてみたら
圧倒的に多かった回答が



運動する



だったよ。

他には

本を読む
ゲームする(プレーステーションとかニンテンドーね)
パズルする
ショッピングする
食べる
寝る
踊る
飲む
友人と騒ぐ

っつーのがあったけどね。

私はね、仕事中はIPod聴きながら仕事してるから、
大好きな曲を大音響で聴きまくるとか、ちょっと小声で歌ってみるとか(振り付け入れたくてもそれは我慢)。


家に帰ってきてからは、お嬢を抱えたり触ったりしてると気分が和らぐの。
柔らかくて温かくて、何かいい感じ。
手の平のその感触が脳に伝わるのかね。

あとはいつものウォーキングに出かけて他愛ない話をハニバニとしながら1時間ほど歩くと
心身共に程よく疲れるっつーかね、
脳がいい感じに疲労すると、もう余計なことを考えるのが嫌になるっていうのかね。

だから気持ちよく眠りに落ちるし。



ちょっとしたスポーツ、いいですよ。

もし良かったらそこのあなたのストレス解消法とかもちょこっと聞かせてね。



***********************



今日は公開する写真がないので、先々週撮ったものの没にしようとした写真があるので
それを公開することにしよう。


以前から職場の友人の間で話題になっていたQuaker Steak & LubeQuaker Steak & Lubeってところに行ってきた。
ドライブがてら、なかなか良い場所にある。





びっくりしたのは、天井にディスプレイしてあるバイクの数。

実は入り口の天井には車まで鎖でしっかり固定されたディスプレイがあったよ。


料理はとてもヘルシーとは言いがたい物が多く、
1週間に一度ぐらいは羽目を外しても良かろうっていう私らにとっては好都合だった。


オーダーしたのは




Loaded Cheese Fries & Chicken Wings


もー、見るからにして一日のカロリー摂取量(2000カロリー)をオーバーしとるじゃろ。わはは。



あんな羽目の外し方は一週間に一度どころか一ヶ月に一度ぐらいのペースでええかも。



さあ、また週末が来るね!


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ミディの尿検査があったのですが、
薬をちゃんと飲んでたのでキレイに完治してましたよん。
ミディ、よく頑張ったね!


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見舞いにて

2010年09月03日 | アメリカde健康管理

さて、前回の記事の続編ということになるが、
クローン病で小腸をやられたレベッカの手術が火曜日にあり
無事に悪いところを削除してもらった。

私は当日、彼女のもとにすっ飛んでって無事に手術から帰還したことを
喜んでやりたい心境であったが、
手術がすんですぐに私に電話してきてくれた彼女のボーイフレンドが

「ものすごい数のチューブが彼女に接続されててですね
とにかく彼女、真っ白なんですよ。
シーツに溶け込んでるみたいでね、まるでカメレオンみたいです。」


と語ってくれ、その日は病室へ駆け込むのはやめようと決心した。

彼女はやっぱりしっかり休まなければ。


そして次の日、
私は今もまだ取り組んでいる月末レポートの真っ最中で
さすがにすごい形相をしていたが、
夕飯を猛スピードで終わらせて、ちょっとしたギフトを買いにスーパーに寄ってから
病院へ急いだ。

病室に到着すると、彼女はちょうど点滴を受けているところだったので
病室の外で待っていようとしたのだが、
彼女が私の顔をちらりと見たとたんに

「そこでなに突っ立ってんの。入って入って。」

と招き入れてくれたので、点滴の様子を彼女のボーイフレンドと一緒に眺めた。

さすがに彼女の口から呼吸器は外されていたが
腕には何本ものチューブがつながっていて
心肺数やら血圧やらがすぐにわかるように体とか指先にいろんなものがくっついていた。

