*注意:標記遺構の場所は現在立入禁止、また8月8日の見学会は事前予約制(既に締めきり)です
かねて柏陸軍飛行場附近で掩体などの調査を行っていた、手賀の湖と台地の歴史を考える会(代表:國學院大學上山教授)が、この4月4日にロケット戦闘機秋水の地下燃料庫を五基発見したという。場所は掩体と同じような場所であるが、多少位置がずれている。地下燃料庫は、秋水のロケット燃料の甲液(過酸化水素80%と安定剤)を保管したもので、上から見ればL字型をしており、一基の大きさはL字の縦方向が約20m、横方向が7から8m、高さは2.5m、幅2.5m弱で、径2mのヒューム管長さ2.5mのものを縦方向に8つ並べた形であり、端に換気孔があったという。
これは7月27日プレス向けに発表があったもので、読売新聞と朝日新聞に掲載されたほか、種々のネットニュースに流れている。
<地下燃料庫跡の発見時>
その発表には海軍で秋水の飛行訓練をしていた13期予備学生出身の、鈴木晴利元海軍中尉も駆けつけ、元山海軍航空隊から移ってきて、選抜された16名で厳しい訓練を今の茨城県の百里あたりでおこなったことや、その訓練はひたすら帰投を目指した滑空訓練が主体で、その他射撃もあった、射撃といっても五式三十粍機銃ではなく、通常の零戦に付いているようなものであったことなど、具体的に述べられたという。86歳でいまだ矍鑠とされ、HPの写真にもスマートな海軍士官らしさがにじみ出ている。
<地下燃料庫跡に立つ鈴木元海軍中尉と秋水研究家の柴田さん>
(柴田さんが抱えているのは、戦後近隣の人がそのあたりの秋水地下燃料庫から持ち出したという硫酸瓶。かつては液体燃料の過酸化水素が入っていたそうだ)
なお、同会では、8月8日に一般向け見学会をするそうだが、いろいろ保険だとかあり、また人数も絞って事前予約制になっている。
最終案内かどうか、森-CHANからの情報が今一つ明確でないが、概略以下の通りらしい。
また森-CHANによれば、同会のブログに詳細が書かれているとのことで、最初見たら何もかいていなかったが、二回目に見ると、該当の記事があった。よって、同会のブログを確認して頂きたい。
「手賀の湖と台地の歴史を考える会」のブログ http://teganoumi.blog62.fc2.com/
↓
「手賀の湖(うみ)と台地の歴史を考える会」
(以下、同会の連絡文)
柏市正連寺で有人ロケット戦闘機・秋水の地下燃料貯蔵庫5基を発見しました。完全な形ではありませんが、内部の保存状態は良く、戦争中に使用されていたことも分かっている非常に貴重な遺構です。この発見した燃料庫のうち、2基の見学会を下記のとおり開催いたします。参加ご希望の方は、事務局までEメール、電話またはファクスでお申し込みください。
日時:8月8日(日)午前10時~12時
場所:①概要説明(午前10時~11時すぎ):千葉県立柏の葉公園・公園センターの大会議室
(場所はhttp://www.cue-net.or.jp/kouen/kasiwa/annai/access.html)
②現地見学(午前11時すぎ~12時):公園センターから徒歩5分。徒歩で移動
参加費:500円(資料代、保険料込み)
申込方法:参加される方全員の「お名前」「性別」「年齢」「ご住所」「電話番号」を、会ブログhttp://teganoumi.blog62.fc2.com/、事務局☎・Fax04-7155-2351までご連絡ください。
※要予約、申し込み先着90人、少雨決行。また、道の部分の草刈りはされていますが、周囲は薮
(やぶ)です。長袖・長ズボン・足元のしっかりした靴でご参加ください。
問い合わせ:事務局(浦久)☎04-7155-2351、090-5560-2408
(以上)
<発見された地下燃料庫の内部>
なお、わが取材班もデジタル一眼レフ持参で、柏まで行く予定。遠路はるばるご苦労さん。
本来は館山に飛んでいる時期であるが、自衛隊の開隊行事は10月らしく、それまで延期するつもりらしい。それなら、茂原でもどこでも海軍基地に行ってきてほしいものだ。
