勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

映画『博士と彼女のセオリー』を観た。

2015年09月15日 | 映画
ベネディクト・カンバーバッチの映画『ホーキング』も見事な演技に魅了させられましたが、この作品も見事でした!カンバーバッチの方はスティーヴン・ホーキング博士を中心に描かれているので宇宙物理学っぽいって言うか、専門的ぽいので解りずらかったりしましたが、この『博士と彼女のセオリー』は奥さんのジェーンを中心視していますので恋愛要素が大きく違った意味で楽しめました。

物語の大筋はご存知の方も多いかと思います。ケンブリッジ大学大学院に在学中の若き天才宇宙物理学者のスティーヴン・ホーキング(エディ・レッドメイン)は難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症してしまい余命2年を宣告される。その時に付き合っていたジェーン(フェリシティ・ジョーンズ)はスティーブンと人生を共に生きる事を決意。

余命2年という期間が彼女の頭に動機づけとしてあったかどうかは定かでないが、多分純心からくる「愛」しかなかったと思います。その証が子供です。二人の間に出来た子供たちは心の大きな支えになっていきます。しかし、スティーブンは宣告されていた2年をはるかに通り過ぎていく反面、病状は徐々に悪い方へ向かうので妻ジェーンの介護の疲れやストレスは子供たちにかかる手と合わせて、日に日に重くのしかかります。そしてジェーンはストレスを和らげる為にコーラスに通うのですが、そこでのジョナサン(チャーリー・コックス)と知り合います。ジョナサンは事情を受け入れジェーンと一緒に献身的に家政婦代わりを努めますが、時が経つに連れジェーンとジョナサンの間に愛が芽生え始めます。でもそれはいけない「愛」!
ジェーンの心の葛藤が見事に描かれていて、そこに気付くスティーブンの思いが絡み合い観ているこちらの胸も苦しくなるほど切ない思いが湧いてきました。。。

スティーブン・ホーキング博士はスピーチで語ります。
「我々はみな違います。いかに不幸な人生でも何かやれることはあり成功するのです。命ある限り希望があります。」と・・・

自分の置かれた環境をどうのこうの言わずに、こんなドラマチックな人生を送るために努力をしてみたくなりましたね~

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