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どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

正月気分からしなやかに抜け出す

2015年01月04日 | 日記
今年のお正月は格別寒いように感じる

昨年末から世間よりも一足お先に正月気分に浸った私は もうすっかりダルダルするのにも飽きてしまい 正月二日目にして洗濯などしていた

そろそろリハビリということで 昨日 友達が誘ってくれたこともあって 覚悟を決めて外出した

この正月でおそらく一番天気の良い日になりそうで 空気こそ冷たかったが風も無く 見事な青空が広がっている


出かけたのは「江戸東京たてもの園」

都立小金井公園の中にある

子供の頃から車で多磨霊園に向かう時には この公園と「小金井カントリー倶楽部」を分ける道路を走っていたので 存在だけは昔から知っていた

このゴルフ倶楽部は歴史が古く 格式と会員権の価格の両方の高さで有名である

最近ではあまり目にすることもなくなった大きな門松が それを証明するかのように飾られている


この公園は 紀元は2600年~♪の記念行事として整備されたのが前身だという

私にはこの時の歌の替え歌らしきものでゴム段をして遊んだ記憶があるのだが 今 「紀元は2600年」というフレーズをどれだけの人が知っているのだろうか

ここの敷地はとても広く 都立公園としては最大 

春には見事な桜を見愛でることができる名勝地の一つでもあり この公園の敷地内に平成5年開園の「江戸東京たてもの園」がある

民家や商家 洋館と数こそ少ないが(40棟ほどか) 家から比較的近いこともあり いつか いつかと思ってはいたもののなかなか行けずにいたのだ


この日 入場は無料 

そのせいなのか 「スタジオジブリの立体建造物展」をやっていたせいなのか 入場者は多い

友人と入口で待ち合わせ ぶらぶらしながら建物の中に入ったり 写真を撮ったり ビールを飲んだりと楽しんだ

何度も写真で見てきた「前川國男邸」を実際に見ることができて これだけで今日ここに来た価値はあると私は嬉しかった

建築家の自邸は施主の意向に左右されること無く 実験的であれ理想的であれ 意のままに自由に造ることができる

ある種の制約はあっても 可能な限り自由な創意と精神を発揮できるという点で非常に興味がある

人のもっと少ない時に もう一度一人でゆっくり見に行きたいと思っている


かれこれ2時間近く見たあと ぶらぶらと駅の方まで歩き 街道沿いのファミリーレストランで新年会らしきものをする

過去の話から今の生活や思いなど あれこれ話せば やがて夕日が差し込み そして気が付けば外には闇が広がっていた

帰宅してすぐに寝る


今日は 日常を取り戻す日である

朝一番でスーパーに買い出しに出かけたが 驚くほど客は少なかった

洗濯や掃除を済ませ 明日から始まる日々に向けて心身ともに移行させていく

日常ではあるが それは決して同じような日々の繰り返しではないことを自分に言い聞かせながら 




「前川國男邸」



「前川邸の一室」
部屋に入る光が優しい



この公園で一番新しく入所?した「デ・ラランデ邸」