彼がそう言ったように、レベッカの顔には顔色というもの自体がなく、
「シーツに溶け込んだカメレオンみたい」
と表現するのがぴったりだなと苦笑した。

「あれでも昨日よりは人間味のある顔色に戻ったほうなんですよ。」

と彼は教えてくれた。

点滴はまだ終わっていなかったが、看護師がその場を去ると
いきなり彼女が大きな笑顔で『ケイエスだ~~~~!』とはしゃぐ。

今にも点滴やらチューブをぶちぶち外して抱きつくような勢いだったので
私の方が怯んだ。

彼女が言うには、手術後の痛みはあるものの、
今まで彼女を悩ませたあの恐るべし痛みはもうない、ということだった。

「切ったところがね、とにかく痒いんよ。
掻きたいけど掻けんしね。これもつらいね。」

彼女は続ける。

「今回は悪いところが広範囲に散らばっててね、
2フィート(約60cm)ぐらい切ったんだって。」

ふーん、と言ってみたものの、
私は頭の中ではすごいスピードで算数をしていた。

初めての手術で30cm。

その次の手術でまた30cm。

今回は60cm。

小腸の長さは約3Mというから、彼女に残されているのは...。

まだまだある、とも思えるが
長い長い小腸にも限りがあるんだぜ。

なんと言っても自分の体だ。
彼女がそれを知らないわけがない。

困難な病気と向かい合っていける肝っ玉は、どこから来るんだろう。


30分ほど軽くお話をして、
彼女が少し眠たそうな目をしてきたので私も帰ることにした。

帰り間際に「あんたは動かなくていいから」と言って
ベッドに寝たままの彼女をそっと抱きしめたときに

ぷん、と 

ちょっとの間、シャワーを浴びてない匂いを嗅いだ。

それは

彼女が手術という大仕事をして、回復へ向かおうとしている
彼女の勝利の賜物みたいに思えて

なんだか優しい気分になった。


その夜彼女の携帯からメールが届き、そこには


『先ほどは立ち寄ってくれてありがとう。
こんなにたくさん励ましてくれてうれしいな。私はラッキーだ。』



など書かれてあった。

「もうすぐ退院だろうから、そしたら連絡するように。
しっかり寝たまえね。おやすみ。」

と、返事を送りながら、彼女が日ごとにシーツに溶け込めなくなった
カメレオンになることを祈った。



*****************



そういえば
こないだ妹からもらったあの北海道ラーメンのあの『白熊ラーメン(塩味)』
食べてみた。





『お召し上がりの際はメンマやチャーシューを添えるといっそう美味しくいただけます』


と書かれてあったが、そんなゼイタク品はうちにはない。
とりあえずあったのはシイタケと玉ねぎ。

このあっさりした具がいいのかどうなのか、
ラーメンのほのかな塩味を引き立てて、踊ってしまいたいぐらい美味しかった。

ネットで調べて注文しようかなあ。



************
そういや日本は新学期が
始まったんですよね。
この辺は来週火曜日からです。



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難病と生きてく

2010年08月30日 | アメリカde健康管理
先週から一番上の上司からある大掛かりなプロジェクトを頼まれていて
私は毎日が月末レポート真っ只中みたいな生活を強いられていた。

そのプロジェクトも金曜日には最終版に差し掛かり、
なんとなく余裕が感じられるようになった矢先にその出来事は起きた。


このブログでもたまに登場する、同僚で友人のレベッカ。

彼女は30歳。

外から見る限り、彼女は健康そのものにしか見えないが
実は彼女、難病を抱えて生きている。

その病名は『クローン病』

胃潰瘍なら多くの人に認知されている病気でどんな症状かも知られているが、
このクローン病というのは、その潰瘍が胃だけにとどまらず、
消化器官全体(とくに小腸、大腸)に起こる病気だ。

彼女の場合は小腸ということになる。

(クローン病、くわしくは<ここ>をクリック)

原因不明で、病は完治しない。

私が覚えている限り、その病気が発生したのは
彼女が23歳の時で、それから再発したのがその5年後の28歳。

手術して、潰瘍のできた部分を取り除かなければならない。

小腸は長い(約3m)とはいえ、彼女の小腸のどれくらいをすでに失っているんだろう。

そして今年になって、またその病気が発生していることが確認された。

確認されてからも、症状がそんなにひどくない事と
大きさもわずかだったころから、
薬で痛みやら症状の進行を抑えるようにしていたのだが
クローン病の最大の敵でもある大きなストレスが彼女の前に開かった。

彼女は私生活において、いろんなストレスとも闘っている。

それが重なって、先月からもう何回も救急病院に搬送されたりしていて
彼女の健康状態はあまり芳しいとは言えない状態が続いていた。

あまり痛みがひどいものだから、
来年2月に予定されていた手術を来週火曜日に繰り上げることになったその翌日、
激痛が彼女を襲った。

それが金曜の午前中。

彼女は激痛を訴えながらも出勤してきて
仕事をしようとしたので
仕事を中断して家に帰って休養することを勧めた私たちに
彼女は「それをすると査定にひびくから」と、聞く耳をもたない。

