銀の人魚の海

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電通マン ぼろぼろ日記

2024-07-16 | 本、雑誌

24年刊、三五館シンシャ。シリーズもの。福永耕太郎著。

一人の出版社。10冊以上借り読んでいる。

60年生まれの元電通マン。営業局で30年以上勤務。

希望退職。事実を仮名で書いている。

妻、息子3人。実家が貧しかった。地方出身。

国立大卒、水泳部、内定が早くきて驚く。

入ると、ほぼ縁故入社だらけ。

企業の息子、政治家関係の息子、

TV局の子供など。女性は顔で9割とる。

半分は自慢話と感じた。

どれほど働いているか・・

クライアントには土下座も何回もしてきた。

24時間勤務、明け方にタクシーで帰宅、1時間寝て、また勤務。

俳優を使ってのCMの撮り方。どう大変なのか・・

ジャニーズ、Jリーグのことも書かれている。

やはり異常な会社であると思った。

高橋まつりさんが自殺以前にも、数年後輩、24歳が自殺している。

葬儀があると、すべて取り仕切る。

古臭い社風、ペットの葬儀まで手伝う(笑)

ゴルフ、接待、風俗へなどは普通のこと。

仕事を取れれば、いくら費用がかかってもいい。

年俸はとてもいい。それなのに、

この著者の息子は奨学金で大学へだった。

元々貧しい家庭から、いきなり高給取りになり

金銭感覚がマヒしていたと思う。

使い放題、妻には生活費のみ渡した。

ギャンブルもしてたのか・・

お酒に強く飲酒回数も多い。接待費も自腹で出していたか・・

だんだんと妻に言われる。帰宅が遅い、帰らないのはなんで?

「誰に食べさせてもらってるのか」と怒鳴る。古い男。

妻は息子たちが大学になり、夫が退職すると

離婚したいといいだした。

それまで家のことは顧みなかった罪とみとめ離婚へ。

病気にもなる。膵臓炎。マンションを売り、妻に半分渡す。

お金もなくなり、年金を繰り上げてもらっている。

一人になった64歳。

これまで読んだ中では、自慢話っぽくユーモアもなく

一番面白くなかった。

広告系に入りたい若い人には参考になることもあるだろう。

電通は傘下、子会社も多い。なんという会社と再確認した。

小池百合子とはつながっている。



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