かねて柏陸軍飛行場附近で掩体などの調査を行っていた、手賀の湖と台地の歴史を考える会(代表:國學院大學上山教授)が、この4月4日にロケット戦闘機秋水の地下燃料庫を五基発見したという。場所は掩体と同じような場所であるが、多少位置がずれている。地下燃料庫は、秋水のロケット燃料の甲液(過酸化水素80%と安定剤)を保管したもので、上から見ればL字型をしており、一基の大きさはL字の縦方向が約20m、横方向が7から8m、高さは2.5m、幅2.5m弱で、径2mのヒューム管長さ2.5mのものを縦方向に8つ並べた形であり、端に換気孔があったという。
これは7月27日プレス向けに発表があったもので、読売新聞と朝日新聞に掲載されたほか、種々のネットニュースに流れている。
<地下燃料庫跡の発見時>
その発表には海軍で秋水の飛行訓練をしていた13期予備学生出身の、鈴木晴利元海軍中尉も駆けつけ、元山海軍航空隊から移ってきて、選抜された16名で厳しい訓練を今の茨城県の百里あたりでおこなったことや、その訓練はひたすら帰投を目指した滑空訓練が主体で、その他射撃もあった、射撃といっても五式三十粍機銃ではなく、通常の零戦に付いているようなものであったことなど、具体的に述べられたという。86歳でいまだ矍鑠とされ、HPの写真にもスマートな海軍士官らしさがにじみ出ている。
<地下燃料庫跡に立つ鈴木元海軍中尉と秋水研究家の柴田さん>
(柴田さんが抱えているのは、戦後近隣の人がそのあたりの秋水地下燃料庫から持ち出したという硫酸瓶。かつては液体燃料の過酸化水素が入っていたそうだ)
なお、同会では、8月8日に一般向け見学会をするそうだが、いろいろ保険だとかあり、また人数も絞って事前予約制になっている。
最終案内かどうか、森-CHANからの情報が今一つ明確でないが、概略以下の通りらしい。
また森-CHANによれば、同会のブログに詳細が書かれているとのことで、最初見たら何もかいていなかったが、二回目に見ると、該当の記事があった。よって、同会のブログを確認して頂きたい。
「手賀の湖と台地の歴史を考える会」のブログ http://teganoumi.blog62.fc2.com/
↓
「手賀の湖(うみ)と台地の歴史を考える会」
(以下、同会の連絡文)
柏市正連寺で有人ロケット戦闘機・秋水の地下燃料貯蔵庫5基を発見しました。完全な形ではありませんが、内部の保存状態は良く、戦争中に使用されていたことも分かっている非常に貴重な遺構です。この発見した燃料庫のうち、2基の見学会を下記のとおり開催いたします。参加ご希望の方は、事務局までEメール、電話またはファクスでお申し込みください。
日時:8月8日(日)午前10時~12時
場所:①概要説明(午前10時~11時すぎ):千葉県立柏の葉公園・公園センターの大会議室
(場所はhttp://www.cue-net.or.jp/kouen/kasiwa/annai/access.html)
②現地見学(午前11時すぎ~12時):公園センターから徒歩5分。徒歩で移動
参加費:500円(資料代、保険料込み)
申込方法:参加される方全員の「お名前」「性別」「年齢」「ご住所」「電話番号」を、会ブログhttp://teganoumi.blog62.fc2.com/、事務局☎・Fax04-7155-2351までご連絡ください。
※要予約、申し込み先着90人、少雨決行。また、道の部分の草刈りはされていますが、周囲は薮
(やぶ)です。長袖・長ズボン・足元のしっかりした靴でご参加ください。
問い合わせ:事務局(浦久)☎04-7155-2351、090-5560-2408
(以上)
<発見された地下燃料庫の内部>
なお、わが取材班もデジタル一眼レフ持参で、柏まで行く予定。遠路はるばるご苦労さん。
本来は館山に飛んでいる時期であるが、自衛隊の開隊行事は10月らしく、それまで延期するつもりらしい。それなら、茂原でもどこでも海軍基地に行ってきてほしいものだ。