ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

5月3日(土) 「Wicked」

2014-05-03 21:01:14 | 劇団四季
ゴールデンウィーク後半4連休の初日。

夫が仕事で留守。

今週に入ってから「Wicked」のキャストが安定しているのを確認し、上川フィエロと谷原グリンダが観たくて急遽チケットを取った。











グリンダは、かなり難しいというかハードなんだってわかった。
沼尾さんが凄い力を持っていたのだということもわかった。

谷原さんは、すごくがんばっていて清々しい。
アリエルほどリラックスしたフラフラっぷりではない。
グリンダにしてはおバカ度が低いのだが、かなり可愛い。
ここまでグリンダを可愛いと思ったのは初めてだ。
このまま磨いてほしい。

上川フィエロは清潔なフィエロ。
育ちが良さそう。

グリンダに対しても、かなり寛容。

バカさ加減といい、エロさ加減といい、李フィエロがダントツではあるのだが、この清潔なフィエロも目が離せない。

フィエロも、かなりダンスがハードなんだとわかった。
エリック王子の声が揺れたのは見たことがないが、「人生を踊り明かそう」では時々揺れた。
あれだけ動けるのは、やはり李涛ならではかも。

階段を駆けあがる時につまずいたり、「二人は永遠に」で声がひっくり返ったり、エルファバへの箒のパスが届かなかったり、いろいろあったことはあったが、そんなことはなんでもない。

下り坂ではなく、上り坂の途中にいることがわかるから何も気にならない。

むしろユタや、ライオネルや、エリックのきれいきれいなプリンスが、よくぞここまでフィエロになったねと拍手したい。

上川フィエロも谷原グリンダも、観てよかった。
可能性を感じる。

エルファバは9ヶ月前と同じ雅原さん。

どうしても、そんなにフィエロを愛しているようには見えない。

歌はなかなかの迫力なのだが、フィエロを知ってだんだんに色っぽくなって行く感じがない。

くらべてはいけないと承知の上でくらべるが、濱田さんだと「フィエロだけは失いたくない」という胸が張り裂けるような「闇に生きる」なのだ。

雅原さんはエルファバが長くて慣れているのか、妙な癖がある。

「フィエローーーーーー!」
の所が
「フィエローーーーーー↘️!」
になる。

文字で表すのが難しいのだが、なんというか、力強さや決意の強さを、ヒューッと崖から落とすような、投げるような切り方をして表現している。

1回ぐらいならいいが、それが多発する。

「死なせないーーーーー↘️」

「なぜなのーーーーー↘️」

「フィエローーーーーー↘️」

気持ちよさそうに投げ落とすから、フィエロをなんとかして生かしたいと思っているようには見えないのだ。

芝居してくれてこそのミュージカルだなぁ。

斉藤准さんの猿、かわいかったです。

りえちゃんが偶然ソワレを観ると聞いたので、プルメリアで待ち合わせてつかの間、15分ほど会った。









6年ぶりに会ったよ、りえちゃん!

きれいになった。
大人になった。

帰りは、なぜか地下鉄が止まっていたので一駅歩いた。
ちょっと食べ過ぎたから、ちょうどよかった。
歩けば脚は痛くなるのだが、この痛みともまもなくお別れなのだからいいのだ!
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