Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

『地獄の黙示録』見る

2015年08月18日 14時10分15秒 | 映画

8月14日の夜にBSでやっていた
「地獄の黙示録」を録画した。

溜まっていたアイロンがけをしながら見ることにした。
見終わる頃に、ちょうどアイロンがけも終わった
ということは、2時間半分も溜めていたということで
その量に驚きだ…

それはさておき
子供の頃に父に連れられて
私よりもっと幼かった弟と
3人で一緒に見たのを覚えている。
というか、父が見たかったんだろうなぁ。
私は、ほとんどちんぷんかんぷんで途中寝たかもしれない(笑)

音楽は記憶に残っていて
ドアーズとワーグナー、ヘリコプターの音。

その後もワーグナーを聴くと
ヘリの編隊を思い出すほど
音と画像の記憶は強固だと思う。





ところで
今見ると、ストーリーは単純だ。
欺瞞に満ちたダメ上層部にたてつく天才危険因子を抹殺せよ、
というシンプルな指令を受けた第三者の体験する
舟版ロードムービーといった感じもある。
川旅の先々であらゆる地獄に遭遇する。

戦場の狂気は、テレビで見ていても震えが来るほどで
人間のバカさ加減とわずかな尊厳と
でもどこまでいっても人間でしかないこの人間…
「ありえない」とは思えないから私の中にもあるのでしょう。
私もこの愚かな人間の一人でしかないんですね(;。;)

特に、「恐怖」の描かれ方オンパレードで
こんな恐怖もあるのか、あんな恐怖もあるのかと…
見ているうちに「恐怖」を利用して人を支配するやり方って
現在の日本にだってあるわい、と、こうなる。

終盤カーツ大佐が繰り返す「恐怖には顔がある」という台詞

どんな顔なんだ!と思いつつ
映画を見終わると何となく分かっていることに気づきます。

あ~やだやだ、うっかり洗脳されそうだ。
ほんとに凄い映画です!
ちんぷんかんぷんな
記憶が塗り替えられて良かったです。
(特に名シーンの、沼からぬーっと出てくる人、あれをずっとカーツ大佐だと
思い違いをしていました・笑。修正できて良かったです(^_^;)

地獄の黙示録』( Apocalypse Now)1979 米 フランシス・フォード・コッポラ
http://www.bing.com/videos/search?q=%e5%9c%b0%e7%8d%84%e3%81%ae%e9%bb%99%e7%a4%ba%e9%8c%b2&qpvt=%e5%9c%b0%e7%8d%84%e3%81%ae%e9%bb%99%e7%a4%ba%e5%bb%8a&FORM=VDRE#view=detail&mid=920EEB13C3A114A1C13A920EEB13C3A114A1C13A



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