うちの会社はありとあらゆるところで「減点制度」があり、
無断欠勤やスケジュールされていない病欠なども減点の対象であった。

彼女は頑固だ。

彼女は大人なんだし、周りがどうこう言っても帰らないと言ったら帰らない人なので
無視しない程度にそっとしておいたら

昼近くになって、頑固な彼女を支えていたものが崩壊した。

いきなり泣き崩れて、ぶるぶる震える彼女のキューブに飛んでって
彼女の体をさすりながら
私は主任に救急車を呼ぶように言った。

それからというもの

会社のメディカルユニットが車椅子を持ってきて
白紙みたいに真っ青になって泣き続ける彼女を連れ去ったこと

救急車は今こっちに向かってますからねとメディカルチームの誰かが叫んだこと

誰かが彼女の父親に電話してパニック状態で説明していたこと

いろんなことがあっという間に起こり、
いきなり隣のキューブがもぬけの殻になったこともあり
私は呆然としていた。

第一、彼女とはもう長い付き合いであるが
彼女のあんなに苦しそうな顔を見たのは初めてだったので
ちょっとしたトラウマ状態に陥った。

金曜日は余裕でプロジェクトを片付ける予定だったが
心臓がどきどきして、彼女を思うと心配でしかたなく、
それからの仕事がなかなか手につかなかった。



それから3時間が経過しただろうか。

主任がやってきて、彼女が救急病院からリリースされたことを聞いた。
要は彼女はもう家に帰った、ということだ。

あの状態から、もしかしたら手術はその日だろうと思っていたので
家に帰らされたと聞いて拍子抜けだった。

なんでも今までよりももっと強い鎮痛剤を与えられて
痛みがコントロールできた時点で「はい、これで大丈夫でしょう?お大事に。」
ということだったという。

本当に大丈夫かな。

その夕方、電話しようとしたが
すごい威力の鎮痛剤で彼女が懇々と眠っていることを想像して
メールで「目が覚めて落ち着いたら無事を確認させてね。連絡待ってます。」
と送った。

彼女からの返事を確認したのは土曜日の昼前だった。

彼女は午前5時に返事を送ってきたようだ。

メールの返事には

周りの人を驚かせてしまって悪かったという謝罪
だが自分自身もかなり恐かったという事実
ケイエスがとても親身になって心配してくれて私の生存のチェックまでしてくれて
嬉しいという感謝

が綴られていた。

それを読んで思わず涙ほろり。

鎮痛剤が効いているので月曜日は普通に通勤する予定でいるらしく、
火曜日の手術が待ち遠しいと、
まるで遠足を待ち望む小学生みたいに嬉しそうにメールに書かれてあった。

クローン病には治療法がない。
手術しても何年か後に必ずまた再発してくる厄介な病気だ。

一生その病気と闘わなければならない。

いつも健康で大病とは無関係でいられる私にしてみれば
気の遠くなるような、先が全く見えない長くて暗いトンネルをマラソンするような感じだが

彼女はもう諦めているのか、
あるいはそれが自分の人生だと
その病気と正面から向かい合っているからなのか、

どこか肝が座っているようにも見える。

明日の月曜日、
彼女が出勤してきたら、
周りをいきなりパニックに陥れたことを罵りながら
ちょっとつねってやろう。

それからぎゅっと抱きしめてやろう。


どうか彼女の手術が今回も無事に終わりますように。



******************


気分を取り直して、誰にも聞かれてないけど公開する
今日の晩ごはん。



イタリアン ベイクドパスタ

残り物は、ハニバニとお揃いで明日のランチに。

美味しかったです。

ああ。

消化器官が丈夫でいてくれて、本当に感謝しなくてはね。



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リトルリーグワールドチャンピオンはジャパンでしたね。
野球王国ニッポン。さすがです。


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封書2点

2010年08月08日 | アメリカde健康管理
一週間ちょっと前に乳がん検診をしてきたケイエス。
(関連記事はここをクリック

あれから極力結果を気にしないように努めてきたつもりだったが
やっぱり心のどこかでひっかかるところがあったようで
仕事や普段の生活のふとしたところでおもわぬ不安がよぎっていたことは真実。

