ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

12月3日(木) 「旦那様は狩りにお出かけ」

2015-12-03 18:52:08 | 劇団NLT
NLT公演「旦那様は狩りにお出かけ」with 支持会限定茶話会。







いかにもブールヴァールといった、計算され尽くした笑いのかけらがあちこちにちりばめられていて、好みのままに楽しめる。
これは台本芝居の醍醐味だ。

団友になられたという「恋の冷凍保存」の時の合田雅吏さん。

「恋の冷凍保存」を観た時には、確かにイケメンなんだけどおもしろくないなぁと思っていた。
(ごめんなさい)
役者がイケメンでなくてもイケメンの役はできるし、力量があれば観ているうちにどんどんイケメンに見えてくる。
それが芝居だとも思っている。
だからNLTにいる役者さんたちだけでも、美男美女の役は確実にできるはずなのだ。
……と思っていたのね。

でも今回のイケメン合田さんんは、かなりおもしろくなっていた。

ちょっとした返しや、気のない「そーね」という返事に、内心のげんなりがにじみ出ていて、そうとう笑った。

イケメンであるがゆえの壁みたいなものがありそうだが、たぶん喜劇をやり続けることによってそれは雲散霧消する予感。
いかんせん、笑顔が可愛すぎる。
あの笑顔をぐっちゃぐちゃに崩して見せて欲しい。

有里さんも、いけしゃあしゃあとおかしくてたまらず。
いつまでたっても登場しなかった川端さんは、出てきた途端に「川端槇二ここにあり」と言わんばかりの存在感。
客席に期待が満ちるのが感じられた。
この人が出て来たら、ただでは終わらないぞというね。
不審に思う表情、納得する表情、いちいちビシッ、ビシッ、と音をたてて決まる、歌舞伎の見栄のようだった。

加納さんは毎回びっくりするんだけど、すっかりいいおじさんになって、どんな窮地でも、あの手この手でこじつける執念というか、あきらめない姿勢というか、発想力というか、もちろん台本があってのことなんだけど、あまりに必死なので笑える。

NLTの喜劇って観客の期待を裏切らない展開でややこしくなっていって、それがまた気持ちよくほどけて収まるから癖になるんだ。

終演後の舞台ツアー。
俳優座の舞台から見た客席。







それからルシテル(加納さん)のおうち。







SNSの投稿、OKだそうです。

それにしても支持会の会員って、昔はお姉さまばっかりだったけど、今もある意味、お姉さまばっかりだわぁ。
これ、支持会員におみやげのマグネット。





旦那様が狩りでウサギを獲って来たことがあるので、ウサギの紅白まんじゅうだそうです。
かわいい。
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