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Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

取り急ぎ、今週の在廊予定@枝香庵

2019年09月11日 08時12分56秒 | EXHIBITION


猛暑が続いて辛いです。
ここまで来ると、まずタフかどうかが試される。
大型台風、翌日からのの猛暑日…

尊敬するコレクターさんは時々ポツッと語ってくれる。
「集団に居続けるな。そこから外れ抜きん出よ。」
分かるけど、「戦略」というよりは、まず体力がないとダメな気がする。

ライバルは体力(笑)

てなわけで、今週の在廊予定
13日(金)14日(土)の15時ころから在廊できると思います。
昨年12月から続いた「◯◯がテーマ」の展覧会参加は
とりあえずこれで区切りがつきます。
是非ともご覧頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

ギャラリー枝香庵

 


今週の在廊予定「わたしの中の村上春樹Ⅲ」@枝香庵

2019年09月04日 21時53分37秒 | EXHIBITION


展示完了!ふう~(@_@;)(@_@;)

昨日から雨続きで気圧のせいか、頭痛がひきません。
そんな方も多いと思います。

さて5日より始まります。「わたしの中の村上春樹Ⅲ」@銀座屋上ギャラリー枝香庵
今週は初日5日、15時頃から在廊できると思います。
せっかくの土日は仕事と重なり在廊できなくなりました。
来週の予定はまた後日投稿したいと思います。
沢山の方々にお越し頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!!




「わたしの中の村上春樹 Ⅲ」@ギャラリー枝香庵

2019年08月26日 11時09分16秒 | EXHIBITION

この度、
9月5日より ギャラリー枝香庵 「わたしの中の村上春樹 」に出展いたします。
私が選んだ物語は短編小説「めくらやなぎと、眠る女」です。

主人公は、耳の聞こえの不自由な親戚の子の通院に同行する最中、
白昼夢のようにかつての女友達の作り話を思い出します。
それは「めくらやなぎ」という気味の悪い植物から出てきた蝿が、
眠る女の耳から身体の中に入り肉を喰らうという話。

短編でありながら、現在と過去と、その過去の人物の作り話とが層状に交錯する複雑な物語です。
この中で私は「耳」に着目しました。

私自身、左耳の聞こえがおかしい時があります(低音障害型難聴)。
「聞こえがおかしい」というのは単に「聞こえにくい」のではなく、
私の場合は空間そのものが歪んで感じられるためとても不安な状態に陥ります。
私たちが立つこの空間というのは人それぞれに違う、なんて不安定なものなのでしょうか。

この物語に痛く共感し作品にすることができましたが、
少し怖い絵になってしまいました(いつものことかもしれませんが)。

お忙しいことと存じますが、是非ともご覧頂けましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


「眠り姫」33.2×23.8cm,墨・和紙,2019,亀井三千代




『座2019』後半戦 始まりました

2019年07月19日 11時12分39秒 | EXHIBITION


第8回座の会展『座2019』後半が始まりました。

展示風景一部↓







そして後半のイベントは2つ。
20日(土)14時 ~ シークレットゲストを加えたギャラリーガイドツアー
24日(水)13時 ~「松本俊喬を偲ぶ」滝沢具幸氏をゲストに迎えた車座トーク


新企画、はがきカード売り場はこのようになっております。
小150円 大200円
来年に向けて図録を作りたく、その資金作りにと企画されました。
是非ともよろしくお願いいたします!!

会期は7月24日まで(最終日16:00まで)。 
沢山の方のご来場をお待ちしております。
★座の会
O美術館


新作「飛翔憬」@「座2019」

2019年07月09日 09時23分26秒 | EXHIBITION


新作「飛翔憬」F130 墨・和紙 2019 亀井三千代
画像があまり良くありませんが、13日からの「座2019」に出展いたします。

作品の進行に合わせて、ツイッターに画像を投稿しているので
この作品をいつ頃描き始めたのか、経緯がわかるようになりました。
下図をあれこれ練っていたのがGW中、
それから紙を貼ったり転写したり

さまざまな段階があってここまで来ました。
出来てしまうと「出来たかな~ホ~ゲ~笑」という感じですが
描き始めるまではとても完成するとは思えない
登り切れない山のように感じて、始める前から折れそうになる時もあります。

だから必ず無理のないプランを立てて早めに開始
一旦終わらせてしばらく裏返し、すっかり忘れてから
再チェックして仕上げます。







絵を描くことは単純ではない。
素材に奉仕する身体的な行為
今、自分が何を描いているかという意識
眺めて何を何のために描いているかという反省
そしてそのどれでもない、くみ取れないものが実は画面に溢れていて
それを受け入れることによって作品が成立することの実感

私にとっては
このくみ取れないものが無意識に溢れることが重要です。

くみ取れないものを無理に抽出しようとは思いません。
それをすると、意識的に無意識を抽出することになるので
それが無意識領域のものかどうか客観視できなくなります。
無意識領域、
それをどこか神聖なものと見ているかもしれません。







そいうえば今回の翼
これもクロッキー帳で下図を練りながら出てきたイメージで
自分でもどうしたものかと思っていましたが
神聖なものへの憧れかもしれません。
骨は犬の骨。
ヒトの骨に比べて形が奇妙で魅せられました。
男だの女だのといったことから解放されて、
他生物も含めた命にまでテーマを膨らませたかったので

良いアイデアだったと思っていますが

展示して客観視してからまた反省したいと思います。

絵を描くことは「私」という自然への興味から始まる
知らなかった「私」に出会ってしまう場であり、
同時に「私」の意志をシンプルにうつす鏡でもあります。
作品はシステムと混沌の中間領域で、
かつ素材・肉体・意識の三角関係の中からおもむろに立ち現れる、無意識的な人工物であると考えています。
それともう一つ、自分に対する興味を「エゴ」から「愛」に昇華させる
一つの良い方法でもあると思います。
私は絵を描くことによって、救われていると思います。

