Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

風邪をこじらせる 2

2013年11月26日 07時46分52秒 | 日記


風邪をこじらせるのはもう何年ぶりか。

20代の頃は、アスピリンとユンケルで
むりやり汗をかいて
むりやり熱を下げていたが
いまは、とてもそんな体力はない。

いろいろなことに気がつく。

風邪とは
まず、頭部全体に膿がまわったような状態になる。
膿カプセルがすっぽりと、頭部を覆うような感じ。

鼻と のどの痛み
左右の下顎の付け根も腫れる
熱っぽいってそれは頭部にのみ感じられて
手足先端は冷たいまま
臍から下にエネルギーが流れない。
膿もエネルギーも頭に集中して、
頭部は戦場さながらだ。

それでも料理はしなくてはならないので
毎日、継ぎ足し鍋でしのぐが
なんと嗅覚が死んでいる。

臭いが全くしないんですよ。
これには驚いた。

鍋にたっぷりとニンニクをいれたはずなのに
臭わないので主人に
「ニンニク、臭わなくて良かったね」

「臭ってるよ!!」

そういえば
私が加湿器の側を通ると
加湿器のにおいセンサーが
すごい勢いで作動する。

嗅覚と味覚は関係してるらしい。
自分の嗅覚がいかれたと気づいてから
味覚も鈍くなっているような気がする。
っていうか、ニンニクの味がしないから。

「ニンニク、味しないね」

「してるよ!!」

って言われると思う、多分。

嗅覚がいかれるのは、
視覚や聴覚がいかれることに比べれば
どうってことないような気もするが
何か燃えている、とかガスくさいとか
嗅覚はようするに
危険を察知することに繋がる
動物としての野生の部分に近い気がする。

今日もまだ嗅覚がもどっていない
野生をもぎとられたようで、腹が立つ。




*1,*2 東博・東洋館 3Fより 
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=13



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