不思議なもので
私は子宮頸がん検診はもう何回も受診していて
今まで再検査になったことがなく、
よって結果を気にしたことなど一度もない。

ところが乳がん検診に限っては
生まれて初めての検診から結果に至るまでのプロセスがトラウマとなったため
子宮頸がん検診みたいに心がスムーズに流れない。

乳がん検診の結果は1週間から10日のうちに封書で送られてくると聞いた。

家に帰っても郵便受けに結果がなければ、
果報は寝て待てって言うじゃんかと自分に言い聞かせた。



さて、金曜日の話になる。

出張中のハニバニが金曜日の昼過ぎに帰宅した。
帰宅を告げる電話が仕事中かかってきたときに、何気なく郵便受けに私宛に何かあるか聞いた。

「DMV(運転免許証を発行するところ)と病院から2点。」


瞬時に鼓動が荒くなる。

病院からの通知は私がずっと待っていた検査結果だった。
家に帰るまで待てない。

すぐに開封するよう頼み、結果がどうなのか聞いた。

「...ノーマルだって。異常なかったってよ。」



ああ。



安堵のため息。


人は感極まると何も言えなくなってしまうのかな。
私がしばらく何も言わなかったからなのか、ハニバニが口を挟む。

「心配せんでも結果は大丈夫だって言ったじゃんか。」

そうは言われても待つ者にとっては不安以外の何物でもなかった。
私はすでに再検査のための日程なども考慮していたぐらいだったのだから。

ハニバニと少し話して、電話を切った。

電話を切っても心臓のドキドキはしばらく納まらない。


よかった。


これで来年まで安心していられる。




家に帰ってDMVから届いた新しい運転免許証を見てみると
そこにはその日受け取ったその知らせを知っていたかのように
穏やかに笑った私の顔があった。


******************


今日は土曜日。

ハニバニも帰ってきたことだし土曜日だし、
今日は昼からRed Robinでハンバーガーを食べてきた。






2枚目のハニバニがいつも食べるハンバーガーはとても辛いらしく、
今日調子に乗って一口食べてみたらそのまま火を吐くかと思った。

いつも思うけど、ここのフレンチフライが最高に美味しい。

ボリュームがすごいので
今夕方6時現在もまだ空腹を感じないほど。

お腹がすいたら今夜はシリアルでも食べよう。



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みなさん良い週末を。
それから結果を待つ私に暖かい言葉をかけてくれた方、本当にありがとう!



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乳がん検診に行ってきた

2010年07月28日 | アメリカde健康管理


ケイエスは胸が痛い。


センチメンタルに浸っているのではなく、
文字どおり「肉」が痛むのだ。

今日会社を早退してマンモグラムを撮ってもらいに病院に行ってきた。

もうすっかり経験があるもんだから
要領をわきまえているので準備もすばやくできたが、

あの機械を目の前にすると気分が沈んだ。

左と右の乳房を上下、左右から挟んだ映像を2枚ずつ撮影する。

とにかく「肉」をその射程台(と言うのか)に寄せるのはそのナースというか
技術者の女の役目なのだが、
その彼女、容赦なく「肉」を引っ張る。

まるで親の敵をとるみたいに引っ張るものだから、
機械が「肉」を潰しにかかる前から非常に痛む。

「肉」が射程台にうまくはまったところで撮影になり、
機械が「肉」をゆっくりと潰し始めるのだけど、これがまた血も涙もない。

「はい。そこで息を止めて。じっとしていてね。」

とそのナースは言って撮影をするわけだが、

機械に「肉」を挟まれるとですね、
あまりの痛みにじっとする以外何もできません。

息を止めてないと叫びだしそう。

機械が「肉」を放してくれた瞬間に脱力しそうだ。


こういうことを4枚分行い、全てが終了したころは




ケイエス しばし放心状態




もう「ぐれてやる」と人生を呪う勢いすら奪われるのだ。

撮影にミスがないように、ナースが別の部屋で最初の4枚を軽くスキャンしていく。
私もその場にあるコンピューターでナースが見ている画面を見ることができるのだが
画像全てに忌々しい邪悪なものがあるような気がしてちょっと不安になる。

また今回も『再検査要』の通知が来るかもしれないな。

と思いながら家路を急いだ。

私は妊娠・出産の経験がないものだから、「肉」の細胞が若く
活発な乳腺がたまにマンモグラムに写ってしまい、それで引っかかる人も多いのだと
前回の担当の医師は言っていた。

だから結局次の手段の超音波でもっと詳しく調べるようになるわけ。

それなら最初からマンモグラムはバイパスして、超音波で調べてくれればいいのに。

痛い思いをしなくてすむではないか。
余計な心配もしなくていいしね。



というわけで今日はなんだか気分的にお疲れの私だ。

なぜというわけではないが、ふと自分の運転免許証の6年前の自分の顔を見ていて
何気に気がついた。



免許証の有効期限が切れとる(爆)



金曜日に更新に行ってこよう。
どうか警察に車止められませんように(くわばらくわばら)。


今日はこれと言って写真がないので、
それではつまんないと思い、こないだ撮っておいて没にしといたお嬢らの写真をアップする
ことにする。

それでええよね?




