Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

展示拒否される

2015年08月14日 14時18分34秒 | 日記

生まれて初めてのことが
今月は2つあった。

ひとつはギャラリートーク

人のギャラリートークを聞きに行くと
ほんとに話長いなぁ…とげんなりすることがある。
作家はなんて自己主張が強いんだ、とか
話の長さ競ってどうすんだ、うんざりだ早く次いってくれ…(笑)

もし自分が人前で話すことになったときは
聞かれたことに端的に答えよう、
そして「だらだら」だけは絶体にやめよう、と思っていた。

8月2日のギャラリートークで初めてマイクを持った。
そして質問に端的に答え、それで終わった…

もっとしゃべりたい!!(;゜ロ゜)

自分にこんな感情があったなんて!
次にトークがあったら、私は絶体にだらだら話し
決してマイクを離さないだろう。





そしてもう一つの出来事

展示拒否を受ける。

軸の職人さんたちの展覧会がある。
軸装のアイデアを競うものだ。
そのための絵の依頼を受けて描いたのがこれ

「フリンジ」墨、和紙

先月職人さん宅に伺い
軸の打合せも済ませあとは展示を待つばかりだったが
「軸装の展覧会なので、これはちょっと…」
「大勢の人が見に来るのでこれはちょっと…」
ということで出品できないと告げられた。

そんなにまずいですか?
花とかにすればよかったですか?

というか、実際本当にまずかったのは
そのあとの私の態度だった。

お世話になっている職人さんなのでつい
「…すみませんでした」と謝ってしまった。
むこうからは、なんの謝罪もフォローもなかった。

それどころか、何とか推してくれた気配もなく
ぶっきらぼうに結果だけ告げられた。
まぁ職人さんはぶっきらぼうなものだが、
これが人の世かと思い知らされる。

次にこんなことがあったときは
謝罪だけは絶体にしない。

作品の説明ができるよう、理論武装する。

相手に対する怒りはない
ただただ情けなく思うばかりだ。
まったくもう…



最新の画像もっと見る