Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

父のこと 1

2010年06月07日 08時00分57秒 | 日記
このサボテンの名はトット。
私が10歳の頃からのつきあいだ。
正確にはトットの分身。
トットの根元に増えた子供を挿し木して育ててきた。
そして、その根元には
すでに何代目かのトットが育っている。

私は23歳で家を出た。
居心地が悪かったのだ。
それから6回も引っ越しをしたが
このトットだけは私と常に一緒だった。

最初のトットはかなり大きくなり、
まだ実家でがんばっている。

実家の父は現在肺がんと闘病中だ。
私は自分の父が、自分にとって
どのような存在なのかよくわからない。
ずっとわからなかった。

けれど最近、やっと父を想って
涙がでるようになった。


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