ちょっと眠たそうなミディ (一日中寝てたのに)



紙袋に入ってまったりしていたらハニバニが急に近寄ってきてびっくりしたフリちゃん


************
女性の皆様(特に私と同世代または上の人)はできるだけ受診しましょう。
痛いけど私が大げさなのかも知れませんよ。



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検査結果 <子宮頸がん検査>

2010年07月17日 | アメリカde健康管理


数日前に、こないだしてきた子宮頸がん検診の結果が封書で送られてきた。

封筒を開封するときドキドキした。

今思えば全てはこの経験を境に始まったものと思われる。

こんなもん、持ってるから (前半)

こんなもん、持ってるから (後半)

子宮頸がん検診はもう14年も前から毎年受けているが
年々、結果を知るのが恐くなる。

病気を発祥するリスクが高い年齢層に突入するからなのか、
その病気を発祥する人が回りに実際にいるのを目の当たりにするからなのか、
はたまた「再検査」の文字が現れるのが恐いのか。

自分が若い頃って、本当に何も考えてなかったことだったが
若いということは、それだけですごい財産を持っているようなものだと思う。

そう思えるようになってきたのは、もう自分が

身も心もとっても若いっす

と、公言できなくなってきた年になってきてからだ。
(今でもたまに強がって言う時もある)


実際自分がまだ本当に若いギャルだったころ(ちょっと遠い目)
健康管理なんて全く考えておらず、
なんかこう、一攫千金を手にした人が後先考えずにお金を湯水のように浪費しながら

お金ならまだまだあるもんね

と思うのと同じで、健康管理についても

今健康ならこの先もずっと健康じゃもんね

という感覚でいた。


これも若気の至りというのだろうか。


とにかく、開封するのに昔みたいな勢いがなくなった。


マンモグラフィーの再検査通知も同じような封書で来たので
検査内容は異なってもやっぱり緊張する。

結果から言うと、今年も『Negative(陰性)』であった。

ずっと息を止めていたのか、いきなり空気を吸い込んでしまう。
そして思いっきり吐き出す。

ああ、よかった。

これからまた1年は大丈夫みたいだ。

そういえばDr.カトリーナはこう言っていた。

『ケイエスさんみたいに健康で今まで子宮頸がんの陽性反応が出なかった人なら毎年検査しなくていいですよ。
2年に1回でいいんじゃないかな。子宮頸がんは進行が遅いから毎年でなくても大丈夫。』

でも今まで毎年してきた検査だ。
たとえ検査は嫌でも今までどおり検査してないとなんか調子が狂う。
というわけで毎年検査はしてもらおうと思う。

さあ、今度はマンモグラフィー(乳がん検診)。

...嫌だな。(ちょっと暗くなるケイエス)

これは本当に前回のことがあってトラウマ。

でもやっとかなきゃね。


***************


気分が落ちそうなので、ここで昨日と今日のディナー。

昨日はメキシカンホットドッグというのを作ってみた(初めて)。





何がそんなにメキシカンなのかと思ったら、
結局トッピングが通常のマスタードやケチャップではなくて
ワカモレディップとサルサソースということだけだった。

最初は、2人で『えー?』って顔してたけど、
食べたらこれが美味しいのなんのって。
これはかなりリピート数があるかも。

それぐらい美味しかったです。


それから今夜は今までも何度もここでUPしてきたシュリンプパスタ。




白ワインとガーリックソース仕立てなのであっさりしてて
搾りレモンがさらにさわやかさを引き立てます。



さあ、週末だ!!!


PS:
ここでは常連のコメンテーターの『やまちゃん』さんが今検査入院されてます。
(やまちゃんさんのブログはここ→「やまちゃんのおっさんブログ」
毎日病院食で退屈だそうです(笑)。
退院したら美味しいカレーでも食べて欲しいなあ。


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健康でいれることって億万長者でいられるみたいなもんですよ!


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子宮頸がん検診に行ってきた

2010年07月04日 | アメリカde健康管理
そういえば数日前に毎年恒例の子宮頸がん検診に行ってきた。

毎年同じ検査でも去年と違うことといえば担当の医師がDr.Wangでなないことだ。

彼女に替わり、カトリーナ医師が私の担当になった。


彼女は私よりも若く、ハワイアンを想像させる医師だ。
エキゾチックな顔立ちで、肌も完璧な小麦色。

Dr.Wangとの共通点はというと、とてもフレンドリーで
沢山の、それでいて聞かれても心地よい感じすら受ける質問をしてくることだ。

受け持つ患者をもっと知ろうということだろうか。

一通りの質問がすんだあと、彼女が私をじっと見てこういった。


「ケイエスさん、あなたはとても元気で明るいですね(驚)」


彼女が質問してきた項目の中には


落ち込んでないか
悩みはないか
悩むと一人で抱え込むか
今までうつ病になったことがあるか
家庭環境に問題があるか
家にいてもなお身の危険を感じるか
仕事の環境に問題があるか
ストレスはたまってないか


