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どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

誇張と誇り

2022年04月06日 | 日記

相変わらず毎日のノルマとして 漢字練習を続けている

漢字検定を受けるつもりもなく 難漢字を覚える気もなく 日常的な言葉くらいはちゃんと漢字で書きたいという程度のものなのだが 読めても書けない漢字がけっこうあるもので

習ったことはあるか 書いたことはあるか それさえ記憶にない(のになぜか読める)漢字というものも少なくない

「隠蔽」の「蔽」の字もそのひとつ

おそらく一度も書いたことが無かったかと思うのだが 書き順もよくわからなかった

くさかんむりの下 つくりの左側は中央の縦棒が一直線なのかと思ったら 先に「小」(はねは無い)と書くのであって 上下に分かれているのだと知る

「一攫千金」の「攫」の字も こんな感じだったよなあ・・・と書いて あはっ 間違っていた

イッカクセンキンと書きたい時以外に使うことがあるとは思えないが(しかもそんな機会があるとも思えないが) とりあえず覚えることにする

子供の頃のように何度も書いてみるのだが 最近は物覚えが悪い

 

「ホコり高き生き方に~~」という問題の「誇」は 自分に誇るべきところが何も無いのにも関わらず 書けた

が そのあとでふと これって「誇示」とか「誇張」という時にも使うよねえ と

どちらかというと あまり良いイメージを抱かないこれらの言葉と「誇る」というさほど悪いイメージの無い漢字が同じ というのがなんとも腑に落ちない

「誇」自体には「大げさに言うこと」という意味がある(まさに誇張がそれ)

それから 自慢する・ほこる と続く

ちなみに つくりの「夸」が「誇」の意味を示している

 

「誇る」ことと「自慢」は100%イコールではないけれど でも何かを「誇りである」と言ったら やっぱり「大げさ」だろうか

「誇り」が傷つくというのも それほどのものかとちょっと気恥ずかしくなる言い回しだし

色々考えていたら 段々ネガティブなイメージが強くなってきてしまった

「わたしにも日本人としての誇りがある」という風には使わずに 「彼は自分の仕事に誇りを持っている」とかって 他人に対して使うほうが奥ゆかしくていいのかなあ

実際 あなたの誇りは何ですか?と訊かれても 答えが見つからないしなあ

せめて「人間であること」と 胸を張って言えたら良いのだけれど