ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

10月13日(金) 「何をしてたの五十年」

2017-10-18 22:21:53 | 劇団NLT
劇団NLTの「何をしてたの五十年」を観た。





劇団NLTは、来年コメディ路線50周年を迎える。
なんてピッタリな今回の演目。

16歳の時と22歳の時に観ている。
でも、こんな話だなんて知らなかった。
というか、子どもにはわからなかったのだ。

有里さんのソニアが、家庭の中で何十年も語り続けてきた恋人のコスティアのこと。
ロシア革命の時に、機関車の煙の中に忽然と消えたコスティア。
夫も、娘も、孫たちも、コスティアのことを知っている。
何千回と聞かされ続けていたから。

娘は結婚して14ヶ月後に生まれているのに
「コスティアの子だ」
と言い張る有里さん。

そこへ本物のコスティアが、ソニアを訪ねて来たことから、伝説が現実になっていく。

めちゃくちゃ過ぎる有里さんを、大きな大きな大きな愛情で包んで、呼ばれるたびに
「はいはい、来ましたよ」
とそばへ来てくれる優しいエルネストが、川端さん。

記憶と違ってガッカリさせるコスティアがキーちゃんこと川島一平さん。

あー、こんな話だったのか。
ソニアとコスティアの話がネギになるのは、なんとなく覚えていたけど。

奇しくも最後は、いい雰囲気の夫婦のほのぼのシーンで終わる。
(奇しくも、というのは先日終わったA☆MWの公演が、そんな夫婦のほのぼので終わるのです)
川端さん、最高。
きっとこれなんだ。

終演後の茶話会は、川端さんは次の舞台の稽古があり、早々と抜けたが、たっぷり有里さんの話が聞けた。

「安原さんはご覧になって、何とおっしゃいましたか」
と聞いたら、
「ヤキモチ妬いてるのかしらね。台詞の練習相手になってくれないのよ」
と言っていた。
綺麗で華やかで可愛らしい有里さん。

エルネストを観て、あんな素敵な旦那さんはいないと思っていたら、川端さんが
「現実には絶対いないでしょう」
とおっしゃったので、ちょっと悲しくなった。

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