ところで…

「座2019」展の会場では「ユニコーンカード」を販売いたします。
価格は未定ですが、おそらく1枚200円程度の予定
座の会図録制作のための資金にしたいです!!
是非会場に足をお運び下さい。お待ちしております。

★座の会展「座2019」7/13-24(18休館) O美術館 入場無料 
座の会→https://www.facebook.com/ZaNoKai/






「アウト・ザ・ブルー」ジョン・レノン

2019年06月13日 18時51分45秒 | EXHIBITION


Out the blueHomage to John Lennon
350×190mm Painted with sumi(Japanese ink),
natural pigment and glue on washi(Japanese paper).2019 Michiyo Kamei.


「絵と音楽と、響きあうほどに」
これは6月21日から参加する展覧会です。
作家が好きな楽曲を選び、そのイメージで絵を描くという企画。

音楽は大好き
お声がけいただいたときはとても嬉しかった。

で、今年に入ってからまずは何の曲でやるか考えた。
気分が高揚するワグナーが好きなので
「トリスタンとイゾルデ」のCDを買い
人人展(3月)の作品はそれを聞きながら制作に入りましたが…


私の唯一の娯楽「録画した映画や海外ドラマを見ながら昼食を取る」の最中に
ちゃぶ台返しが起こりました。

「ボーンズ」(bones-骨は語る)という海外ドラマのファイナルシーズン最終回、
ああもう終わるというエンディングで

ジョン・レノンの「アウト・ザ・ブルー」が突然流れてきました。

なんてシンプルで美しい愛の歌なのでしょうか!!(@_@;)!!

ジョン・レノンが撃たれた時は自分は10代
好きだったので、あまりのショックでトラウマとなり
それ以来ずっと曲を聴けずにいましたが
この日は曲の方から突然やってきて私の脳天に突き刺ささりました。

ジョン・レノンの楽曲をまさか絵にするとは思ってもいませんでしたが
先人の歌った愛に、心をこめて色を置きました。

★「絵と音楽と、響きあうほどに」展
6月21日(金)~30日(日)
会期中無休(但し日曜・最終日は17時まで)
ギャラリー枝香庵
1点のみの出展ですが、どうぞよろしくお願いいたします。



 


6月参加の展覧会「絵と音楽と、響きあうほどに」@枝香庵

2019年06月03日 17時50分20秒 | EXHIBITION


6月はこの展覧会に参加いたします。
「絵と音楽と、響きあうほどに」

これは作家が好きな楽曲を選び、そのイメージで絵を描くという企画。
音楽はもちろん大好き
なのでお声がけいただいたときはとても嬉しかった!!

さて、例のごとくすんなり事は運びません。
紆余曲折あり、私の選んだ楽曲は「アウト・ザ・ブルー」
(out the blue/John lennon 『Mind Games』1973)
何故この曲を選ぶことになったか、
それはきわめて受動的な理由でした。

私は私を生きているつもりですが
結局は来るものに乗ることが多い。
ですので、どこかこの道を作られているようにも思います。
風が吹けばそれに乗る、タイミングが悪ければ
見送るもそれまた風。
気をつけるべきは人も含めてあらゆるモノに敬意をはらい、
ベストを尽くすこと。

さてさて
★「絵と音楽と、響きあうほどに」
6月21日(金)~30日(日)
会期中無休(但し日曜・最終日は17時まで)
ギャラリー枝香庵

詳細は後日また書きます。
どうぞよろしくお願いいたします。




第62回「表装内装作品展」@東京都美術館

2019年05月21日 07時31分19秒 | EXHIBITION


第62回「表装内装作品展」@東京都美術館 に掛軸が出品されます。

この展覧会は表具の職人さんたちによる展覧会。
2月に不忍画廊さんで発表した宿墨ドローイングが吉野表具店さんの目にとまり、
このたび軸装され、出品される運びとなりました。  

現代にも受け継がれる軸装の技術はなんと千数百年の歴史を持つといわれています。
慣れ親しんだカチっとしたパネル作品とは違い、
くるくる巻いたり開いたりする掛軸には魔法のような魅力を感じます。  


東京都美術館に是非とも足をお運びいただけましたら幸いです。
★5月21日(火)~27日(月)会期中無休(最終日入場13:30まで)
東京都美術館・ロビー階第4展示室 入場無料 


★東京表具経師内装文化協会 http://www.tokyo-hyougu.jp/info.html


『第43回人人展』始まりました。

2019年03月27日 08時10分03秒 | EXHIBITION


人人展、始まっています。
初日は特別陳列「井上洋介」のギャラリートークがあり、
平日にもかかわらず超大盛況!!

メンバーも全員盛り上がり、作品もエスカレートしています。

搬入、展示はとても楽しく、
メンバーのぶっとび方に互いに笑い、大いに刺激を頂きました。

「来年はどうなるんだろう…」ってつぶやいたメンバーもいましたが
今年が会の頂点になることなく、登り続けなくてはならないのでしょうか?

そんなことをちらっと頭をよぎりつつ
今は短い会期を精一杯謳歌したいと思います。

ところで同時開催『小さな人人展』という小品展も
湯島の羽黒洞で開催されています。
私は3点を出展↓

『風の儀式』SM


『virgo』SMスクエア


『心』10×10cm


都美館から湯島までの道中は桜も美しい。
羽黒洞にも是非お越し下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。