ということがあり、彼女はきっとアルファベットの大文字


『NO』


と記入したに違いない。



検査を一通り済ました後、
彼女が「マンモグラフはやったことありましたっけ?」と聞いてくる。

マンモグラフとは乳がんを探知するためのX線写真のことだ。

私は3年前にしたことがあり、この経験がもとでトラウマになっているぐらいだ。


避けることができるならできれば避け続けたいと思う検査の一つだ。

質問に答えようかどうしようかと思っている矢先、彼女がすばやくカルテの中から
その情報を抜き出しこう言った。

「2007年にやってますね。でも今年からは毎年するようにしましょうね。」

「今、『毎年』って言いました? 聞き間違いですよね?」

と言う私に、

「はい。今年から毎年検査することをお勧めします。」

3年前に検査をしたとき、私を担当した婦人科の医師(男)は

「あなたは若いんだし、これといって異常がなければ5年に1度ぐらいでいいですよ。
若い人はこれぐらいで十分ですから。」

と言っていたが。

もしかして彼は私の美貌にうっとりし、カルテに記入された本当の年齢を見落としたか。
それとも単純に私がそういう検査が必要な年齢層に突入したか。

不満そうな顔をしていたのだろう、それに気がついて彼女が

「それにケイエスさん、婦人科系のガンに関してはハイリスクですよ。」


そうなのだ。

私はこの年で、出産の経験が全くない。

出産の経験がない人は、それだけで婦人科系のガンのハイリスクとされる。


すっかり重くなった気分で帰宅して、
マンモグラフの検査のスケジュールを組むために病院から電話がかかってきたのは
その翌日であった。


早っ!!!!


ってか、まあ患者のことを考えてくれるからそういう検査の指示も
しっかりしているんだろうね。

カトリーナ医師と分かれるときに、
すっかり「元気で明るいケイエス」ではなくなったケイエスを慰めるべく、

「そうやってちゃんと検査しておくこともガン予防になるんですよ!」

と言ってくれたことを思い出した。

っつーことで、7月の終わりごろマンモグラフです。

嫌じゃー。


************


気を取り直して、聞かれてもないのにお見せする夕飯の写真2枚。



ナマズのコーンミールフライ マンゴサルサ添え




エビとセロリのヨーグルトマヨサンド


これでも母に言わせると

「あんたの作る料理はちょっと...」

はっきりしない母の言葉を翻訳すると、

「あんたの作る料理はオェ」

ということになる。





(涙)



************
ここ数日とっても涼しかったワシントンDC地方にもまた猛暑が帰ってきました。
とにかく雨が降りません。今日ドライブがてらに覗いた川の底が見え始めてます。
今年は干ばつかなあ(心配)


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どう?インフル事情

2009年09月17日 | アメリカde健康管理
今朝、目が覚めて一番最初に思ったこと。


今日は何曜日なんだっけ。


そして、今日現在がいまだに水曜日だという事実を確信したあたりで
朝一番からすっかりやる気をなくした。

今週は長い。



でもね、



金曜日は午前10時で早退することに決めましたのよ。
理由は簡単。

有給が溜まりに溜まっちゃってね
これ以上溜めることができない量になりつつあるの。

だからちびちびと使っていこうと思ってね。
まとめて休み取りたいけど、今仕事が猛烈に忙しくてそれどころじゃない。

だから超重要な用件を午前中に集中させて取り組んで
さっさと帰っちゃうもんね。

ところでこんな忙しい時って
体がダウンしてしまう人と、病気になる暇もなくて
すっごい元気な人に分かれたりするが、

私は絶対に後者だ。

気が張っているからだろうか。
とにかくやたらエネルギッシュで元気だ。

これは今から13年前に渡米してきたときもそうだったが
親元を離れると、そう易々と病気なんてできない。

自分で健康管理しなければ、誰が私を守ってくれるのか。
ハニバニさんは?とか言わない

病気なんてしてらんないと思うからなのか、
私はアメリカに来てからの方が、ずっと元気で健康だ。

アンテナをビシビシ張り巡らせるのもなんだが
気が張ってるっていうのは、そんなにネガティブな感じでもなさそうだ。

それに今、新型インフルで世界中が病原体に対してナーバスになっている。

そうよそうよ。

気が緩むとその隙を狙って菌が体内に入って、
しかも気が緩んだおかげで、私を守ってくれる抵抗力まで
でろんでろんになっちゃいそうだ。

やっぱり少しはナーバスでなきゃね。

とりあえずうちにはドアの入り口に消毒殺菌ジェルを置いていて
家に入るときには手を殺菌してからではないと入ってはいけない決まりを作った。

そういえば、みなさんの周りで実際に普通のインフル、または
新型インフルに罹った人っているだろうか。

私の周りではまだいない。

風邪引きはなんとなくぼつぼつ出始めたかなというところ。

そういえばあのティム。(ティム菌

彼は年がら年中、正体不明の咳をしている男だ。
私は終いには彼が結核を患っているのだと思い始めたが、
感染者がでなかったことで明らかに彼の結核説は封じられた。

このティム、メディアが新型インフルの猛威を報道し始めた頃、
不思議なことに、咳を全くしなくなっていた。

何か変だ。
嵐の前の静けさって、これか?

