Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

陰陽

2015年01月22日 10時43分23秒 | 日記

 
年が明けてから、既に激動

足の故障、人人会の事務作業トラブル
2つ重なった小品展に向けた制作

そんなわけで
数々の展覧会やその他お誘いをお断りしています。

申し訳ありません。

しばらく引きこもります。


話し変わりますが、
最近友人の周辺でとある事故が起き
その話が私のところにも聞こえてきた。

それは単独のまったく偶然の出来事に思えるが、
見方によっては、以前から連続した
一連の「不幸」な流れのひとつとも思える。

「不幸な感じ」はあるとき、完全な不幸となって
事件化し、次に連鎖していく。

この世界がどうにも気味悪く感じられた。

この世界が神秘で満ちているのは了解しているが
目に見えないものの「祟り」は私は信じない。
生きている者が作り出す幻想

人と人の間には幻想が生み出される仕掛けが常にあって

そのさまざまな仕掛けに翻弄されるように人はできている。

人は翻弄されたがっている

としか思えない。

(きっと私も?)

絵画の世界も。

この世界にいる以上、仕掛けをあばいても意味はない?
私はどうしたいんだろう…


写真の写りこみが厳しいですが、
これは現代芸術家西本剛巳氏の平面作品「アクエリアス」

私が30代、最初の離婚をするころで
「汚物を排水溝に流す」というイメージに取り付かれていた。
西本氏のこのバスタブの作品を見たときに
今の私のための絵だ、と直感、購入した。

昨年足利のM画廊から氏の画集が出版。
私のこの所蔵作品も載せていただき誇らしい。

この作品は購入以来
幾度も住居の変わる中、常に壁にかけて見つめてきました。

好きな作品とともに生ている
私は幸せだと思います。


*西本剛巳作品集 (2014年 M画廊)


「Aquarius」1991 西本剛巳作品集p.46掲載

西本剛巳 http://www.artlabplus.com/



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