人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

メルよ ありがとう

2006-12-10 | 愛犬メルとプー

 長く生活を共にした、愛犬メルが昨夜15才の生涯を閉じた。
 昨年1月頃から心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全)を発症。徐々に腹水がたまって、肋骨よりも両脇に張り出し見るからに重そうになった。
 私が旅行から帰国した12月4日以降は、ついに自力で立ち上がれなくなった。脱臼に気をつけながら膝立てし抱え上げると、やっと4本の足をふんばりヨタヨタ歩き出す状態であった。

 昨日は断続的に胃液を吐き苦しそうなので、獣医師に連絡、腹水を抜いてもらうよう依頼した。それは血圧低下・栄養分の消失という危険が伴うものだったが、腹水が胃まで圧迫して、もう食物を取るのは不可能との事なので、死も時間の問題であった。慎重に時間をかけ(時々酸素吸入・血圧・脈を測定)、約4.5リットルもの水が排出された。
 帰宅後ぐったりしたまま横になり、時々立ち上がろうとするが、すぐ息切れ貧血で倒れこむ。夜10時半突然吐血して亡くなった。
 水を抜くという決断が正しかったかどうか?
 医者は決して積極的ではなかったし、悔いは残る・・・。

 心やさしい、おとなしい犬だった。前からいた猫のシロ(黒猫)ともすぐ仲良しになった。後でやってきた迷い犬のプーを優しく受け入れ、まるで母親のようになめたり可愛がってくれた。
 餌やおやつもプーが食べるのを見届けてから食べた。

 夫の話だと、旅行中玄関で私の帰りをじっと待っており、気が付くと私のベットにあがっていたという。昨年入院した時もそのような話を聞いた。
 待っていてくれたんだね。ありがとう。
 旅行中ずーっと心配していたんだよ。ごめんね。