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キラ様の世の中がやって来た(?)
ゆうべ珍しく早く帰宅した息子が暗いっ!
・・・と思っていたら・・・
「どうした? 何かあったら言いなさい」
と、ふと頬に触れてみたら、熱い!
熱があるんだよ、この人。
はからせてみたら、38度8分。
この熱でバイトして来たわけだ。
帰りに麻雀する気にはならないわよねぇ。
汗だくなので、身体を拭かせて、
頭冷やして、寝かす。
過労なんだよ、バイトの入れ過ぎ&遊び過ぎで。
寝る間を惜しんで遊んでるもの。
おかげで、というのもナンだけど、
久しぶりに、深夜に目覚めることなく朝までぐっすり。
(狭い家だし、私はちょっとした物音で目が覚めるので、
息子が帰宅すると、必ず一度は目が覚めてしまうのだ)
さて。
朝、キラを激怒させてしまった。
わざとじゃないのよ。
仕事に行こうとしていて、
そばでくつろいでいた彼女の、
手だか、足だか、しっぽだか、
どこかしらをひどく踏んでしまったらしい。
伊達や酔狂ではない、本気の悲鳴をあげて、
しっぽを膨らませて、キラが疾走して行く。
「ごめん、ごめんっ! ごめんってば、キラちゃん!」
必死で抱き上げて、
「どこ痛くしたの、ママ悪かった、ごめん、ごめんねー」
とあやまり続けたが、キラの怒りはおさまらない。
ウーーーーと、抱かれながらも私を威嚇している。
どこか傷めていないか様子を見ようと、下におろすと、
さいわい、どこも痛くはなさそう・・・なのだが、
怒りのおさまらないキラは、
通りすがりの猫たちすべてに、八つ当たりの鉄拳を浴びせる。
まず最初に何も知らずにすれ違った凛ちゃんに、
いきなり殴りかかり、2~3発連続ビンタ。
凛、びっくりしてビビるばかり。
それから、台所で寝ているチャチュケにパンチをする。
チャチュケ、無反応。
その瞬間、タクトがキラの視界に入って来た。
一緒に生まれて育った双子なのに、
キラは、なぜかタクトを顔を見るのも腹が立つほど嫌っている。
「フーーーッ! シャーーッ!」と、威嚇し、
パンチしながら、タクトから逃げる。
タクトは嫌われていることに気づいておらず、びくびくおどおど。
不憫・・・。
私が、キラふんじゃったせいで、
家中の猫が、とばっちりを受けた。
なんちゅー気の強い、話の通じない、プライドの高い女。
まだ熱のありそうな息子は寝かせて仕事に行く。
娘は部活。
股関節、あいかわらずひどく痛むので、
半分以上、すわって仕事させてもらった。
歯医者に寄って帰宅。
娘はミュージカルワークショップ。
息子はグーグー寝ていた。
熱は、微熱にまで下がっている。
回復が早いな。