夫、休日出勤。
私は心療内科で、例の「泣けない件」について話し、
非常に楽しく毎日を過ごしていると話した。
パキシル続行。
夜、娘と2人でワークショップを受講。
今日は、初代ガスのM先生の演技指導。
教材は、あれ。
パスポート窃盗事件の真犯人が自白を始め、
それをかばおうとしたヒロインが偽証をするシーン。
(わかる人だけわかってください)
↑
ごめん、正確には逆だった。
真犯人をかばおうとしたヒロインが偽証を始め、
それを見た真犯人が自白するシーン。
暗記してくるよう言われていたが、
まさか、いきなり立つとは思わなかった。
私は、ヒロイン役と、空港のお役人(年配の方)役と、
何年も空港で妻を待っていた老人の役を演った。
M先生を前にしての、お役人役は勇気が要るわよ。
娘は、ヒロイン役と、パスポート窃盗犯の役。
あと、不幸な子供たちの役も演っていた。
娘はこの真犯人役者さんの大ファンなので、
かなりうまかったと思う。
動きから何から、頭に入っているんだもの。
この娘、やる時にはやるんだわ。
私は、ヒロインの台詞、
「ごめんなさい。私、嘘をつきました。元々、私のだったんです」
を、評価してもらえて、とても嬉しかった。
「ここは『嘘をつきました』という嘘をついている所だよね。
その二重性が、よく出ているよね」
・・・って、誉められたんだよ~、るらるら♪
いろいろ、いいアドバイスがたくさん聞けて、
演劇部の娘には、とてもいい勉強になっただろう。
私はもう、夕焼けを見ながら、昼間の遊びの楽しさを
思い出しているような状況だけどさ。
それでも、とても嬉しいよ。
今日もまた至福だ。
こんなにすごい先生に、教えてもらえる。
泣けないのが何さ、困らないよ。
喜べるんだもの、しあわせだよ。
帰り道、M先生が娘に、
「15歳、帰り、一人で大丈夫なの?」
と声をかけてくださり、
「実は親子なんです」
と話したら、
「似てないねぇ、本当の子供?」
と驚いていらした。
観劇ではなくても、幸福は味わえるのだ。
あー、しかし前面鏡の前に立って、少し反省。
やっぱり痩せなければ。