って思っていたら、
案の定、最近になってまた正体不明の不吉な咳をし始めた。

聞いているだけでこっちがおぇってなりそうな咳。

ばい菌なら殺菌消毒ジェルでやっつけることはできるが、
空気感染となると、やっぱりマスクか。

こないだ妹がマスクを数枚送ってくれた。
しかし、ここはUSA。
マスクをすると、予防というよりは、私自身がアブナイ病気で
菌を撒き散らせない側という感じで見られる。

いくら私がケイエスだからって(←意味不明)
ちょっとそれは恥らっちゃう。

まだ若いしね。ぶっ

ティムを中心として、半径10Mがヤバそうだ。
わたし、もろ入っとります(爆)

呼吸は最低限に抑えようぞ。




って、できるかそんなもん(涙)

**********




教えてって言われてないのに教えちゃおう、今日の晩御飯。



チキンと大量のマッシュルームの白ワインソテーと
グリーンビーンズ&トマト
それからレッドビーンズ&ライス

やっぱり平日のディナーって質素ねぇ。




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週末が待ち遠しくてワクワクします。

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子宮ガン検診 その結果と宴

2009年08月04日 | アメリカde健康管理
先月の終わりに子宮ガン検診(っつーても子宮頸がん検診だけどね)
に行ってきたのだけど (関連記事)
その結果が先週の土曜日に封書で送られきた。

予知能力の有る無しに関わらず、
こうやってのんきにブログなどやってるところから
結果は良好だったのだろうと思われただろうが、

はい、結果は正常でした。

若い頃は、検査結果など通知できても
「どうせ正常なんだから見んでもええわ。」
などと思っていたころが信じられないというか、
なんと恐れ知らずだったのだろう。

異常があれば病院から電話でもありそうだが、
ずっと前にやった乳がん検査の再検査のお知らせも
こんな通知でやってきたので、あれから何だかトラウマだ。

結果がとっても怖いわけよ。

やっぱりそれなりに年を重ねると、
知識も増えるし、それも良し悪しで、
その知識ゆえに恐怖心も倍になったりするわけだ。

だから、紙に「結果はノーマルで、来年また検査にいらしてね」
などと書かれてるのを目の当たりにし、
思いっきり安堵の深呼吸をした。

ああ、よかった。

とりあえず来年の検査までは笑っていられるか。

***************

ホッとしたらお腹がすいてきた。

週末ってのもあり、久しぶりに美味しいピザが食べたくなった私とハニバニは
昼間黙々と運動していい汗をかいた後で『UNO Chicago Pizza』へ行ってきた。




ピザにもいろいろあるが、
シカゴではディープディッシュという、厚めのピザ生地が
有名で、私もここのピザが好きだ。




Deep Dish Pizza (Cheese & Tomato)

写真でその厚みがわかるかどうかわからないが、
普通のピザに比べると、深い。

しかもそれだけピザ生地を使っているので
カロリーも高い。

それにしてもこのピザ生地、バターの風味たっぷりで、
なのにサクサクしてて、私は非常に大好きである (←変な日本語)

聞くところによると、このパーソナルピザ(一人分)でも
1000カロリーは軽くあるらしい。

でもいいもん。

運動してきたし。 つーか、運動してきた意味なし

だって食べたいんだもん。



さて、ハニバニは何を食べたかというと


Flat Bread Pizza (Cheese、Tomato & Mashroom)

俗にいう「Thin Crust Pizza」薄いピザ生地のピザ
なのだけど、
厚みなんて、私のと比べると実に4分の1ぐらいだ。

一口食べてみて、おぉぉぉぉぉぉ!!!と思ったね。

やたら大きいが、薄いぶん、どんどんいける。
私ならあともう一枚ぐらい食べることができよう。

ディープディッシュピザも美味しいが、
今度はこれにしよう。

ああ、さっき夕飯食べたが、すっかりもうお腹がすいてきた。
他人のブログでお腹をすかすことなんてしょっちゅうだけど
自分とこでお腹すかすなんて珍しい。

母はきっと

「またビールのおつまみみたいなのを食べてから。食生活がだれけとるね。」

って思うんだわ。

でも母、大丈夫よ。

ちゃんと質素で野菜たくさんの夕飯作ってますから。


平日は。

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夕食にピザはやっぱりダメですか?

