めけめけ様の日々雑感

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バランスボールの振り方について

2005年10月28日 | めけの独善的身体の練り方(我流)
今日は美坂式鉄球(バランスボール)について書こうと思う。
このバランスボールとはよくスポーツジムなどにおいてあるゴム製の大きなボールではなく、
両手で包めるくらいの大きさの俵型の鉄球である。
2kgのものと3kgのものがある。
これを手にもって上下に振ることで中心軸と腰肚の感覚を高めるそうだ。
昔、私が飛龍会の講習会に行ったときに指導員の方に振り方を習った。
そのときの振り方は、スクワットのように腰とひざを上下させ、鉄球の軌跡が垂直線を描くように上下に振るものであった。
そのときはみんなで500回振ったが、はっきり言って周りでやっている人がいなかったら50回目くらいで投げ出していたくらい膝が疲れた。

今は別の振り方で2kgのものを50回~100回ほど気が向いたときに振っている。
別の振り方とは、「丸める/反る」で振るのである。
鉄球を腹の前で両手で包むように持つ。
そしたら仙骨を入れ軽く反って鉄球を頭上まで持っていく。
次に鉄球が上に行こうという慣性に対抗するように、肚を縮め丸まってへその前まで鉄球を引き戻す。
その際に骨盤が開くのでバウンドするように再び骨盤を締め、反ることで鉄球を頭上に持っていく。
この際に鉄球が上に行くときは、腰が少し前に移動するような感覚、下に引き戻すときは腰を少し後ろに引く感覚で行う。
この振りかただと、脚はほとんど疲れない。
鉄球の軌跡はへその前から頭上まで1/4の楕円のような軌道を描く。
この振り方で実践してみると何よりも丹田の収縮力の鍛錬になる感覚がある。また、骨盤が仙骨を中心に揺り動くような感覚が出てくる。
鉄球の軌跡から考えると、昔から鍛錬として重視されている薪割りや、重い木刀の素振りなどと酷似しているような気がする。
伊藤先生は「普通の人なら1000回、身体活動のプロとして生きていきたい人は10000回は軽く振れなきゃだめですよ」などと言っていた。
それに比べると自分の取り組み方はまだまだ甘すぎるが、振り方としては飛流会で教わったのよりも「丸める/反る」で振るほうがいいような気がする。特に肚への効果が高い。鉄球を持っている人は試してみて比べてみて欲しい。

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