箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

教壇に立っていることをよろこんでいますか

2021年08月20日 07時17分00秒 | 教育・子育てあれこれ
お若い方々よ

打席に立った時、三振するのも

情けないゴロを打ってアウトになるのも、かまわない。

見逃し三振さえも許してしまおう。

いけないのは、ただひとつ。

「打席に立っていることがよろこべないこと」だ。

その打席に立ちたくて目を輝かせたのではなかったのか。

         『羊どろぼう』(東京糸井重里事務所)




日本を代表するコピーライター糸井重里さんの言葉です。

この言葉はどんな仕事にも通じるのではないでしょうか。

「教師になりたい。教壇に立ち、子どもたちに授業をしたい」。

いま、せっかく希望を抱き教育採用試験に合格して、4月から目を輝かせて教壇に立った初任者で、すぐに辞め学校を去っていく人がいます。

「自分にはむいていません」。

初任者だから、失敗もミスもします。

わたしもいろと失敗をしました。

でも、退職まで36年間勤めました。

それには先輩教員のサポートや仕事仲間、同僚の助けがあったからだと思います。

いまは、多忙をきわめる学校現場です。ほかの教員のことをかまっている時間がない。

一人で悩み、一人で辞める教師。

お互いのことをよく知り、となりの先生のことを気にかける職場でこそ、教師業を続けていけると思います。




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