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子宮ガン検診&夏の別れ

2009年07月27日 | アメリカde健康管理
金曜日、会社を休んで子宮ガン検診に行ってきた。

これは年に1回の恒例行事だ。

子宮ガン検診と言えど、実際に何のガンを検診するかというと
「子宮頸がん検診」ということらしい。

久ぶりにDr. WANGに会う。

実は彼女のことについて、ブログで書かなかったことがある。

なんと彼女、今いる病院を辞めるそうだ。

その事実を知ったのは、5月にハニバニのコレステロール検査に
ついて行ったときのこと。

彼女と一緒に、何気なく世間話をしていたときだったか。

彼女がふと、こう言った。

「爆弾発言かも知れなくて、とても申し訳ないんだけど。
私ねえ、ここの病院この夏いっぱいで辞めることにしたから。」

その発言を聞いたときの私とハニバニの顔、
そういえばこないだマイコーが亡くなったが、あのニュースを
聞いたときと同じぐらい瞳孔が開いていたと思う。

あの時は時間がそんなにないのと、やっぱり個人的な理由もあるだろうから
根掘り葉掘り事情は聞けなかった。

2人ともただショックで、真実をやっと把握したときは
ブーイングをしたものだった。

「そんなの困りますよ。僕もケイエスもWang先生が好きなのに。」

辞任する女教師にすがって言う小学生の男子生徒を彷彿させる。

「私だってあなた達夫婦はお気に入りだったのよ。」

そう、どういうわけだか、私たち夫婦は彼女とはとても仲が良かった。
1週間前にハニバニが何かの検診で彼女と会ったときに
「何かあったらメールしてきなさいね。」と、
メールアドレスまでくれたぐらいだ。

今回の検診で、とりあえず彼女に会うのは最後になるかも知れない。

彼女にその日、どうしても聞きたかったことがあった。

「病院を辞める理由って、本当は何だったの?」

たまに思うが、私は何とずうずうしい人間なんだろう。
しかし堂々と聞いたくせに、聞いてみた数秒後にしまったと思った。

聞くべきではなかったろう。

ところが、彼女はちょっと考えた後、
「もういいわ。」という感じで肩をちょっとすくめて話始めた。

「この病院のやり方にずっと疑問を持っててね。
ほら、私って、患者ととても時間をかけて接するでしょう?
それが病院にとってはあまりうれしく思われてなかったみたい。
病院っていってもやっぱりビジネスだから。
さばく患者が多いほど、お金も儲けになるわけだから。
そういうやり方がずっと気に入らなかった。
医者は患者と話をすることで、患者に知識を与えて、患者は学習してくれる
と思っているの。
そのコミュニケーションでお互いに得るものは大きいのに。
ケイエスをはじめ、他の患者さんはありがたいと思っていても、
病院側に感謝はされてなかったのよね。
この先、どこかでまた活動を再開させるけど、ここではもう終わり。」

そっか。
医療系もいろいろあるのね。
医療も、結局はビジネスだったのよね。

でも彼女、とってもいい医者だったのよ。
前にもどこかで言ったと思うけど、彼女みたいな医者が
本当に良い医者だと思うわけ。

患者のことを良く知りもしないで、計算された数字を読むみたいに
患者と接するだけの診察って、心が通ってない。

彼女の告白を聞いて、とても残念だった。

「淋しくなるよー。」

と、少しはぶてて見せた。

「大丈夫だって。次のドクターもきっといい人だから。
何かあったらメールしといでね。すぐに返事できるかどうか
わからないけどね。」

彼女はそう言うと、あははと照れ笑いして、
そしてお互いにハグして別れた。

急に病室に一人ぼっちにされて、私は泣きそうな気分になった。

数ヵ月後に、メールしてみよっと。


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その日は彼女と、食べ物の話もしたんだった。

「ケイエス、ファーストフードは本当に体に悪いんだからね。」

その言葉がずっと頭にあって、
ハニバニが出張から帰ってきても



サラダだったり、





野菜いっぱいのトルティーヤラップサンドイッチだったり



リスは



ナッツだったり (ってか、どこからナッツを?)


本当はマックのチーズバーガーが食べたいと思ったが、
彼女の言う言葉が頭にあって、今週の週末はヨイコにしてようと思った。

今週はね。

でも今晩は



高カロリー、イタリアンパスタだったりする。


それにしても

がっかり...。

ちぇー。明日は月曜日じゃんかー。

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検診の結果は1週間後ぐらいにわかるらしいです。
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。




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